変態キーボード
会社のパソコンが更新され、Bluetoothが使えるようになったのを機に、マウスとキーボードを自分で買って使っている。これでキーボードのケーブルが減り、持ち運びの度にマウスの無線のUSBドングルの着脱をする必要がなくなった。
キーボードは、ノートパソコンのキーボードのタッチが気に入らないので、自宅で使っているのと同じメーカの省スペースタイプのものを買った。
ファンクションキーが省かれて、Fnキーを押しながら数字キーを使うというもの。
これは対応できるが、キートップにかな表記がないのは困る。私は1980年代に職場にワープロが入ってきた時に、「おい、新人、お前行ってワープロの講習受けて来い」と上司に言われて日本語入力をスタートした時以来かな入力なので、ローマ字入力をやれと言われてもできはするが能率が悪い。そこで、以前英語版のノートPCを使わされていたときのことを思い出し、文房具屋でひらがなシールを買って貼り付けた。
やっつけ仕事の匂いがひどいが、一つはかなの画ひとつひとつがばらばらにできていて、たとえば「に」の字は3つの欠片を自分で場所を合わせて貼らなければならないので福笑い状態。「な」の一部に至っては他の字を貼り付けている最中に台紙からはがれてどこかに行ってしまった(後記 後で見つかって無事在るべき場所に納まった。更に言うと『ろ』の字が抜けていたのに後で気が付き、貼りました)。もう一つは既存の英数字の刻印を隠さない様にするとキー毎に多少位置をずらす必要があったため。
自宅にある同じメーカのまともなキーボードとのツーショット。
前回に引き続き1X4材を使って幅の合ったパームレストを作っている。
新しいキーボードはさぞかし恥ずかしいことだと思うが(私も恥ずかしい)、堪えてもらいたい。このキーボードを使いこなすにはホームポジションからできるだけ手を離さないことを要求されるので、これらのシールが剥がれてしまう頃にはブラインドタッチができるようになっていて、子供じみたシールで良い年をした親父が奇異の目で見られることのないようにしたい(なりたい)。
それよりもローマ字入力に切り替えた方が良くはないかだと?
…… いやいや、そこはそれ、絶滅危惧種としての意地が ある訳で ……
【後記】実物を娘に見せたら「せっかくの高級感が台無しだね」とのこと……
2016/04/09
んねぞう