Archive for the ‘音楽’Category

バイオリンの顎当てカバー

近頃バイオリンを再開しているが、季節のせいか、はたまた歳のせいか弾いていて顎と首に非常に汗をかく。汗が顎当てから一部胴体(バイオリンのです、念のため)まで垂れているのだが、自分の楽器はヴィンテージと、聞こえは良いが実は学生時代の仲間内ではシーラカンスと呼ばれていた位の代物なので、変な汗でニスが剥がれたり、膠が剥がれたりしないか気が気でない。

そこで、何か手頃な顎当てカバーがないか探してみたら、セーム革のカバーを見つけた。昔と違い、適当な形、大きさに加工されているのが有難い。早速注文して、到着待ち。

弓張り替え

7/17に張り替えを頼んだ弓が出来上がってきて、帰宅してさっそく試奏。当然のことながら、松脂が全く乗っていないので、松脂塗りから。30分位塗っては弾きを繰り返し、まずまず音が 鳴るようになった。次は、錆びて切れそうになっていたD線の張り替え、実はどれがD線なのか今となってはわからないが、取敢えず在庫の中から選び出して張り替え。

因みに、在庫は下記。
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YAMAHAで250円とか。

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多分これはガット弦で西ドイツ製。どんだけ物持ちが良いんだ? 因みに弓は東ドイツ製。

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D線の張り替えの後、ガット弦だけあって緩むこと、緩むこと。10分ほど弾いて調弦の繰り返し。今日も1時間半程弾き込んだが、最終的には半音位緩んだと思う。

それよりも、これ、本当にD線なのか?という疑念が時折頭をもたげる。鳴りが非常に悪い。G線と太さがほぼ一緒。ひょっとしてG線か?とか、弾いていて雑念が頭の中を去来。
2016/7/24

んねぞう

 

電子楽譜

前稿で楽譜の電子化のことを書いたが、タブレット端末の楽譜の表示ソフトと連動した、譜めくりフットスイッチがあるそうな。
それも良いが、せっかくだから、音楽の進行を音声認識して、譜めくりのタイミングに来たら自動で次のページを表示するような機能はないのか?
リピート、ダカーポ等の情報も認識しつつ。
特にピアノ、オルガン弾きの人にはニーズあるような気が。

2016/07/03
んねぞう

楽譜の自炊

今の世の中には紙の書籍を自分でスキャンして電子化してタブレット等で読めるようにする人がいるとのこと。

私も手持ちの楽譜を、手持ちの複合機でスキャンしてタブレットに入れることを始めた。

目的は、移動中にiPad (mini 2)で楽譜を表示して運指等を考えるため。演奏には、画面のサイズが小さすぎる。普通のサイズのiPadでも小さすぎるのでは?
演奏には、やはり最低A4見開き、場合によっては3枚横並びの必要があると思う。

スキャンしたものをiOSのiBooksに取り込んで表示させていたが、やはり楽譜表示に適したアプリがあるようで、piaScoreというアプリをダウンロードして見た。

運指の数字や発想記号の書き込みもできるようで、便利そうだ。早速先日買ったスタイラスペンを引っ張り出して充電中。

このソフトから、すでに著作権が切れた楽譜のダウンロードもできるようだ、ありがたい世の中になったものだ。

とりあえず、手持ちの楽譜から、下記のVn.Iのパートをスキャンして取り込んだ

  • Corelli, Zwoelf Sonaten Op. 5 Nr. VII – XII
  • Haendel, Sonate Fuer Violin und Beziffen Bass A-DUR Op.1, Nr.3
  • Haendel, Sonate Fuer Violine und Beziffen Bass F-DUR Op.1, Nr.12
  • Haendel, Sonate Fuer Violine und Beziffen Bass D-DUR Op.1, Nr.13
  • J.S. Bach, Konzert d-moll fuer 2 Violinen, Streicher und Basso continuo BWV 1043
  • Franck, Sonate A-DUR fuer Violine und Klavier  … この楽譜だけパート譜がなかったので、スコアをjpegで取り込み、画像編集ソフトでVnのパートだけを切り取って寄せ集め、pdf化。

 

自炊には手間がかかるし、何せ20年以上前に買った楽譜ばかりで紙も傷んでいるので、スキャンの時にページを開くのにも気を遣う。

しかし、スキャンして電子化しておけば、あとは安心だ…よな?

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2016/07/03

んねぞう

バイオリンの弓

この1~2ヶ月間、バイオリンをケースから出したり入れたり、時には構えて見たりしていた。

弾いてみたいが、20年間全くノータッチであったため、今持っている演奏のイメージといざ自分で弾いてみた際のギャップで絶望するのが怖くて弓を当てられないでいた。

弓の毛の張り替えについては、奥さんから許可が出たので、そのうち行くことになると思うので、弓の状態を調べようと思った。2本あるうち、大切にしていて愛用しているのはウン10年前に、婚約したときに奥さんからの結納返しでもらった弓、旧東ドイツ製。かすかに、その時の記念の刻印がある。消えて見えなくなる前に写真として記録しておく。

この弓を、今日意を決して構えて弾いて見た。

最初は解放弦のボウイングの練習から。近所迷惑にならないように。最初はそっと。

次はノンビブラートで音階。

だんだん感覚が戻って来て、次はBachの2つのバイオリンのための協奏曲の第一楽章を、ゆ~っくりとデタッシェの練習。

最後にフランクのバイオリンソナタの第一楽章を音取りで。

エアコンをつけていたのに汗びっしょり。

久しぶりだったが、楽器の音が以前よりまろやかになっているような気がする。本当だとしたら、熟成された?

自分の腕も思ったより退行していないような感じではあるが、まだまだ安心はできない。

弓の毛の張り替えに行くべか。

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P.S.

前回弓のことを書いたのは2010/11/14のことだった。その時は弓の写真をOlympusのE-5で撮ってやろうと書いていたが、結局果たせず、今日、Canon 6Dで撮影となった。

 

2016/06/26

んねぞう

Ohne Titel

金曜日。週末の夜。1週間耐え難いストレスを耐え、安堵の身。仕事帰りの妻とたまさかに駅で合流。若干の買い物を誂え、バスにて帰宅。

手早く晩餐の卓を整え、話は私のバロック趣味へ。YouTubeを参照しつつ米国某集団、欧羅巴某集団の演奏スタイルの話から、私の見解を開陳しつつ意気投合。
途中でJordi Savallのバッハ ロ短調ミサで不覚の涙。
窓から叢雲に隠れつつも光彩を放つ月。
2016/06/17
んねぞう

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06 2016

My Boom – Gin Tonic

現在、ジントニックがマイブームである。

従来、海外出張て飛行機に乗った時、食事の後にジントニックを頼んでちびちびやっていたのが、家でも嗜むようになった。

インドに行き来していた時には、免税店でBombay Sapphireを買って来ていたが、最近はインド出張はなくなったので、スーパーで専らBeefeater.

ちゃんとしたバーで飲んだことはないので、機内で出された時の味を基準に調合しているのみ。

飲みながらバロック音楽を聞いている。至福の刻。

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2016/05/07

んねぞう

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05 2016

バロック音楽の録音の響き

Youtubeで幾つかの団体をチャンネル登録して視聴しているが、録音のやり方に2通りあることが分かった。一つは、指向性のあるマイクを使って各パートの音を拾うやり方と、教会と言う環境を生かして豊かな響きを聞かせるやり方と。私は後者の方が好きだ。せっかく日本では少ない音響空間なので、各楽器の直接音よりも、アンサンブルが一体となってこだまのように響いて来る音を聴いていたい。この代表格がVoices of Music

2016/04/10

んねぞう

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04 2016

メニューインとオイストラフ

youtubeでたまたまメニューインとオイストラフによるバッハのドッペルコンチェルトを見た(聴いた)。メニューインが1st、オイストラフが2ndだった。こういう時、どっちが1st? なんて考えること自体が既に下衆な考えであることは認めるが、一般的に言って力のある方が1stと思う。

しかしこの演奏は、陳腐な言い方で済みませんが、両者全く互角、メニューインは1stとしてのPrincipalityを存分に発揮しているし、オイストラフはオイストラフで陰に回りながらもドッペルコンチェルトとしての重層性の厚みをしっかり支えている。やはりこの二人は別格だな、どっちに回っても存在感が凄い。wikipediaで見て二人の経緯はあるようだが、結局この二人にとっては1st、2nd?そんなことはどっちでも良い、そう言うことなんだなと合点。

現今の古楽器を使ったオリジナル奏法によるバロック音楽は私は大好きだが、一方このようなロマン的な演奏も、いいなあと再認識させられた。

このビデオはモノクロだから1950年代あるいは1960年代のものかと思うが、片や西側のメニューイン、片や共産圏のオイストラフ、政治的ギャップがあって交流が途絶えても、同じルート(根)を持っているので、こういう質の高い演奏ができるんだろうな、と思った。

2015/11/21

んねぞう

フランス ブリュッヘン

リコーダー奏者のフランス ブリュッヘンが昨年(2014)の8/13に亡くなっていたことを今日知った。

長身で膝を組んでリコーダーを回すように演奏する姿が、当時中学・高校生の私には新鮮に思えた。ブラスバンドの友人と、アルトリコーダーのデュエットを楽しんでいたのが懐かしい。

なぜわざわざこんなことを書いたかと言えば、8/13は私の誕生日だから。多少の縁あり。

遅蒔きながら合掌

2015/06/20

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06 2015