Posts Tagged ‘ドヤ顔工作’

やる気のない信号機再来-完結編

前回のシステム再構築の後、基板が届いたので、早速基板上に作りつけた。配線が最もシンプルになるように考える。今回はクロスするようなところはなかったので幸いだった。ラズパイのピンソケットを付け、LED、抵抗を穴に差し込んで、足を折り曲げながらはんだ付けの順序を考えて行く

はんだ付けの後、どれ、と電源をつないでみたが、動かない。いろいろ調べてみたら、プログラム上のピン番号が違っていたのがわかり、はんだの付けなおし。また、Raspberry Pi Picoに接続するGPOIのピンが近接しすぎていてはんだの作業性が悪かったので、お互いに少し離したピンに接続。これでようやく動いた。(前の記事のプログラムは変更済)

さて、これをこれからどうしてくれよう。夜、寝室の暗がりの片隅でひたすら点滅している様子も、悪くはないかも知れない

2021/08/21
んねぞう

Raspberry Pi Picoとやる気のない信号機再来

Raspberry Pi Picoによるしょうもないシステムの専用機化、その第一弾「やる気のない信号機」。

昔作ったPythonのソースコードは、先日のデスクトップパソコンのシステムのクラッシュと共に失われ、またRaspberry Pi model 4Bの中にもあったはずだが、タッチディスプレイを試してうまく行かなかったときに、システムのクリーンインストールを何回もしていて跡形もないので、仕方なく作り直した。他人の参考にはまったくならないが、今後こういったことのないよう、自分の安全のために末尾に置いておく。何となく前回とGPIOだかPWM(Pulse Width Modulation)のコーディングのお作法が違っているような気がするが、動けば良い。今回は、専用機化に向けて、ブレッドボード上でのシステムの復旧まで。基板が届いた後本格的に作業したい

こうして作って見たが、各色の輝度を合わせるためLED毎に電流制限抵抗の数とつなぎ方に見事なバラエティができた。私は今330Ωの抵抗しか持っていないので、緑は2本並列(165Ω)、黄色は2本直列(660Ω)、赤は3本直列(1kΩ)という組み合わせになった。上の絵を見てもらえば何となくわかるだろうか。誠に趣深いものがある。黄色いLEDのサイズが他と異なっていることと併せ、こうなると詫び寂びの世界と言っても過言ではないだろう(過言だろう)

この動画の場合、青(緑)はいやいやながら徐々に点灯するが、それなりに持続して(短いが)すっと消える。続く黄色は小粒だがぴりりと点灯して、青より頑張っていることをアピールする。最低なのが赤で、黄色が消灯するや否や嫌なことはさっさと片づけて、と一応立ち上がりはするが、最低限保持したら後はぴしゃりと消灯してできるだけエネルギーを温存しようとする。その後、青はもう自分の番が来たのかとばかりに面倒臭そうに少し間をおいてよっこいしょ、と腰を上げる…というイメージ

ソースコード中、dutyサイクルの範囲と増減の刻み値(iの値 – 明るくなったり暗くなったりの幅と増減の刻み幅)、sleepの時間設定( 明るくなったり暗くなったりの増減の刻みの保持時間や、青 – 黄 – 赤の移り変わりの間の取り方)で、いろいろなパターンを実現できる。ここでは赤色のLEDの処理の部分は徐々に減光する部分をあえて無効にしてあるが、コメントアウトしてあるだけなので必要であれば復活させられる

人それぞれのやる気のなさの表現に使えるかも知れない。やる気のなさコンテストでもやるか

専用機化にあたって、基板を注文して届くまでの間に本人のやる気が失せないかが問題だ

2021/08/14
んねぞう

from machine import PWM, Pin
import time

# Pin 7:Green 9:Yellow 10:Red (in GPIO nomenclature)

Green = PWM(Pin(7))
Yellow = PWM(Pin(9))
Red = PWM(Pin(10))

max_duty = 65025

while True:
    i=0
    while i<25:
        Green.duty_u16(int(max_duty*i/100))
        time.sleep(0.03)
        i+=0.4
    time.sleep(0.1)
    while i>=0:
        Green.duty_u16(int(max_duty*i/100))
        time.sleep(0.005)
        i-=0.5
#    Green.duty_u16(int(0))
    time.sleep(0.8)

    i=0
    while i<100:
        Yellow.duty_u16(int(max_duty*i/100))
        time.sleep(0.03)
        i+=2
    time.sleep(1)
    while i>=0:
        Yellow.duty_u16(int(max_duty*i/100))
        time.sleep(0.001)
        i-=1
#    Yellow.duty_u16(int(0))
#    time.sleep(0.3)

    i=0
    while i<=100:
        Red.duty_u16(int(max_duty*i/100))
        time.sleep(0.005)
        i+=2
    time.sleep(0.05)
    Red.duty_u16(0)
#    while i>=0:
#        Red.duty_u16(int(max_duty*i/100))
#        time.sleep(0.001)
#        i-=2
#    Red.duty_u16(int(0))
    time.sleep(1)

GPIO.cleanup(Red)
GPIO.cleanup(Yellow)
GPIO.cleanup(Green)

Raspberry Pi Pico

Raspberry Pi Picoという、コンピュータというかコントローラが気になり、試しに一つ買って見た。プログラムの開発のためのプラットフォームではなく、開発したプログラムをロードして実行させるためのもので、安価でコンパクトだ。これまで作ったソフトとハードウェアを一体化して残しておくのにちょうど良いと思う。

大きさは昔の板ガムを短く太くした位の大きさで、この中にコンピューティングパワーを秘めていると思うと、すごい時代になったものだと思う。思い立ったらすぐ欲しくなる質なのでAmazonで860円で買ったが、安いところでは550円で買えるし。因みにピンヘッダは自分で付けた。この前に、Raspberry Pi Model 4B用の、GPIOとブレッドボード接続キットのピンヘッダのはんだ付けをやって失敗して駄目にしたり、不注意ではんだごてのこて先をキーボードに当ててしまい、一部溶かしてしまったことはあまり言いたくない。言いたくないが、万一この記事を見られた方がいたとすると、この写真のはんだの状態を見てコメントしたくなるだろうから、言い訳のために言っておくのだ

これを元にして、これまでブレッドボード上で作ってきたしょうもないものを専用機化して、保存しようという魂胆。そのために、基板やスイッチを買いそろえる計画である

2021/08/12
んねぞう

Raspberry piのタッチスクリーン化失敗

手持ちのRaspberry pi 4にタッチスクリーンをつければ、何か面白いことができるのではないかと考え、買ってみた。説明書が添付されているのだが、この説明書に従ってもタッチスクリーンが動作しない。何度もSDカードのフォーマットとOSのクリーンインストール、ドライバのインストールを繰り返しても動作しない。さらにWifiの固定アドレスの指定ができなくなって、Bluetoothのアイコンが表示されなくなってしまった。これで10日悩んでいる。説明書以外にもWebで調べたりYoutubeを見たりして試しているが、LCDでの画面表示はできるが、タッチスクリーンは頑として動こうとしない。もう何をどうやったか整理して書き記す気力もなくなった

本体と付属品。右手前の2つは、LCDディスプレイとRasbperry pi 3と4それぞれのHDMIジャックを連結するための基板。この他にドライバやドキュメントが入ったDVD、紙の説明書2枚

裸のRaspberry pi 4Bの基板に取り付けたところ

Physical Computing Lab社製の金属製のケースに入れても接続できる

画像がぼやけてわかりにくいかも知れないが、他の金属製のケースと違いケースにフィンがないため、本体とLCDの間に干渉物がなく、すっきりとTinyに収まってくれるのは気に入っている。本体とLCDはGPIOのソケット、HDMIの接続基板で固定され、またRaspberry piの基板上のUSBや有線LANのジャックとLCDの基板が接触する形になり、3点支持で結構安定している。ただし金属製の筐体のため、Wifiの電波が裸の時よりも弱くなって、今私が座っている場所ではほとんど使い物にならない。設計にあたっては開口部を大きく取るようにしたとのことだが、限界があるようだ

取り敢えず起動して、画面が映っているところ。Bluetoothのアイコンがタスクトレイからなくなっている

結局今のところ何の収穫も得られていない。逆に今回の策動で、64GBのMicro SDカード1枚、そしてUSB有線接続の小型キーボードがなぜか増えてしまっている。Bluetooth、Wifiの電波が頼りなく、そして固定アドレス設定がうまく行かない状態では、SSHやVNC接続もままならず、有線接続のキーボードが命綱なので、デスクトップPCのキーボードを差し替えながらではやっていられなくなって買ってしまった

今回の課題

  • タッチスクリーンが動作しない(根本的問題)
  • なぜかBluetoothのアイコンが消えた
  • 固定IPアドレス設定ができない
  • HDMIジャックが2つあるのに2つ目のモニタが使えない

それでもこのLCD付きの本体、電源アダプタ、マウス、キーボード一式をちょっとしたポーチに入れて持ち歩き、ひょいと取り出してセットアップして使い出す、というシーンを想像すると、こんな小さな筐体でそれなりのコンピューティングパワーを発揮することに周りがどう反応するか楽しみになる。実用上はどうかわからないけど

もう何度目になるかわからないOSのクリーンインストールをして、セッティングした写真を撮って、気が向いて再挑戦するまでこのLCDは保管だ

7月に私の属している写真クラブの写真展が予定されていて、会場にもし偶然HDモニタがあったら、これを使ってサイネージを行ってみるのも面白いかなと思っている

2021/06/12
んねぞう

新種の恐竜

先日USB ハブが壊れたので、部品を取るために分解していじっていたら、たまたまできた造形

名付けてウソベハブザウルス、学名genus USoBeHubsaurusとした。

可愛いらしい動きをつけてGifアニメにでもしようかと思っていたが、USBプラグのケーブルの可撓性に難があり、なかなか思った角度に首が固定できないので投げ出している

2021/06/12
んねぞう

PCのCPU温度モニタリング

在宅勤務で、リビングにいる家族に自分のステータスを知らせるシステム(んねぞう在宅勤務システム)を運用している。”システム”といってもRaspberry pi zeroに64ドットLEDマトリクスでの表示機能とブザーを付けたものだが、これをデスクトップPCからPower shellでコントロールしている。このパソコンは数年前にマザーボードを交換して以来何もメンテナンスしていないのだが、どうもデスクトップPC上でPowershellが立ち上がっていないとこのシステムは制御不能になるらしいので連続運転している。この暑さでどの程度大変なのか心配で、このCPU温度を何とかモニタできないかと、Raspberry piを使ったシステムを調べていた。よくあるのは気温とか水温を測るものだが、CPUの温度を測る方法(特にセンサの取り付け方法)についての情報がない。Webで調べてもRaspberry pi自身のCPU温度を測る(と言うかモニタする)情報はあるが、他人様のCPU温度を測る方法は皆無だった。もう少し範囲を広げて物体の表面の温度を測るのにはどうしたらよいか調べているとサーミスタを使う方法があった。これはサーミスタのアナログ電圧をデジタルに変換するためDA変換のICを使う必要があるようだ。回路図もいまいちよく分からない。待てよ、これってパソコンで自分のCPU温度をモニタする方法があるのでは、と思い調べたらCore Tempというフリーソフトがあった…結局パソコンで自分をモニタすればいいじゃん、というお話。Raspberry piのうまい使い方がないかと探し回った結果、ボツになったとさ

2020/09/12
んねぞう

ラズパイで人生ゲームのルーレットを作って見た

人生ゲームというゲームがある。我が家にも、子供たちが小さいときに買ったものがある。子供たちと遊びながら、人生の不条理についてしみじみ思いを致したものだ。このゲームは息が長く、時代に即していろいろなバリエーションがあるようだ、インターネットで調べて見ると「目指せインフルエンサー!」とかいうのもあった。今の子供たちのなりたい職業の上位にYou tuberがあるということなので、世相を映したものなのだろう。

変遷をたどって来たその人生ゲーム、而してその中で変わらざる要素にルーレットがある。如何にして希望の目を出すか、勢い込んで回すとかえって詰まってしまってポテンヒットみたいになったり、それでは、ということで自然体で、或いは天邪鬼は俺は他人とは別の道を歩むのだとばかりに逆に回してみたりとか、人それぞれにいろいろ工夫を凝らして人生を賭けて祈り、願望を込めて回していたのではないだろうか。(逆回しは私もかつてやってみたがこれがまたストッパーのヒゲがうまくできていて、回しても2,3コマで止まってしまう。やはりある程度回転が持続するほうが楽しい。あえて逆に回そうという人は、周りの人間もつまらなくさせてしまうので、そこまでやるのならばゲームをやめて自分から仲間外れになっていれば良い。)

しかしである、今日のデジタルトランスフォーメーション、IoT、AIが社会にいつの間にか浸透している時代、そのようなアナログなことで良いのだろうか。人生もデジタル化の波に洗われる中、いつまでも手先の力加減に人生の岐路の選択を任せていて良いものだろうか。

否。このような旧態依然とした姿では、世相の最前線も具現化せんとする人生ゲームのありかたとしておかしいだろう。ここでは、そのアンチテーゼとして、デジタル技術を応用したルーレットを作成して、これまでの人生ゲーム界に一石を投じたい。

…もっともらしい理屈を捏ねたが、実は暇なのでラズベリーパイで作って見たいというだけのことだ。

で、作って見た。Pythonでプログラムを組んでサーボモータを回す。本当は360°回転してほしいのだが、手持ちのモータは170°程度の可動範囲しかないので、その範囲で均等に割り振る。文字盤はExcelで良い塩梅に数字が割り振られるように円グラフを作り、これをPower Pointに持ち込んでお化粧を施して写真専用紙にプリントした。

プログラムは、ランダム関数で目の数値(1~10)を決定し、何回かの表示をさせて最終確定する。表示回数は10~16回の範囲で乱数的に選択するので、針の指し示す回数も異なって来る。具体的な動きは次の動画を見てほしい。

さあ、賽は投げられた(コマンドは発行された)

実は内部で出す目の数と、文字盤の数字が合っていない。どういうことかというと、プログラムで出した目の数が1の時は、文字盤は10、逆に目の数が10の時は、文字盤は1を指すということだ。サーボモーターに文字盤を合わせるときにはじめて気が付いた。良かろう、人生はこのように落とし穴だらけなのだ。ただしランダム性は損なわれていない(と思う。何方か数学の得意な方、証明をお願い致します)。

実際にゲームをやって見たかって?
誰もこんな面倒くさい物使いはしないって。

2020/07/19
んねぞう

私的ビデオミーティングシステム拡張計画

昨日のセットの反省に基づいて、今後のシステム拡張の計画。いろいろ妄想を膨らませ、Webで売られている製品を比べたりして一人で楽しんでいる。実行に移すかは別問題。

iPhoneを中心として、音声と画面はテレビに任せ、iPhoneはカメラとして被写体から少し離れたところに置くのと、テレビのスピーカーからできるだけ離してハウリングとエコーをなくすためにマイクはコード式の外付け式。iPhoneはLightning端子しがないので3.5mmジャック変換アダプタを介してマイクに接続。(iPhoneのカメラは画素数の多い背面カメラを使う)

iPhoneの代わりにiPadを使う場合には、iPadには3.5mmジャックがあるのでマイクはそこに接続、空いたLightningジャックには充電アダプタを接続。(iPadのカメラは画素数の多い背面カメラを使う)

2020/07/12
んねぞう

Illustrations : Courtesy of Silhouette Illust (www.silhouette-illust.com)

まだんねぞう在宅勤務システム

在宅勤務システムお知らせ盤に手を入れた。今度は電子ブザーを付けて、表示を開始するときに注意を喚起するために音を出す。

まず最初に電子ブザーをGPIOのピンに繋ぎ、単純にOn/Offさせるもの(変な音が出るので注意してください)

次に、PWM(Pulse Width Modulation)を使って音量を調整できないかと試したもの。音量は調整できなかったが、とぼけた味が出た

どちらがお好みでしょうか。家人がどのような反応を示すか、ちょっと心配だが…

2020/05/30
んねぞう

P.S.

在宅勤務は必要にかられて始めたが、これまで続けてきて、どこまでできるか、何ができないかがある程度わかって来たと思う。多分これがきっかけで在宅勤務が市民権を得て来るだろう。デジタル化が世界の潮流であり、日本はこれに抗ってきたが、日本の社会がそのデジタルな環境の中でどこまで仕事をできるようになるか、世界の潮流に追いつくために、ある意味良い機会だと思う。働く側だけでなく、経営する側にとっても。

やる気のない信号機 – Raspi遊び

Raspberry piで、PythonのGPIOからPWM(Pulse Width Modulation)機能を使って、LEDの点滅の遊び。ただ単にチカチカさせるのでは芸がないので、ふわっと点滅させる。結果として、やる気のない信号機ができた

赤と青のやる気のなさよ
黄色だけ小さいのは注文を間違えたため

2020/05/24
んねぞう