デジタル一眼レフ

昨年コンパクトデジカメを買い換えたが、このところ表現力の限界を感じ、デジタル一眼レフが頓に欲しくなっていた。「表現力の限界」とは自分の才能と努力不足を棚に上げるへぼの常套句だが、どうしてもパララックスのないファインダーと絞りを使った「ぼかし」の効いた写真が撮りたいと思った。

そこで、インターネットで探して、一番手頃なのを買ったのがこれ。2年前のモデル(新品)で、手ぶれ補正機能はないが軽量コンパクト、必要機能は充分。以前OlympusのOM2を使っていて愛着があるので、コンパクトなカメラが欲しかった。私はこのレベルの機能があれば御の字なので、全く不満はない。逆にOlympusで言えばe-620 e-3(誤記訂正)の様なごつい一眼レフは振り回す気になれない。他のメーカのはなおさらだ。手ブレ補正が付いていようが、あんな大きいグリップがあって存在感ありまくりのカメラを持っていると、それだけで自分はいかにもカメラについては一端の専門家だもんね、写真撮らせるとちっとは腕に覚えがあるもんね、等と言う風に見られていると思ってしまう。

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以下に感謝と記念の意味でOM2を並べた写真を幾つか。35-70mm F4の標準ズームと135mm F2.8中望遠

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見て下さい、この年季。あっちこっち連れ回したので塗装が剥げて真鍮の地金が出ています。これっていい感じだと私は思います。現代のモデルではエンジニアリングプラスチックが使われているのでこうはならない。埃っぽくてろくに手入れされていないと言うのもばればれですが…
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コダックのリバーサルフィルムの箱の蓋が入っています。昔は今何のフィルムを使っているか分からなくならないように、こうなっていました。プログラムAE用にボタン電池が使われているが、私は良く電源を切り忘れて電池切れのアクシデントに見舞われていたので、テプラで電源注意喚起のメッセージを貼っていました。
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軍艦部(今はそう言わない?)の禿げ具合
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思えば学生時代のお金のない時に、まずボディだけ買って、ボディのキャップに穴を開けてピンホールカメラとして遊び、アルバイトでお金を貯めてレンズやストロボなんか買い足して行ったものだ。フィルムはネガ、リバーサル、そして大学の研究室の暗室が使えるようになったら、白黒フィルムを現像液やダークバッグ一式を持ち込んで現像、焼き付けをしていたな。

e-410との揃い踏み

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新旧交代後の新戦力

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んねぞう
2009/09/05

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09 2009

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