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電子工作

連休の後半、暇だったので、思い立って前から気になっていたRaspberry Pi(ラズベリー パイ)という手のひらに乗る程度の基板のパソコンに挑戦して見ることとした。電子工作と題して見たものの、大したことはしていない。本体と、キットになっている部品を買って来て、Pythonというプログラミング言語をちょこっといじったものである。

ほぼ名刺大の基板に、7~8年前のノートパソコンと同じくらいの処理能力のCPUと、4GBのメモリ、2つの4kをサポートしているHDMI端子、4つのUSBジャック(2.0および3.0)、LANコネクタ、Bluetooth、WiFi通信機能が載っている。その他通信、制御用にGPIOという汎用ピンコネクタと外部記憶用にMicro SDカードスロットが備えられており、これで約7,000円。7~8年前のノートPCというと、HDMIはあったがせいぜいHD、Bluetoothも普及のし初めの状態ではなかったか。当時は多分20万円くらいしたはずだと思う。

同時に8ドットLEDのドットマトリクス基板も買った

着けて見たのがこれ

これで何をしたいかというと、在宅勤務中に、これを居間に置いておき、リモートでこちらの状況を表示するようにすれば、家族が何か話しかけたり用があったりしたときに私がそういう状況にあるかわかるようにしたいということである。というといかにも広い家に住んでいるかのように聞こえるが、そうではなく隣の部屋です。

この表示のためにLED基板に付いて来たPythonというプログラミング言語のサンプルプログラムを、試行錯誤しながらいじって、”コマンド名 + 表示するメッセージ”というフォーマットで入力するとその表示ができるものが出来上がった。日本語表示はまだできていない。もう少し時間がかかるし、8ドットなので多分漢字は潰れて見えないのでひらがな、カタカナまでだろう。

その結果をいくつか。

“今、会議中なので話しかけないで”…間違って「かぎちゅう」となっているが。
上の写真と違って画面がくすんでいるのは、LEDの輝度が高すぎて、全体に露出を絞らざるを得なかったため。

昼食の注文

おふざけ

最後にMurphyの法則

この動画を撮影しているときはiPadにリモートシェルのアプリをインストールしてWiFi経由で制御している。つながっているのは電源ケーブルのみで、キーボード、マウス、モニタもつながっていないという、パソコンの初期から触れている身としては信じられない形。プログラムの入力、デバッグは、デスクトップPCとLANで繋いでSSHという仕組みを使っている。OSはUNIXが元らしく、昔使ったコマンドを、ああ、こういうコマンドあったなと、懐かしさを覚えつつタイピングしている。しかしviエディタがまだあるとは。

一度に2文字表示分の幅しかないので、あまり長い文を表示させると前の部分を忘れるが、これはある意味ぼけ防止効果が期待できる。

かも知れない。

思い立ったのが連休の後半、ものが届いたのが連休の最終日だったので、まだまだわからないことだらけだ。追加でブレッドボード、LED等も注文してある。これからいじり倒して行きたい

2020/05/09
んねぞう

P.S.

日本語環境のインストールで、マニュアル通り行かないので発売元のサポートを煩わせている。他の人はうまくいっているのに、自分だけ何か違ったことをしているようだ。ここで、Murphyの法則の中に、フールブルーフに関する法則がいくつかあるのを思い出し、自分のMurphy’s Lawのブログから引っ張って見た。例えば

Nothing is foolproof to a sufficiently talented fool.
十分才能のあるバカにはフールプルーフは効かない
ギルバートソンの法則

It is impossible to make anything foolproof, because fools are so ingenious.
馬鹿は天才的なので、何事もフールプルーフにはできない
マーフィーの第8の推論

うむ、自分は天邪鬼である。人が右と言えば左に行くような人間である。しかしマニュアルのような、この通りやらないと自分のやりたいことには行き着かんよ、ということを重々承知している状況においてもこういうことになるというのは…

orz

P.P.S.

その後販売店の方の手厚いサポートで、漢字を表示することができた。迅速なレスポンスに感謝。冒頭、プログラムをちょこっといじってとか書いたが、普通のできる人にとってはちょこっとという意味で、私にしては結構な旅路であった

表示内容はイメージです

新幹線のあれを具現化したものとも言う

自分の文章に突っ込みを入れたら残念なことになった件

文章を人に読んでもらうためには、簡潔平易でなければならない。独りよがりの文章では読む人が飽きたり、疲れたりして、感動はおろか正しい情報も伝えられないかも知れない。常に自分の文章を客観的に、厳しい目で点検する態度が必要である。この宇宙原則に従い、自分で作った文章に自分で全力かつシニカルに突っ込み、その見直し版を作って見た。以下は本ブログに2020年4月29日に投稿した在宅勤務のパソコンシステムについての文章を対象にやってみた結果です。

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原 文

【註】文中[赤字]の部分は、自分で入れた突っ込みです

3月末から昨日まで在宅勤務を続けてきて、今日から一応[一応とした意味が不明。読者が興味を持つような説明ならば入れても良いが、そうでないならば不要]連休に入る。

と言っても帰省もできないし、どこかに写真を撮りに出かけることもできず暇なので、先日作った撮影ボックス[撮影ボックスとは何ぞや。なんだかいかがわしいものではないのか? 前の記事で何か書いてあるので察することはできるが、読者には余計な気を遣わせてしまう]で身近なものを撮影している。在宅勤務で使っているものもいくつか撮影した。これを使って在宅勤務に絡めてパソコン周りのシステム構成をPower Point[英語で書く必要は? ボク英語得意だもんね、アピールか?]で作成して[書いて、とか作ってで十分]見たので、大公開[どこが大なのだ、公開?ブログに載せただけだろう]する。図表に英語を使ったのは、単にタイトルにSystem Diagramという語句を使いたかっただけである[ボク英語得意だもんねアピール確定。本当に得意だったら記事全体を英語で書いて見れ]。これで何となく外国のTechnical Document[だから…]っぽくならないかな…ならないな[わかっているのだったら書くな]

我が社、もとい[余計な遊び、不要]我がシステム、正式名称:んねぞう在宅勤務システム、開発コードネーム[開発?どこに開発要素があるのか]:ひるごはんはうどんにしてね[これが言いたかったわけだな]、英語名:nNEZOU Work From Home System、システム略称:nWFHS[この名前の羅列、本当に必要? それからnWFHSでググるとNational Wild Fish Health Survey (US Fish and Wildlife Service)がヒットするが大丈夫か確認したか?]の特徴は、メインのミニタワーシステムと4kモニタ、HDモニタのデュアルモニタであることを利用して、仕事PCを4kモニタに繋げて、モニタ側で入力を切り替えられるようにしていることと、1セットのキーボードとマウスで接続先をワンタッチ(正確には2タッチ)でメインのミニタワーPCと仕事PC相互の切り替えができるようにしていることである。なんだか特許明細書みたいな書きっぷりになってしまった。[文芸同人誌の編集長の先生からは、お前は理系だなと言われる、この文章の堅さはどうだ。理系でありながら大学の教養課程で数学の単位を落としたことがきっかけで、中二病を遅まきながら発病して、どうでも良いことを鯱張って(しゃちほこばって…フリガナをつけるくらいなら最初からひらがなで書けば良いのにとも思うのだが、変なところにこだわりをもつ性格が表れている…後になって自分でも読めないくせに)早口で喋っている感じだ。またこのセンテンスの長さはどうだ]

[くだん…フリガナがないと読めない。読めたとしても意味がわからない。というかフリガナの必要な漢字をここで使う必要はあるのか]の切り替え器
キーボードとマウスのUSBケーブルを差し込み、切替器から伸びている2本のUSBケーブルをそれぞれのPC本体に繋ぐ。キーボードのCtlr[Ctrl!]キーを2回連打することで接続先のPCを切り替えられるので便利
一年位前に約1,800円で買ったWebカメラ。最近テレワーク需要で品薄だそうで、Amazonで見たら同じ型番の中古品が1万円近くの値段が付いていて仰天[びっくりか驚いたで十分だろう]した
以前[いつ、どこで?]紹介した変態[どこが変態か]キーボード
そしてしつこく[どこがしつこいかわからない。多分以前の記事で散々写真を載せているせいだろうが、そんなことは読者にはわからない]小型スピーカー。電話会議、テレビ会議で威力を発揮する

このシステムのメリットは、なんといっても4kモニタの恩恵を受けられることである。幸い仕事PCは4k出力ができるので、Excelの大きなスプレッドシート[なんだか仕事ができる人間を演出しているようで鼻につく。表でいいだろう]や、プロジェクト[あ~、今は何でもプロジェクトだから、そう言っとけば恰好つくわな]のスケジュール表を広げて見ることができるし、複数の資料を並べて作業をすることができる。これが大きい。ただし4kともなると画像処理の負荷がかかるらしく、 On board[造り付けで十分!]のグラフィックエンジンだと表示に多少タイムラグがある。因みに在宅勤務時間中はメインのミニタワーPCからは4kのケーブルを外している。仕事中に個人PCを使って仕事以外のことを始めてしまわないように、自分に対してけじめを意識させるため[メインのミニタワーPCの電源を落としておけば済む話だろう]

2つ目のメリットは、一組のキーボードとマウスで2つの本体に切り替えて使うことができるので、ノートPCを開く必要がなく、省スペースであること。

そして意外に威力を発揮しているのが外付けスピーカー。これまでFace to Face Meeting[あ~、また仕事ができる人間アピールかよ。日本語で!]や、会社の会議室での電話会議、テレビ会議では、相手の声が小さかったり、変な雑音が入ったり、音質が悪く聞き取れなかったことがあったが、このスピーカーで良い音質と好きな音量で聞くことができ、内容が頭に入りやすくなった(ような気がする[これが真実だろう。見栄を張るな])

このシステムは和室の片隅に設置[設置だとさ、置くと言えば良いものを]して、座椅子に座って運用している[運用!大したシステムでもないくせに、使っている、だろう]のだが、この座椅子がパソコンデスクの付属品で丈夫ではあるのだが[だがの連用]、在宅勤務で1日中座っているのはきつくて音を上げた。もう少し背もたれの高いものを通販で買って設置した[だ~か~ら~、買ったの一言で良いだろう]。これもなかなか具合が良い

仕事PCはモニタの左に立てかけてある。右上はモニタアームで支持しているHDモニタ。

[の]上は、本当は雑然としているのだが、今回の撮影のために有象無象[余計なもの、ということだよな]は机の下に一時退避させていること[隠した、でいいだろう]を、ネタは上がっているのだぞと尋問[誰も尋問なぞせんよ]される前に自白しておく[はい、この文は「撮影のために机の上の余計なものは隠した」でオーケー]

[で、この記事を読む人に何のメリットがある?]

2020/04/29
んねぞう

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見直し版

上記突っ込みを真摯に受け止めて見直した結果

家で仕事をするためのぼくのパソコンまわりの機械のようすをかいてみました。なぜ英語にしたのかはきかないでください。

とくちょうは、仕事のパソコンを4kモニタにつなげたことと、キーボードとマウスのつなぎかえをかんたんにできるようにしていることです。
仕事をするうえでよかったことは、4kモニタの画面がつかえることと、仕事のノートパソコンをひらく必要がなく、場所をとらないことです。
もっとよかったのは、そとづけスピーカーだと音質がよくて相手がなにを話しているのかわかりやすく、あたまが良くなったようなきもちになれることです。
ここに書いたことが家で仕事とかしているひとに少しでも役ににたてばよいと思います

2020/04/29
んねぞう

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冒頭、大上段に振りかぶって思う存分上から目線で突っ込みを入れたのは良いが、簡潔平明に、余計な部分を削ぎ落として結局何が言いたいかを洗い出そうとすると、これ以上削ぎ落とすとなくなってしまいそうだったり、突っ込んでも大人の事情があるらしくて、これくらいで勘弁してやった。あるいは勘弁してもらった。原文は約1,600字だったのが見直し後は約300字となった。どう見直せばよいかの発想の源も自分に制約される。私の場合、それが流れて行った先は「頭悪そう」方面だった

orz。

んねぞう在宅勤務システム

3月末から昨日まで在宅勤務を続けてきて、今日から一応連休に入る。

と言っても帰省もできないし、どこかに写真を撮りに出かけることもできず暇なので、先日作った撮影ボックスで身近なものを撮影している。在宅勤務で使っているものもいくつか撮影した。これを使って在宅勤務に絡めてパソコン周りのシステム構成をPower Pointで作成して見たので、大公開する。図表に英語を使ったのは、単にタイトルにSystem Diagramという語句を使いたかっただけである。これで何となく外国のTechnical Documentっぽくならないかな…ならないな。

我が社、もとい我がシステム、正式名称:んねぞう在宅勤務システム、開発コードネーム:ひるごはんはうどんにしてね、英語名:nNEZOU Work From Home System、システム略称:nWFHSの特徴は、メインのミニタワーシステムと4kモニタ、HDモニタのデュアルモニタであることを利用して、仕事PCを4kモニタに繋げて、モニタ側で入力を切り替えられるようにしていることと、1セットのキーボードとマウスで接続先をワンタッチ(正確には2タッチ)でメインのミニタワーPCと仕事PC相互の切り替えができるようにしていることである。なんだか特許明細書みたいな書きっぷりになってしまった。

件の切り替え器
キーボードとマウスのUSBケーブルを差し込み、切替器から伸びている2本のUSBケーブルをそれぞれのPC本体に繋ぐ。キーボードのCtlrキーを2回連打することで接続先のPCを切り替えられるので便利
一年位前に約1,800円で買ったWebカメラ。最近テレワーク需要で品薄だそうで、Amazonで見たら同じ型番の中古品が1万円近くの値段が付いていて仰天した
以前紹介した変態キーボード
そしてしつこく小型スピーカー。電話会議、テレビ会議で威力を発揮する

このシステムのメリットは、なんといっても4kモニタの恩恵を受けられることである。幸い仕事PCは4k出力ができるので、Excelの大きなスプレッドシートや、プロジェクトのスケジュール表を広げて見ることができるし、複数の資料を並べて作業をすることができる。これが大きい。ただし4kともなると画像処理の負荷がかかるらしく、 On boardのグラフィックエンジンだと表示に多少タイムラグがある。因みに在宅勤務時間中はメインのミニタワーPCからは4kのケーブルを外している。仕事中に個人PCを使って仕事以外のことを始めてしまわないように、自分に対してけじめを意識させるため。

2つ目のメリットは、一組のキーボードとマウスで2つの本体に切り替えて使うことができるので、ノートPCを開く必要がなく、省スペースであること。

そして意外に威力を発揮しているのが外付けスピーカー。これまでFace to Face Meetingや、会社の会議室での電話会議、テレビ会議では、相手の声が小さかったり、変な雑音が入ったり、音質が悪く聞き取れなかったことがあったが、このスピーカーで良い音質と好きな音量で聞くことができ、内容が頭に入りやすくなった(ような気がする)

このシステムは和室の片隅に設置して、座椅子に座って運用しているのだが、この座椅子がパソコンデスクの付属品で丈夫ではあるのだが、在宅勤務で1日中座っているのはきつくて音を上げた。もう少し背もたれの高いものを通販で買って設置した。これもなかなか具合が良い

仕事PCはモニタの左に立てかけてある。右上はモニタアームで支持しているHDモニタ。

机上は、本当は雑然としているのだが、今回の撮影のために有象無象は机の下に一時退避させていることを、ネタは上がっているのだぞと尋問される前に自白しておく

2020/04/29
んねぞう

新型コロナウィルスと日本人

現在新型コロナウィルスの流行で、日本国内が大変なことになっており、政府も手探りで精いっぱいの対策を打ち出そうとしている。このウィルスがどのような感染の仕方をするのか、肺炎がどのような経過を辿るのか、病理的なメカニズムがわかっておらず、当然のことながらワクチンがない、どの薬が効くのかわからない、従って治療法も確立されていないという状況で、日本のトップクラスの専門家がそれこそ死に物狂いになって情報やデータを収集、分析し、仮設を立て、純医学的な見地だけでなく、国の経済・社会的(製造、物流、交通、雇用、消費、人の移動とか)要素も可能な限りモデルに組み入れつつ、予測し、検証し、そして感染者数の増加の抑制と国民生活のダメージのぎりぎりのバランスを取るべく政策を決めているというように思う。数学の問題と違い、解の数は無限だし、先々の予測が不可能なのでたびたび変更があるかも知れないが、一旦決まったら一丸となって進むしかない。私は視野の狭い、浅い見方しかできないので、上のような理解に基づいて、とにかく今は国全体として接触を避けるという方針に基づいて行動するしかないと思っている。これはいくつかの波を経て長期間をかけて収束に向かっていくことになるのだろう。

日本の、ある意味「緩い」緊急事態宣言と、ヨーロッパ諸国が敷いている強権的な外出制限の処置、それに対する感染者数、死者の推移を、この問題が落ち着いた後振り返って見てみると、面白い違いが出て来るのではないかと思っている。日本は特別措置法の制定にあたって、できるだけ「私権(私は初めて聞く言葉ですが)」の制限をせずに、自粛を要請する、休業を要請する、というスタンスだ。それに対して、ヨーロッパは罰金、刑事罰を動員して接触を制限しようとしている。この感覚の違いが興味深いと思う。

先般の東日本大震災の際に、秩序立った日本人の行動が海外で称揚された。当時私は地震発生の翌々日にインドに出張の予定だった。その時はまだ計画停電の措置は取られておらず、成田エクスプレスもフライトも運行していたので余震の続く中出発したのだが(余談中の余談だが、成田空港は当時毎月のように使っていたが、空港の通路、ロビーを問わず旅行者が大勢、配られたマットレスの上で毛布にくるまっているのを見たのは後にも先にもこの時だけだった)、デリーの拠点に出社した際に現地の新聞でも一面で報道されていて、ローカルのインド人がわらわらと寄ってきて、口々に日本人の秩序立った行動に感嘆の言葉を口にしていた。私もそれに乗っかって「日本人スゲー」と思うほどお人好しではないつもりで、避難区域での空き巣狙い、詐欺なども数多発生しただろうと思うが、それでも同規模の災害が別の国で発生した時に同様の光景が見られるだろうか。その底流には順番を守る、人のものを盗まない、これをみんなが守れば秩序が保たれるという暗黙の価値観があって現出していたのだと思うのだ。

その後9年の歳月が経ち、国内の貧富の差の拡大、ITの発達による個人の情報発信の機会の増大と個人情報保護に伴う自意識と全般的な権利意識の高まり、日本の経済競争力、技術力の低下、これによる若年層の雇用の厳しさの増大、閉塞感等が強まっているように見える。価値観の多様化も進み、「自分で考えて」行動するのは良いが、自由の履き違えを伺わせる行動もニュースで多く目に触れるようになった。上述したような「暗黙の価値観」も、今では「同調圧力」と読み替えられているのかも知れない。

ただし、地震や風水害発生のシチュエーションに対して、今回の状況は多少割り引いて考えねばならない点があるかも知れない。それは前者では当事者が明確な形となって現れる点と、今回のコロナウィルスは被害者・加害者がわからない点だ。後者はウィルス自体が目に見えず、自分の行動の帰結がわかりにくいため、自分の行動の軸足をどのように置くかが人によって違って来る。ここで各人の「想像力」が試されると思う。

上述の「面白い違い」というのは、以前の日本人の行動様式が保たれているのであれば、欧米よりも緩やかな規制によってはるかに少ない感染者・死者数という結果が出ることを期待してのことだ。今、日本人のメンタリティがどうなっているかによって、今回のコロナウィルスの対策の効果が決まって来るのではないかと思っている。

末筆ながら行政機関、専門家、医療従事者、そして国民生活を支える物流、交通、電力、通信、ガス、上下水道、ごみ収集、教育・保育、介護、生活必需品販売他関係者に敬意を表すると共に必死のご努力に感謝申し上げます。

2020/04/26
んねぞう

26

04 2020

物撮り

3月末から在宅勤務となっている。緊急事態宣言と共に、週末にふらっと写真を撮りに出かけるということができなくなったので、これまで機会があればトライしようと思っていた屋内での物撮りをしようと思い立った。簡易撮影ボックスを作って。

まずはペーパーパンチ。今回、何故か撮影ボックスの製作に活躍した。用途外の使い方をしたので、切れ味が悪くなっていないか心配
Bluetoothのポータブルスピーカー。10年位前、インドに頻繁に行っていた時期、滞在時にiPodから音楽を流して聴くために買ったもの。今のスマートフォンはコーデックをサポートしていないらしく、ケーブルで繋ぐしかない
唐草模様の布(カメラをくるむラッパー)を敷いて。筐体が小さいにも関わらず低音がすごく出て良い。筐体の裏に取り付けてある電池自体がサブウーファーみたいに振動する設計。これが今もサイズからは想像もつかない音を出す。机が振動する
在宅勤務の際に、会社のノートパソコンでは、電話/テレビ会議の際の音がしょぼいので、これをケーブルで繋げて使っている
照明の位置を変えて、少し高級感を出してみた
以前机の上で撮った時に金属の曲面に蛍光灯スタンドの反射が強く往生したピンバッジ。光が柔らかく分散されて、まずまずの感じ
マニュアルフォーカスのレンズ。以前も撮ったが、被写界深度が浅いため、もう少し工夫が必要か
最後にiPhone 8。今週iPhone SEが発売されたが、もしSEを買うときにWebで売るとしたら、この写真は使えるだろうか

撮影ボックスをWebで物色していたが、30cm程度のものでも良さそうはものは5,000円近くするので迷っていた。見たら自作している人も多いので、私も1週間ぶりの食品の買い出しのついでに100円均一ショップで速攻で材料を買って来た。PP(ポリプロピレン)シート(1mm厚)5枚、タイラップ、模造紙、そして照明にLEDランタンを買った。これで1,000円しなかった。

タイラップの髭が伸びているが、後で切った。上に載せているのがLEDランタン。重みで天板が撓んでいるが、実用上は何とかなっている。模造紙を適当に折ったたものを敷いて。
計画図。1週間の仕事が終わった金曜日の夜、酒を飲んだ後でフリーハンドで書いたので、多少の作図ミスはあるが、自分がわかっていれば良いのだ。〇は穴をあける位置。ここで、冒頭のペーパーパンチが活躍した。素材のPPシートの大きさが50cm×33.5cmだったので、そのまま箱を作ったのでは奥行きがありすぎて使い勝手が悪かろうと、底の部分は原寸の50cmのままで、天の長さを33.5cmにして、撮影時に上からも狙えるようにした
100円均一ショップで、Webで見たような部材が見当たらなかったので、PPシートを使った。自立するかがポイントだったが、タイラップで要所を締めることで自立はできるだろうと踏んだ。LEDランタンの光は結構強烈だが、これをPPーシートがうまく拡散してくれるのは期待以上だった。ただ、LEDランタンを載せた時に天板が撓むのが気になる。何か補強の方法はないか思案中だ。また、収納するときは一部のタイラップを切れば折りたためるし、また組み立てるときはまた使い捨てのタイラップで絞めれば良い

結果として、光の回り具合が格段に良くなり、写り込みもなく、1,000円未満の費用ですごい効果が出せた。これからいろいろ家の中のものを撮影して見たい。何でもないものが、あら、これ良いわね、等という発見があるかも知れない

2020/04/24
んねぞう

新型コロナウイルスのせいで3月から変わったこと

新型コロナウイルスによって、世界全体が影響を受ける事態となった。私も職場や仕事の仕方に影響を受けている。その内容について心覚えに書き出してみる。

部下の外国人が動揺しないように、新型コロナウイルス関連で必要と思われる情報は英訳して教えることが増えた。言葉も不自由で、頼れる親戚などもいない異国で、今まで誰も経験したことのない地球的な災厄に巻き込まれ、不安を感ずるのは無理もないことである。日本のメディアの報道と、海外メディアの報道の仕方の違いによるものなのかも知れないが、外国人はとにかく断定的な表現を求めたがる。 安心を求める気持ちが働くこともあるのかも知れないが、それに反する報道が出ると日本人以上にサスペンスの感情が働くようだ。政府が総理大臣に緊急事態を宣言する権限を与えたことが報じられると、すぐにでも緊急事態が宣言されるという受け取り方をして、説明の仕方を間違えると浮足立ちかねない危うさを感じる。肺炎の説明についても、昨日シンガポール政府の作成した症状の出始めから日を追ってどのように症状が進行してゆくか、ある意味とても分かりやすいビデオクリップがメンバの間で共有されたが、多分日本のメディアでは、このような断定的なデジタルな言い方ではなく、症状の種類と進行の度合いは個人差がある、ということの比重を重めに報道されているので、この点についても外国人はもやもやした説明と受け止め不安に思う要素なのかも知れない。私の部下ではないが、別の部署では母国にいる家族の強い圧力もあったらしいが、浮足立って、突然母国に帰ってしまった人がいる。何故かその仕事を私の方で引き継ぎを引き受けことになった。とにかく、彼らは私だけでなく職場の日本人の一挙手一投足を見ているはずで、ここで落ち着いた行動をして見せるのが大事だと思っている。また、ここで肺炎ではないにしろ私が発熱、咳等を始めて、そら、やっぱり来た、ということにならないようにしたい。

部下の外国人が休暇で母国に一時帰国していたが、そこで外出禁止令が発令されて、身動きができなくなっている人が2名いる。幸い、後でも述べるがITのおかげで仕事は電話、ビデオ会議でこなせるようになっている。折に触れビデオ会議で相手の顔を見て、元気そうでいることを確認できることも良い。

3月になって、学校等の休校が始まって、家に残っている子供の世話で出社できない人のために、会社で在宅勤務の条件が、期間限定で大幅に緩和された。まずこれに反応したのが外国人の部下で、一斉に在宅勤務を始めた(この話を写真教室の先生にしたら、「そうだ、いいことを思いついた、お前もインド人になればいいんだ、そしたら家で昼間から酒が飲めるぞ」という反応が返って来た。センセー…そういう発想、嫌いではないです、寧ろ好きです、できるできないは別として)。幸い職場では書類の電子化が進んでおり、極端な話パソコンと通信環境があれば仕事ができてしまう状況なので、仕事がストップするということはない。ただし、お互いが離れた自宅で仕事をするため、連絡のために職場にいる私宛に頻繁にメール、チャットが来て、これまでは隣、または向かいの席に座っている相手に対して話せば済むことが、私に集中してそれを裁かなければならない、ということが時折発生して、自分の仕事の能率は落ちている。

私も1日、在宅勤務のトライアルをしてみた。自宅ではデスクトップパソコンと、HDのモニタ1台、4kモニタ1台を繋いで使っているが、机が狭く、これにまた仕事用のノートPCを載せて使う余裕はないので、マウスとキーボードを共用して切り替えて使えるスイッチを購入した。すこぶる便利である。4kモニタも大きなExcelのスプレッドシートや、プロジェクトのスケジュール表を見るのに便利である。もともとパソコンを置いてある場所が狭く、囲まれ感があってコクピット的な感覚で、仕事に集中できてよかった。執務環境についてはこれでこなせるという確認はできたが、私が在宅勤務に関して危惧を感じるのは、公私のけじめがきちんとできるかと言うことだ。会社の規定でも、「職種が在宅でもできるものであるのは言うまでもなく、自律的に、コミュニケーション良く業務を遂行して成果を出すことのできる人」というのが本来の条件なのだから。今回は初日ということもあり、集中して仕事ができたが、この私のことだから、続くとダレてこないかが心配だ。逆に、職場に出社した時はON、退社した時はOFFという目に見えるスイッチがあって、私が退社した後は、事前に話をしてくれている案件については帰宅後にも連絡が来るが、それ以外は緊急のことがない限り連絡が来るということはなかったのに対して、 在宅勤務だとその区切りがなく、パソコンを立ち上げて自分の仕事の整理をしていると遠慮なくメッセージを入れて来るので、こちらの気持ちのスイッチの切り替えができない。逆に言うと、相手から見たときにコミュニケーションの敷居が低くなったということで、その意味では良いことなのかも知れない。

在宅勤務の先進的な使い方が実践されているのは、いわゆる「Creative」な仕事をしているworkplaceというのが私のイメージである。いや、最早「在宅」ではなくMobile Working、Nomad Workingとかいうのだろう。そこでは、openで、明るく、excitingで、場所や時間の制約がなくdiversityがultimateに配慮された環境で、自分のlifestyleに合わせてbestなperformanceを出せるように働き、ITは空気のようなものだし、その中で家族、仲間、clientその他のstake holderとのglobalかつopenでagileなcommunicationの下で、お互いをrespectしつつ情報、ideaのshare、discussionが行われ、異分野の人たちとのcollaborationを通じてinspirationを促進して新しいconceptionが続々とcreateされることにより、innovationが発信され、それがtrendとなってglobalな変革をdriveするleadershipを執るのだ。projectのconceptはflatな組織の中でshareされ、自分の成果domainとgoal of achievementがmeasurableにdefineされ、projectはmanageableなunitにmodule化、task化され、かつ有機的にorganiseされてprogressがvisibleにmonitoringできるようにfacilitateされており、profit情報と共にreal-time にmanagement portfolioにもupdateされ、 issuesやconcernsがあればseamlessにfeedbackされsolutionがそれぞれclearかつcomprehensiveにdefineされたroleとresponsibilityの下でpromptlyに検討され、timelyなdecisionと共に必要なresourceがassignされ、結果としてprojectはon timeまたはaheadにprogressし、それに向かって努力すればするほどachievementがrealiseされ、fairにevaluateされ、motivationがpromoteされ、これが自分のgrowthの糧となって、career upにつながり、一方 work processがstreamlineあるいはimproveされてできたfloat timeは家族と過ごす時間や更なる自分のstep upのために、あるいはcommunityへの貢献のために割くことでますますproductivity がboostされるという
synergy が期待される。このようなexperienceを通じてSustainable Development Goalsの達成に向けてencourageしてゆくのだ。

なんだか書いていて旋毛曲がりの私的にはおしりがむずむずしてくるので腹いせに馬鹿っぽく英単語をちりばめてみたが、それはそれとして、だとしたらそういう領域を明確に数字で定義できない仕事というのは、この会社には存在しないのだろうか、と思う。全く素朴な質問で申し訳ないのだが、世の中にはそういう業務の体系を持って立派に回っている企業があるのだろうな。とは思うが昭和生まれの私には想像がつかない。

話が逸れた。在宅勤務にはこのような利害得失や疑問があるが、 しかし、うまく使えば、通勤に要する時間は節約できるし、電車に乗ったり混雑した駅構内を歩くことで発生する感染のリスクは確実に減らすことはできるし、メリットは大きいと思う。基本は自律的に仕事を行い、期待されたアウトプットを出すことだ。ただし、通勤がなくなると運動量は極端に減る。通常毎日5,000歩弱歩いているが、在宅勤務の日は200歩だった。また、ビデオ会議の時は背景に気を使い、舞台裏がばれないようにしなければならない

2020/03/22
んねぞう

22

03 2020

写真のアスペクト比について

昨日の写真教室で、今月の写真展(コロナウィルスの影響で中止になるかも知れないが)に出展する写真について、講師の先生から指示があった。 写真展の全体の統一性を考慮し 、サイズは四つ切指定。したがって、私はこれまで1:1.4のアスペクト比で撮影していたものを、今後は1:1.2のアスペクト比での撮影となる。今日もお寺を何軒か回って撮影したが、どうしても撮るときはファインダー全体(1:1.5)で構図を設定しているので、帰ってトリミングするときに戸惑うことが多い。歳をとってくると変化に対応するのに時間がかかるので、これは時間をかけて慣れて行くしかない。

それよりも困るのは、四つ切のプリンタ用紙が店頭ではなかなか手に入らないことだ。白黒用のプリント用紙に至っては、50枚で4,000円以上する。私にはとても手が出ない。

しかし、良い点もある。以前のアーティクルで書いたように、これまで私が常用して来たA4と比較して約24%も面積が広い。これで多少写真の訴えの量も増えるかも、という期待ができる。わかっています、良い写真はプリントの大小に関係ない、ということは。しかし私はそれすらも動員しないといけないレベルですんで、はぃ…(居直り)

2020/03/21
んねぞう

22

03 2020

長屋門写真集

私の属している写真教室の先生の制作された写真集がWebで公開された。私はそのレイアウト、というかBlogの設定作業をさせていただいた。「長屋門の四季」というタイトルにしたので、春夏秋冬のカテゴリーでアクセスできるようにしたいと思って悪戦苦闘し、何とか形にしたが、一部どうしてもスマートに行かず、画面がダサい部分があって、これが悔やまれる。これは偏に私の責任である。

しかし、これ以外は非常に内容の濃い写真集なので、是非見て頂きたいと思う。

長屋門の四季

2020/02/28
んねぞう

津軽旅行記

真冬の2月に、何回目かの津軽に出かけた。今年は現地の雪が少なくやきもきしていたが、1週間前になって雪が積もり始めてくれた。

今回の旅の目的は3つ

  1. 写真家 小島一郎の幻影を追うこと
  2. 五能線沿線の海岸を1か所で良いから歩くこと
  3. 津軽三味線の始祖 仁太坊の生まれた場所を訪れること

写真家 小島一郎の幻影を追う

津軽を代表する写真家 小島一郎の足跡を辿って、車力、十三湊を歩き、津軽の冬の景色を撮る。昨年初めて小島一郎の写真集を見て、津軽の感じ方に間違いはなかったように思っている。小島の写真の特徴は、雲、そして雪の描写にあると思う。雲は覆い焼きの技法によって劇的な表情を見せ、雪は、束の間顔を見せた陽光によって、橇跡が硬くなって鈍く光を反射している描写が私には強く印象に残った。また、吹雪の中、角巻を纏って歩く婦人、同じく吹雪の中で佇立する電柱で一つ灯っている裸電球。これらの残像を脳内に保ち、 「また来たじゃ」と心の中で呟きながら カメラを握って歩いた。歩いたとは言ったが、限られた時間内で鉄道の便もないので、レンタカーを駆って歩いたのだが。小島の時代からすでに60年の歳月が経ったので、当時そのままの景色が残っている由もないが、幸い吹雪いてくれたので、それらしい雰囲気にはなったと思っている。

来島海水浴場
アイスバーンの道を抜けて開けた駐車場に止めた車から降りると、よろけそうな風にあおられる。見る見る間に露出した顔と手から体温が奪われ、手はかじかみ、口は回らなくなって、「まみむめも」は「もぁむぅぃんむぅむぅぇんむぉ」となってしまう。斜面に生えている草は風によって完全に斜面に撫で付けられてしまっている
十三湊の凍結した明神沼
しゃりきサンセットドーム近くの海岸にて
スーパーで見つけて買って来た地酒。十三湊は昔、安藤(東)氏の拠点だったことに因んだのだろう

五能線沿線の海岸を歩く

ここでは、五能線の深浦駅で下車し、行合崎を目指した。

五所川原駅に入線して来た列車
雪の上に落としたわけではない。海岸を歩くと横殴りの雪がこのようにレンズにこびりつく。溶けないので、水となってレンズの中に侵入しないので助かる。後でこの写真を見て、手振れ補正機能がOffになっていることに気が付いて慌てた。しかし雪の中では手振れ補正が必要なほどシャッタースピードを落とす必要はなかったので一安心
駅を出て国道を北に歩く。現地に着くまでは、国道を歩けるか心配だったが、歩道の上に積もっている雪は浅く、楽に歩くことができてほっとする。東北南部の豪雪地帯では、車道の除雪に手いっぱいで歩道まで手が回らず、やむを得ず車道を歩かなければならないことがあるが、身の危険を感じる。もっとひどいときは、雪が解けた水を車が跳ね上げて走るので、とても歩けた状態ではなく、泣く泣く目的地に行くのを諦めたこともある
今日の晩はこの地酒。一昨年竜飛に来た時も飲んだな

津軽三味線の始祖 仁太坊の生まれた場所を訪れる

これが今回の旅の最大の目的である。岩木川の畔、神原に生まれた仁太坊を記念した石碑を目指し、その場所の雪を踏み、風に吹かれること。

これがその石碑。この近くで仁太坊が生まれ、そして津軽三味線が発祥したのかと思うと、感慨深い
お土産に買った津軽弁のピンバッジ。「No.」のも欲しかったがなかった。地元の方に聞いたら「ま(ぃ)ね」と言うらしい

この時の写真はんねブラに掲載しました

車力-Feb.2020:写真家 小島一郎の幻影を追って

深浦-Feb.2020

金木-Feb.2020:津軽三味線の幻影を追って

2020/02/10
んねぞう

はっとしたこと

昨日、はっとさせられたことがあった。

写真教室の先生がWeb上で写真集を制作するにあたり、そのレイアウト作成のお手伝いをしている。写真教室が終わった後その相談をしていた時のこと。私が写真のページの背景色について、先生にどうしようかお聞きした所、こう言われた。「貴方に任せたつもりです。自分とは違うセンスを貴方に求めているのだから。私は貴方を単なるオペレータとは思っていないので。」

そう言われた私は、日頃の自分の生活態度が、指示待ちになってしまっているということに気付かされた。仕事では、契約(特に海外企業との)に縛られていると、時として自分としては良かれと思ってやったことが後で自分の首を絞める事になった経験をしているせいで、兎に角自分(自社)の責任にならないように、他人、他社のせいでこうなった、と言う形を作るように行動してしまう。非凡な(ここでは凡庸未満と言う意味で非凡と言っている。念のため)サラリーマンとして、それはそれで仕方のないことだと思っているのだが、仕事を離れたコミュニティでもそのような態度が見え隠れしているのは、悲しいことだと思った。

と同時に、先生が写真教室基礎コースの私のような者のセンスを見込んで下さったことに感激している。もしこれが出来上がったら、片隅に”Layout by nNEZOU”と入れても良いよとも言って下さっている。そんなこんなで、モチベーションが上がり、CSS(Cascade Style Sheet)の勉強を、少しずつ始めたりしている。写真集には間に合わないけれど

2020/02/02
んねぞう