Archive for the ‘IT・パソコン・インターネット’Category

澪 対面合評会 並びに段落のインデントについて

私の所属する文芸同人誌「澪」21号が3月に発行され、対面合評会が、連休の初日、4月29日に開催された

私の作品についても、同人諸氏からいろいろ有益な助言を頂いた。中身について、おおむね評価を頂いたが、編集長の先生より、頁毎の客観、主観という見方とその構成について、目を開かせられるアドバイスを頂いた。これは他の同人諸氏も同じ思いを持たれた様だ

段落の件について考えさせられることがあったので記しておきたい

私の作品は、1頁に写真1枚、その下に若干(130~280字程度)のキャプションを配置するという構成である。キャプションの字数は大したことはなく、1段落で済むような分量なので、これまで段落を分けること、段落の1行目を字下げするということはしないで来たが、なぜ段落分け、字下げをしないのかという問いを頂き、改めて考えてみた

段落についての私の基本的な考え方はこうである

仕事の文書も含め、長文の場合は、段落毎に1行空け、字下げはしない。私のブログの過去の記事を例として下に掲げる。左はWordpressが段落毎に隙間を自動的に空ける仕様となっていることもあり、段落と段落の間が空いている。右は、同じ文章をMicrosoft Wordに流し込んで、段落の間に改行を入れたもの。Wordの場合は、段落後の行間の幅を調節する機能があるので、その幅を大きく取るという方法を取ることもある

なぜ私が字下げをしないことにこだわるかというと、Word、Mailソフト、あるいはテキストエディタでインデントを入れる際はTabキーを使うのだが、これが使うソフトによって、またその設定によってその幅がスペースいくつ分かが違って来て、私が意図したスペースで再現できないことがあるからだ。例えば、私の使っているテキストエディタでは、インデントしたい場所でTabキーを打つことでTabの文字コードが埋め込まれていくが、表示上何桁分とするかを設定できる。しかし受け取った先でも、Tabキーのままか、スペースに置き換えられるのか、スペースいくつ分と解釈するのかは相手側のソフトの設定でどうともなる。それではと言って、スペースで埋めるといっても、スペースキーを何回もカタカタと叩いて入れるのはあまり美しくないし、全角、半角のスペースが混在しても気づかないという問題がある。なので、私はあまりインデントは使いたくないのだ

ということで、下記の原則を掲げてしばらくは進みたい

1. 長文の場合は、段落毎に1行空け、字下げはしない
2. 私の澪の作品のように、一つの頁で段落が一つしかない
    場合はこの考え方を踏襲して、段落が一つの場合は字下
    げはしない。段落が2つ以上になる場合は、行を開けるか
    どうかは紙面のスペースとの勘案で、行を開けるか、また
    は行を空けないで最初の行をインデントするかを考える
3. 英語の文章の場合は、これを意識して見たことがなかっ
    たので、これから注意して見て、どうするか考える

私のブログの文章を見て、段落の最後の文の文末に句点「。」がないことにお気づきの方もおられるかもしれないが、これについては私も意識してそうしている。理由は、上の段落の話以上につまらない個人的な拘りなので言わない

2023/04/30
んねぞう

驚愕の250ドルノートPC

このところ自分のデスクトップPCの10年ぶりの更新計画の妄想を楽しんでいる。重い3Dゲームはしないし、写真の現像、動画編集には昔買ったソフト、或いはフリーソフトを使っているのだが、調べた限りこれらを使う分にはグラフィックボードは機能しないようなので、CPUにコストを全振りした形で考えており、う~む、今だったら第13世代Core i 7かな、等と考えている。

YouTubeの情報収集もおさおさ怠りなく行っているうちに、デスクトップではないが、Intelの新しいCPUを搭載した格安ノートPCの動画が目に留まった。

製品HPより

私は 会社の業務の一環として、ある団体の主催するセミナーで講師まがいのことを務めさせて頂いている。このセミナーでは、その団体の拠点に社用のノートPCを持って行き、オンラインミーティングツールを通じてでセッションを進めて行くのだが、今後会社を退職した際に、仮に講師を個人として委託を受けた際にどうしようか、ということが頭に引っかかっていた。私の個人PC環境はデスクトップで、4Kモニタその他周辺機器をいろいろ繋いで使っており、移動した先でごりごり重作業をするつもりもないので、非常用としてCerelon N4020を搭載した2 in 1ノートを持っているのみである。しかしこのノートPCを上記の業務のために、オンラインミーティングツールで接続しながらOfficeソフトを動かして、というには明らかに力が不足しており、どうしようかと思っていた

そのような中でYouTubeでIntel N100という、Cerelonの系譜を継ぐ、Core iシリーズで言う第12世代(Alder Lake)のCPUを搭載したノートPCの紹介記事があった。Cinebench R23のMulti coreのスコアが2,906と、今私が持っているCerelon N4020の720はおろかメインのCore i 5 3570Kの2,645も軽く凌駕しているのに驚いた

今使っている社用PCは第7世代のCore i 5であり、暗号化、VPN、その他監視ソフトがバックグラウンドで動いていることもあるのだろうが、オンラインミーティングツールでリモートの講義を行うには多少辛い面がある。もしこれらのOverheadの制約がなくなったとしたら、このN100はどの程度の使い勝手になるのだろうか、興味がある。価格は249USD

一つ、今わかっている問題は、キーボードにかなの刻印がないことだ(なぜこれが問題なのかはこちら)

製品URL(安心のためURLは埋め込みません)
GemiBook XPro 14 inch | Intel 12th Alder- N100 | Intel® UHD Graphics | WIFI6+BT5.2 | 8GB LPDDR5 + 256GB SSD
https://store.chuwi.com/products/gemibook-xpro?sca_ref=552608.VMa89q1Iu6&utm_source=fb&utm_medium=social&utm_campaign=12312

2023/04/23
んねぞう

変態キーボード その後

2016年にテンキーレスキーボード3種類を買って、そのうち2つを会社用、自宅用として使ってきた。2020年4月から本格的に在宅勤務体制となって、自宅で使っているUSB接続の青軸のキーボードを会社のパソコンと自分のパソコンで切り替え機を使って共用して来た(機器構成はここ)。これは省スペースで非常に良いのだが、このキーボードが青軸でキーの音が大きいことが最近問題となって来た。買った当初は自宅で使うのだから、これを承知で使っていて、この音自体もいかにもキーボードで入力していると言う音で好きなのだが、オンライン会議でキーボードを使っていると、その音が相手に聞こえて耳障りと思われるのと、電話がかかって来て、話しながら何かを調べるためにキーボードを打つ必要があって、人によってはそれを気にする人もいる。その中には、内職をしながら人の話をいい加減に聞いていると思われている人もいるようだ(本当に内職をしながらと言う場合もないとは言えないが)

そこで、会社に置いてあって、今はたまに出社した時しか使っていなかった赤軸のキーボードを自宅に持って来て、試してみた。赤軸は上述の青軸とは違って音が静かなのが特徴だ。結論から言うとこれはBluetooth接続で、キーボード切り替え機がBluetooth接続のキーボードやマウスには対応していなかったのであえなく没となった

これからが本題なのだが、上の企みが失敗に終わって、茫然とこの2つのキーボードを眺めていると、あることに気が付いた。これらのキーボードには残念ながらかなの刻印がなく、一方私はかな入力派であり、かつブラインドタッチと言う高等技術は残念ながら未だに身に付いていない。このギャップを埋めるべく、どこからか買ってきたひらがなのシールをぺたぺたと貼って、下の図のように見てくれが残念な形で使っているのだが、当然使っているうちに剥がれて来る。この剥がれ方の傾向が上下のキーボードで共通しているのだ。下の写真を見ながら読み進んでください。写真に写っている2つのキーボードのうち、上が会社で使っていた赤軸、下が自宅に置いてあって今在宅勤務、私用の両方で使っている青軸のキーボードです

まず”E”、かなでいうと「い」が剥がれている。Webで調べたところ、日本語の文章では、ひらがなでは「い」の出現頻度が一番高いというのが通説のようだ。また、英文でも同じキーである”E”の出現率が他の文字よりダントツに高いといわれている。私は、こう言っては何だが、一般のデスクワークの会社員としては英語のコミュニケーションが多いので、勢い英語の文書を作成することも多い。ということで、これは自然であろう(図中赤〇印)。

次に、「く」のシール、英語だと”H”。この理由をぼんやりと考えてみるに、このキーはキーボードのちょうど真ん中に位置しているために、私は状況に応じて右手、左手両方で押している。いずれの手首からも一番遠いので、勢い、手をこじる形で押すので、シールをずらす力が働いて、剥離に至ったのではないかと。また、周辺のシール、例えば「き」、「ま」と違って字形が単純で、シールの面積が少なく、その分粘着力もないため、その分剥がれやすいのではないか(黄色〇印)。

シールの面積の小ささで言えば、「に」のそれぞれの画が小さいために画が一つどこかに行ってしまっている。「し」も一部がちぎれたり、形が変わってしまったりしている。「り」も然り(紫〇印)

以上は2つのキーボードに共通に見られる傾向だが、下のキーボードでは特異な現象が現れる。「つ」(英語名”Z”)のはみだしと「ひ」(英語名(“V”)の脱落だ。この理由は、このキーボードを在宅勤務で仕事に本格的に使い始めてから、2021年から2022年にかけて、Excelのワークシートを必死に操作する必要に駆られていた。その時、Ctrl-Vを猛烈に使っていたせいだ。その時の汗と涙と鼻水がこのシールを溶かしてしまったのだ。Ctrl-Vを使うからにはCtrl-C, Xも相応に使っていた訳だが、負荷が2分されたので剥離を免れているのだろう。同じようにCtrl-Zも多用していたが、左手の小指でCtrlキーを押しつつ同じ左手の中指で”Z”を押すのだが、指の腹、或いは爪が立ってキーを右下にずらすような形になるために「つ」がずっこけるようになったようだ(緑〇印)


↑ 上が赤軸、下が青軸
↑ 2つのキーボードの使用状況

以上、まとめとして

キーボードが違っていても、キーの損耗の傾向に違いはない(標本数 N = 2)
そうは言っても、使用期間によって損耗状況に違いが生じる部分があり、そこからその時々の仕事の追い込まれ方を窺い知ることができた

前に、シールを貼った時に、「このシールが剥がれる位に使い込んだ暁にはブラインドタッチが身に付いているだろう」と期待を込めて書き込んだ覚えがあるが、道は未だ遠し。というか、シールが全部剥がれないまでも結構使い込んでいるはずなのに、剥がれたキーが何の文字だったか一瞬考えこむ場面もある位なので、もう一生無理なのかも知れない

買ってから7年、使っているうちに以上のようなことがわかった。わかったからどうだという内容がないのはこのブログの常なので容赦下さい

本件に関する関連する前回の書き込み : 変態キーボード

2023/02/23
んねぞう

出臍スイッチ – 毛玉ファン = 爆音PC?

メインPCのミニタワーケースの上にA3プリンタを載せて使っているが不安定なので、これを格納するための棚を買った。届くまでの間に、以前ケースを開けたときに埃が凄かったのが気になっていたので、掃除機とエアダスターを準備して開腹し、掃除をした

あまりの埃にエアダスターを連続噴射していると気化熱で缶体が冷えて気化できなくなり、その都度休ませるということを繰り返し、マザーボード、CPUクーラー、グラフィックボード周辺の埃をピンセットでつまみ出す

凄かったのが背面の排気ファンで、ブレードの先端に埃がたまっていて、また余った埃が毛玉のようになっていた。さすがにこれはたまらんと、いったんファンを外してウェットティシューでブレードを一枚一枚、シュラウドなども指の届く範囲で拭い取り、毛玉はピンセットでつまみ出し、戻した。さて、吸気ファンは、と見ると、3.5インチベイに邪魔されているし、フロントパネルも外す必要があるので逡巡したが、えい、乗り掛かった舟だとばかりに反対側のサイドパネルとフロントパネルを外し、やっぱりこれも外さなきゃだめだ、と排気ファン同様掃除して戻して、組み上げた

今時見ない5.25インチベイ5基、3.5インチベイ6基、2.5インチベイなしのATXケース。向かって右が前面で、右上に見えているのは名物出臍スイッチ。電源ユニットが上にあるが留め具を多分捨ててしまったので、固定されずぶらぶらしている。電源のコードは、識者には以ての外とされている、金属の針金入りの紐でフレームに固定してある。床には、ケース内から吹き飛ばされた埃が散乱している

蓋をして起動するとこれが爆音を上げて動き出した。排気ファンと吸気ファンが元気にと言うと聞こえが良いが、フル回転しているのが良くわかる。埃を取ったことでファンの軸のバランスが狂ったせいか? 中の埃が吸音材の役目を果たしていたのか? だとしたら余計なことをしたのか知らんと、様子を見ていると、30分ほどで軸の触れ回りっぽい音は収まったが、風切り音が凄い

もう一度中を開けてみたら、吸気、排気ファン共に制御が利かないPeripheral電源コネクタ直結で、いったんスイッチが入ると常に全力で回ることがわかった。考えてみると昔はこれが普通だった。さらに、掃除の途中で、この前面吸気ファンの電源コネクタが外れていたので何気に繋いでおいたのだが、どうもこれは、以前もこのファンのうるささに閉口してわざと外したものらしい。前面、背面のファンを交互に繋ぎ替えて試してみたら、やはり心持背面ファンの方が静かなので、背面ファンだけ繋いで運用している。だが、軸受け周りから以前聞こえなかった振動音が聞こえていて気になる。また、ケース側面に開いている通気用のパンチ穴にも埃が詰まっていたので吹き飛ばしたせいか音の漏れも大きくなったような気がする

■本日の教訓

ケース内の埃は吸音材の役割をする
ケースの掃除をすると騒音が外に漏れやすくなる
うまく動いているシステムには手を付けるなという教訓があるが、そうせざるを得ない場合もある
10年も触っていないと、自分が以前何をしたのかきれいさっぱり忘れているので二度楽しめる

因みに↑のスタイルはWordpressのテーマの追加CSSの中にkyoukunというclassを定義した。多分そのうち忘れるだろうからメモとして残して置く

反対側のサイドパネルを外したところ。マザーボード背面の配線スペース等と言う洒落たものはない

nVIDIA GTX750Ti搭載の年代物のグラフィックスボード。ゲームはしないので、これで十分だ。一時動画のエンコードも考えたが、所詮私はDavinci resolveのフリー版がせいぜいで、この場合はグラフィックボードは使えないようなので、この面でもこれで十分だ

この点を踏まえて、将来コストをCPU性能に全振りして、グラフィックス機能のないCPUを買った時に、これと同等の安価なグラフィックスボードがあれば良いと思うのだが、どうだろう

GTX750Tiは息の長い製品だったが、流石に新品は手に入らず、DVI、HDMI、DPが各1ポート、メモリ2GB程度の仕様であれば、大分性能は落ちるらしいがGT1030、Radeon550搭載のものとなり、12,000円もする

例えばの話だが、Corei5 12400シリーズのグラフィックス機能付き無印モデルとグラフィックス機能のないF付モデルを比較すると3,000円位の違いでしかない。この機能差を埋めてくれるだけで良いのだが、3,000円とは言わないが、安くて、写れば良いというものはないだろうか。USB接続とかではなく、PCIe接続のもので

P.S.
プリンタ台を注文したと書いた。事情があって返品した。仕方がないので自作した
毎朝パソコンを起動すると背面ファンからがらがらという音がするが、10分程度すると収まる。寒い間だけのことなのか、しばらく様子を見ることにする

2022/12/10
んねぞう

PCの延命措置 – 続

先日メインのデスクトップPCの延命のためにメモリを増設したことを書いたが、その時に触れた電源のスイッチのリード線がはんだ付けのところで破断したため、修理した

リード線とスイッチのはんだ付けの部分に負荷がかかったためだと思うので、リード線をはんだ付けし直して、ペットボトルのキャップを向かい合わせにしてケースを作り、その中にスイッチを封入した。キャップ同志の接合部と、リード線の引き出し部は万能接着剤で固め、リード線にかかる張力がはんだ付けした点にかからないようにした

そしてこのスイッチを両面テープでケースに接着

手作り感並びに生活感満載のものが出来上がった。名付けて出臍スイッチ

因みに奥に見えているシールは…

このケースがかつてpentium 4を収容していたことを示す。「pentium 4って何?」か、「だから何?」か、それよりも圧倒的多数は「ほー(適当)。」という反応だろうから半ばやけくそ気味に披露する

2022/11/12
んねぞう

PCのSATAポート

先日メモリの増設をしたついでにBIOS(Basic I/O System)でメモリ周波数のOCを試していたところ、SATA設定というメニューがあって、繋がっているトライブの種類が列記してあった。ここでポートの種別があって、何やら6G/3Gという2種類があり、きっとこれは転送速度の事を言っていると思い、何が繋がっているか見て見たら、なんとメインのSSDが遅い方の3Gのポートに繋がっていることが発覚した。

何というもったいないことをと、早速繋ぎ替えて見た

左が現状、右が繋ぎ替えた後。Sequential Readで70%向上!! 組み上げる時は、Sataのスピード等に興味はなく、とにかく繋いで動けば良いという気持ちで雑に組み上げてしまって早や2, 3年。ちょっともったいないことをした感じ

6Gポートがもう一つ余っているので、写真データを格納しているうちで容量の大きいHDDを繋いでみた

左が繋ぎ替えたもの、右は従来通りのポートに繋いでいる別のHDD。HDDの構造的制約により、速いポートに繋いでもあまり恩恵は受けないようだ

SSDにインストールしてあるLightroomやOfficeを起動しても立ち上がりが多少早くなった…ような気がする。LightroomでHDDの写真データを呼び出してみたが、各フォルダからの写真の読み込みが多少早くなった…ような気がする。人間の感覚というのは曖昧なもので、例えば感覚的に倍のスピードに なったと感じるには、読み込み速度が4倍くらいになる必要があるのかも知れない。因みに、この規則が正しいとしてこの1.7倍の場合は体感的にどう感じるかと言うと、1.7の平方根で1.3倍くらい早くなった、という計算になる。処理速度はディスクアクセスだけで決まるものでもないので正しいと主張するつもりはないが

とは言え、これがPCIE4.0とか5.0のM.2 SSDになると桁違いの転送速度になるのでCPUの性能向上と相俟って恐ろしいことになるのだろうな、と思う

2022/11/03
んねぞう

PC ひと昔前との比較

今のPCがWindows11のサポート外であることから、今、PCの更新をしたらどうなるか、というシミュレーションをしている。前回CPUを交換して以来10年間のギャップがある。その時の記憶と今を対比して見る

一つは今、AMDが頑張っていて、コストパフォーマンスがIntelを追い抜いているということ。昔はAMDは安いけど性能はそれなり、という印象だったが、最近はとても元気が良いようだ。ただし、昨年第12世代のCoreシリーズが出て、少し事情が変わっているようだが

もう一つはCPUの水冷化が一般化してきていること。昔は一部の物好きが、手作りで熱帯魚鑑賞用の部品を使って工夫していて、失敗すると大惨事、と言う感じだったが、今は簡易水冷システムとして、普通に製品として使われている。それというのも昨今はCPUの性能が上がって来つつ、発熱も増大しているためなのだろう。水冷とはいかないまでも、ケースも冷却のための気流に気を使っている度合いが大きくなっているように感じる。昔は鉄板で囲われていたものがほとんどだったが、パンチ穴の開いている板でできていたり、メッシュが張ってあったり、至るところにファンを付けられるようになっていたりする。また、光り物が突如現れてきていて、Motherboardやメモリまでも光らせるのには驚いた。ケースも脇板がガラス製のものがあったり、まるでデコトラみたいだ

キーコンポーネントが寿命を迎える等、特に必要がない限り何の情報収集もしていないので、1 decade毎に情報収集をしているとその違いが際立って見えて面白い

それとは逆に、ATX規格が残っていて、Motherboard、電源のサイズやコネクタの仕様が維持されているのは、CPUが486の時からAT互換機を使っている私から見ると素晴らしいと思う

今回の情報収集にあたって、YouTubeによる動画には大変お世話になった。これもまた以前とは全く違う情報発信の形で若いYouTuberの活動には目を見張るものがあり、感謝に堪えない

敢えて言わせてもらいたいことがある。若い人達の英語の読み方だ。Intelの第12世代のアーキテクチャはAlder lakeというそうだが、私の感覚では多分オルダーレイクと発音する。また、AMDのグラフィックスはRadeonと表記されるが私はレイディオンと発音する。それはお前の好みだろと思う向きはWebで調べて見てほしい。私が見たYouTubeのコンテンツでは皆アルダーレイク、ラディオンと発音されている。みんな若い人達なのだが、これが非常に気になる。これからもますます国際化の波に洗われて行く日本で、国内のことだけを意識するのではなく、直接海外の情報源に積極的に関わって行かないと日本の存在感はますます失われて行く、そうならないためにも国内の殻に留まることなく、若い人達には積極的に外に向かってほしい、そのためにはヘボン式ではなく世界的に通用する発音を意識して欲しいと思う

話を戻して、今私が自分のPCをアップグレードするとしたら、今のシステム(Core i5 第3世代)では Windows 11に非適応なので、CPU, Motherboardから変えなければならない。ゲームはしないが、写真の現像はするし、ひょっとして動画編集にも手を伸ばすかも知れない。これで今後10年間は使えるもの、省スペースかつ予算は奥さんに事前申請している10万円という枠で考えると、Mini ITXでケース、Motherboard、Memory、電源を更新、CPUはIntel core i5 12600KまたはIntel Core i7 12700F、後者の場合はグラフィックスボードは今使っているGTX750Tiを流用、という形になるかな、と皮算用している

最長で引っ張ってWIndows10は2025年10月までは使えるようだ。その頃はどうなっているかわからないので、その時はその時で考えるとして、今時点の心積り、と言うよりは考えの纏まらなさを残しておく

2022/10/30
んねぞう

PCの延命措置

10年前のPCを、Windows10のサポートが切れるまでは使い倒そうと思っている。最近Davinch Resolve(Free)をインストールしていじり始めているが、予期しない時に落ち、一部のプロセスがゾンビのように残っているという現象が多発しているので、メモリの増強をしてみることにした。最近PCの事が気になり、更新するとすれば…とシミュレーションの妄想をしているが、この気持ちを抑えるための鎮痛薬(?)の代わりとも言う。

今積んでいるのは、DDR3 1333MHz 4GBが2枚。幸いマザーボードはATXでメモリスロットが4つあり、2つ空いているので、ここに4Gを2枚追加して合計16GBにしてやろうという魂胆。マザーボードのマニュアルを見ると、Cas Lataencyが同じもので揃えろと書いてある。CPU-Zというソフトで調べると、使っているのはCL9であった。面白いのは、動作周波数が高くなると、CLの値が全般的に高くなること。例えばDDR4 3200MHzだと、CL22というのが割合多い感じだ。CL9であるかどうか、Webで販売されているものの情報を調べようとしてもなかなかわからない。そのような中で、Amazonでどうやらそれらしいものを見つけて、注文

到着したのがこれ。3,180円

Siliconpwer社製、片面実装

既存のメモリはこれ

Hynix製、両面実装

久しぶりにケースを開け、その埃の多さと、配線のぐちゃぐちゃ具合と、2.5″のSSDが1台宙ぶらりんになっていることと、Explorerに現れていない謎の3.5″ドライブを見なかったことにして、

メモリを4つの スロットに差し込み、ケースの蓋を閉める前に動作確認のために

スイッチオン! …

スイッチ、オン! …

スーイーッチ、オーン …

ナンダコノ静寂ハ …

電源装置のプラグは入っているし、スイッチは入っているし、マザーボードのLEDも点いているし…しばらく調べていたら、ケースの蓋を開けるために横倒しにした時に、Power Switchのリード線が抜けていた。

実は、このケースのPower Switchが壊れていて、マザーボードのピンからリード線を外に引き出して別に買ったスイッチをはんだ付けして使っているのだが、途中の繋ぎ目が引っ張られて抜けかかっていたのだった

このケースは大分くたびれていて、電源ユニットの固定ビスの位置が合わずフリーになっていて、外から押せばするするとケースの中に入って行ってしまって引き出すのに苦労するし、前面のUSBソケット(もちろん2.0)が壊れていて使えなかったり、いろいろ大変なのです…でもシステムは元気に動いてくれている

トラブルはこれくらいで、起動してCPU-Zで調べてみると、Memoryは16GB認識されていて、CLも9で統一されていることが確認できて、めでたし、めでたし

以下はその備忘のためのSnapshot

Memory Overclockも試して今のところ1600MHzで動いていてくれる。今は広大なメモリ空間がうれしくて、雪が降った野原を喜んで駆け回っている犬状態。Final Fantasy XVのベンチマークソフトを動かしたら、メモリを11GB使用中とか、今までにない光景にときめいたりしている(ゲーム自体は性能的にも無理だし、興味もない)

Lightroomの起動後、Thumbnail表示の写真の表示が明らかに早くなった。解像度が徐々に上がって来る様子も早い。Webで音楽のストリーミングを再生しながら、Lightroomの写真のLibrary画面から、写真の一つを選択して編集画面に移行する時、一瞬音楽が途切れるのは変わりはない。ただし、途切れる時間は有意に短くなった

これでWIndows10のサポート終了まで引っ張る所存

2022/10/22
んねぞう

小型ノートPC

熟慮に熟慮を重ねて小型のノートPCを買った。現在使っているデスクトップPCが年代物で、Windows11にも非適合なので、ゆくゆくは更新を考えているが、それまでの間にもしもの場合のデータのサルベージ、復旧のためのドライバの入手のために、救済手段としての目的と、ついでに文芸同人誌の執筆(だってよ!)の際、出先で長文テキスト入力にも使えるようにと思い、選定した。

このような目的なので、高性能なものは不要、ただしキーボードはJIS配列かな刻印必須(私はかな入力派なのだ)。コストパフォーマンスでいうとChoromebookということになるが、上述のようにWindows必須、JISキーボード、かな刻印必須なので除外せざるを得ない。

いろいろ調べたら、Lenovoで10.1インチの私にとって最適なものを見つけた。Ideapad D330というもので、CPUはCerelonN4020、メモリ4GB、ストレージは128GB EMMC。多分Windows PCでは底辺レベルだろうが、私このPCでは所詮エディタでのテキスト入力、Wordでのちょっとした編集、そしてWebのブラウジング程度しかしないので十分だ。多分これは学校教育用のモデルだろうが、売れ残りのせいか2万円台前半の値段で買うことができた。

ティスプレイのベゼルが太いが、特に気にしない

閉じたところ。タブレットとしての用途のため、ノートPCには普通ないOut cameraが付いている

初めての、所謂2in1形式のパソコンなもので、特に必要もないが嬉しがってテント形式で。この場合、キーボード部とディスプレイ部は凹凸の嵌め合いと磁石でつながっている部分を引き離して逆向きに付け直す必要があるが、その場合はキーボードは動作しない。動作しても使い様がないが。

タブレット単体。キーボードを引きはがすと自動的に画面表示がタブレットモードになり、必要な時にはソフトウェアキーボードが出現する。これまでタブレットは専用端末しか使ってこなかったので、「ほー」と感心

寂しくぽつんとキーボード。一人では何もできない。しかし君は私にとって必要な存在だ。タブレット単体でも機能させるために、電池やオーディオなど機能のほとんどはディスプレイ部に集中しているため、普通のノートPCと比べるとトップヘビーな感じがする。ディスプレイを倒しても向こう側に倒れていかないよう、キーボード部分も相当の重量を持たせてバランスをとっているのだろう、持ってみると見かけ以上に重い。それでも膝に載せて使おうとすると、ともすればひっくり返りそうになるのに気を遣う必要がありそうだ。本体の軽量化にコストをかけないためかも知れない。ヒンジ部分は今のところしっかりしている

キー配置。Fn1~12キーは数字キーと共用で、Fnを効かすにはFnキーを押す。これはいつも使っているキーボードと一緒なので問題ないが、問題はこの数字キーの列にDeleteキーと半角/全角キーが割り込んだりしているために、幅が狭く、それ以下の列のキーとの位置関係にずれがあってミスタッチを起こすのと、Fnキーの位置が異なっているので半角英数字に変換するとき(Fn + 0)に間違う。慣れるしかない。インタフェースは、USB TypeAがキーボード左右に各1、USB Type Cがディスプレイ部に1、専用電源ジャックとイヤホン/マイクジャックが1つという構成。

有線LANにつなげたり、必要に応じて外部モニタにつなげて表示したりしたいので、このようなANKERのHubも買った。USB Type A×2、SDカードスロット、Micro SDカードスロット各1、USB Type C 1、HDMI端子 1、そして有線LANジャック 1という構成。

大体このような使い方をしている。MS Officeは既に買ってあるライセンスが、2台の端末までインストールできるのでこれを使っている。アンチウイルスソフトも3台の端末が使えるが、今は使っていない娘の端末から引っこ抜いて登録してある。レスポンスに不満はない。長文入力端末にポメラがあるが、最新型は6万円もすることを考えると、多少重いが、Windowsマシンの機能と抱き合わせであることを考えると、私にとってこの端末のコストパフォーマンスはとても良い

2022/08/12
んねぞう

Amazon 電子書籍出版

私の所属する写真教室で写真集を電子書籍で出版することになり、そのブックデザインを仰せつかった。当然初めての事なので少し調べてみたがよくわからず、とにかくWordで原稿を作成してアップロード、プレビューというサイクルを繰り返して作業を進めている。その中で、何故かわからないが挙動が不審な点があったが、経験を積むにつれてだんだんレイアウトが安定してきて、これで何とか人様に見てもらえるようなものにはなったかなと思っている。

ただ、電子書籍については、写真教室のメンバの中でもなかなかイメージを持ってもらえない人が多いらしい。私が一番恐れているのは、端末の種類と閲覧する向きによってレイアウトが変わることについて、メンバではなく、購入して下さったから「これおかしいんだけど」と言われることである。紙の書籍と違ってリフロー型で条件に応じてレイアウトを最適化(?)するのだが、この仕組みを理解してもらえない場合、泥沼になると思う。Kindle Direct Publishingの説明を読むと、固定レイアウトでの編集方法も書いてあるが難しくてよくわからず、そのような場合は専門の業者に頼む方法まであるようだ。

また、パソコン、スマートフォン、タブレットのKindleアプリではカラー写真は色付きで見られるのだが、Kindle専用端末は白黒専用だ。写真集の中には当然カラー写真もある訳で、「兄ちゃん、この写真カラーなんやろ、なんでワイの端末でカラーが出えへんねん、金返してくれや」と言われたらどうしよう、と心配である(なぜここだけ関西弁かはよくわからない。他意はありません)

2022/07/18
んねぞう