Author Archive

PCの延命措置

10年前のPCを、Windows10のサポートが切れるまでは使い倒そうと思っている。最近Davinch Resolve(Free)をインストールしていじり始めているが、予期しない時に落ち、一部のプロセスがゾンビのように残っているという現象が多発しているので、メモリの増強をしてみることにした。最近PCの事が気になり、更新するとすれば…とシミュレーションの妄想をしているが、この気持ちを抑えるための鎮痛薬(?)の代わりとも言う。

今積んでいるのは、DDR3 1333MHz 4GBが2枚。幸いマザーボードはATXでメモリスロットが4つあり、2つ空いているので、ここに4Gを2枚追加して合計16GBにしてやろうという魂胆。マザーボードのマニュアルを見ると、Cas Lataencyが同じもので揃えろと書いてある。CPU-Zというソフトで調べると、使っているのはCL9であった。面白いのは、動作周波数が高くなると、CLの値が全般的に高くなること。例えばDDR4 3200MHzだと、CL22というのが割合多い感じだ。CL9であるかどうか、Webで販売されているものの情報を調べようとしてもなかなかわからない。そのような中で、Amazonでどうやらそれらしいものを見つけて、注文

到着したのがこれ。3,180円

Siliconpwer社製、片面実装

既存のメモリはこれ

Hynix製、両面実装

久しぶりにケースを開け、その埃の多さと、配線のぐちゃぐちゃ具合と、2.5″のSSDが1台宙ぶらりんになっていることと、Explorerに現れていない謎の3.5″ドライブを見なかったことにして、

メモリを4つの スロットに差し込み、ケースの蓋を閉める前に動作確認のために

スイッチオン! …

スイッチ、オン! …

スーイーッチ、オーン …

ナンダコノ静寂ハ …

電源装置のプラグは入っているし、スイッチは入っているし、マザーボードのLEDも点いているし…しばらく調べていたら、ケースの蓋を開けるために横倒しにした時に、Power Switchのリード線が抜けていた。

実は、このケースのPower Switchが壊れていて、マザーボードのピンからリード線を外に引き出して別に買ったスイッチをはんだ付けして使っているのだが、途中の繋ぎ目が引っ張られて抜けかかっていたのだった

このケースは大分くたびれていて、電源ユニットの固定ビスの位置が合わずフリーになっていて、外から押せばするするとケースの中に入って行ってしまって引き出すのに苦労するし、前面のUSBソケット(もちろん2.0)が壊れていて使えなかったり、いろいろ大変なのです…でもシステムは元気に動いてくれている

トラブルはこれくらいで、起動してCPU-Zで調べてみると、Memoryは16GB認識されていて、CLも9で統一されていることが確認できて、めでたし、めでたし

以下はその備忘のためのSnapshot

Memory Overclockも試して今のところ1600MHzで動いていてくれる。今は広大なメモリ空間がうれしくて、雪が降った野原を喜んで駆け回っている犬状態。Final Fantasy XVのベンチマークソフトを動かしたら、メモリを11GB使用中とか、今までにない光景にときめいたりしている(ゲーム自体は性能的にも無理だし、興味もない)

Lightroomの起動後、Thumbnail表示の写真の表示が明らかに早くなった。解像度が徐々に上がって来る様子も早い。Webで音楽のストリーミングを再生しながら、Lightroomの写真のLibrary画面から、写真の一つを選択して編集画面に移行する時、一瞬音楽が途切れるのは変わりはない。ただし、途切れる時間は有意に短くなった

これでWIndows10のサポート終了まで引っ張る所存

2022/10/22
んねぞう

退場方針

帯状疱疹になった

最初この言葉をPCで変換したら、タイトルのような漢字が出て来た

今の自分の状況に照らし合わせて、妙に納得

2022/09/24
んねぞう

24

09 2022

小型ノートPC

熟慮に熟慮を重ねて小型のノートPCを買った。現在使っているデスクトップPCが年代物で、Windows11にも非適合なので、ゆくゆくは更新を考えているが、それまでの間にもしもの場合のデータのサルベージ、復旧のためのドライバの入手のために、救済手段としての目的と、ついでに文芸同人誌の執筆(だってよ!)の際、出先で長文テキスト入力にも使えるようにと思い、選定した。

このような目的なので、高性能なものは不要、ただしキーボードはJIS配列かな刻印必須(私はかな入力派なのだ)。コストパフォーマンスでいうとChoromebookということになるが、上述のようにWindows必須、JISキーボード、かな刻印必須なので除外せざるを得ない。

いろいろ調べたら、Lenovoで10.1インチの私にとって最適なものを見つけた。Ideapad D330というもので、CPUはCerelonN4020、メモリ4GB、ストレージは128GB EMMC。多分Windows PCでは底辺レベルだろうが、私このPCでは所詮エディタでのテキスト入力、Wordでのちょっとした編集、そしてWebのブラウジング程度しかしないので十分だ。多分これは学校教育用のモデルだろうが、売れ残りのせいか2万円台前半の値段で買うことができた。

ティスプレイのベゼルが太いが、特に気にしない

閉じたところ。タブレットとしての用途のため、ノートPCには普通ないOut cameraが付いている

初めての、所謂2in1形式のパソコンなもので、特に必要もないが嬉しがってテント形式で。この場合、キーボード部とディスプレイ部は凹凸の嵌め合いと磁石でつながっている部分を引き離して逆向きに付け直す必要があるが、その場合はキーボードは動作しない。動作しても使い様がないが。

タブレット単体。キーボードを引きはがすと自動的に画面表示がタブレットモードになり、必要な時にはソフトウェアキーボードが出現する。これまでタブレットは専用端末しか使ってこなかったので、「ほー」と感心

寂しくぽつんとキーボード。一人では何もできない。しかし君は私にとって必要な存在だ。タブレット単体でも機能させるために、電池やオーディオなど機能のほとんどはディスプレイ部に集中しているため、普通のノートPCと比べるとトップヘビーな感じがする。ディスプレイを倒しても向こう側に倒れていかないよう、キーボード部分も相当の重量を持たせてバランスをとっているのだろう、持ってみると見かけ以上に重い。それでも膝に載せて使おうとすると、ともすればひっくり返りそうになるのに気を遣う必要がありそうだ。本体の軽量化にコストをかけないためかも知れない。ヒンジ部分は今のところしっかりしている

キー配置。Fn1~12キーは数字キーと共用で、Fnを効かすにはFnキーを押す。これはいつも使っているキーボードと一緒なので問題ないが、問題はこの数字キーの列にDeleteキーと半角/全角キーが割り込んだりしているために、幅が狭く、それ以下の列のキーとの位置関係にずれがあってミスタッチを起こすのと、Fnキーの位置が異なっているので半角英数字に変換するとき(Fn + 0)に間違う。慣れるしかない。インタフェースは、USB TypeAがキーボード左右に各1、USB Type Cがディスプレイ部に1、専用電源ジャックとイヤホン/マイクジャックが1つという構成。

有線LANにつなげたり、必要に応じて外部モニタにつなげて表示したりしたいので、このようなANKERのHubも買った。USB Type A×2、SDカードスロット、Micro SDカードスロット各1、USB Type C 1、HDMI端子 1、そして有線LANジャック 1という構成。

大体このような使い方をしている。MS Officeは既に買ってあるライセンスが、2台の端末までインストールできるのでこれを使っている。アンチウイルスソフトも3台の端末が使えるが、今は使っていない娘の端末から引っこ抜いて登録してある。レスポンスに不満はない。長文入力端末にポメラがあるが、最新型は6万円もすることを考えると、多少重いが、Windowsマシンの機能と抱き合わせであることを考えると、私にとってこの端末のコストパフォーマンスはとても良い

2022/08/12
んねぞう

Amazon 電子書籍出版

私の所属する写真教室で写真集を電子書籍で出版することになり、そのブックデザインを仰せつかった。当然初めての事なので少し調べてみたがよくわからず、とにかくWordで原稿を作成してアップロード、プレビューというサイクルを繰り返して作業を進めている。その中で、何故かわからないが挙動が不審な点があったが、経験を積むにつれてだんだんレイアウトが安定してきて、これで何とか人様に見てもらえるようなものにはなったかなと思っている。

ただ、電子書籍については、写真教室のメンバの中でもなかなかイメージを持ってもらえない人が多いらしい。私が一番恐れているのは、端末の種類と閲覧する向きによってレイアウトが変わることについて、メンバではなく、購入して下さったから「これおかしいんだけど」と言われることである。紙の書籍と違ってリフロー型で条件に応じてレイアウトを最適化(?)するのだが、この仕組みを理解してもらえない場合、泥沼になると思う。Kindle Direct Publishingの説明を読むと、固定レイアウトでの編集方法も書いてあるが難しくてよくわからず、そのような場合は専門の業者に頼む方法まであるようだ。

また、パソコン、スマートフォン、タブレットのKindleアプリではカラー写真は色付きで見られるのだが、Kindle専用端末は白黒専用だ。写真集の中には当然カラー写真もある訳で、「兄ちゃん、この写真カラーなんやろ、なんでワイの端末でカラーが出えへんねん、金返してくれや」と言われたらどうしよう、と心配である(なぜここだけ関西弁かはよくわからない。他意はありません)

2022/07/18
んねぞう

澪 合評会

4月のある日曜日、私の所属している文芸同人誌「澪」の有志によるFace to Faceによる合評会に参加した。2020年より新型コロナウイルス蔓延に伴い、同人全員が一堂に会しての合評会は開催せず、有志のみでの開催で、私は希望して出席させて頂いており、いろいろなことを教えて頂いて来ている

今回はこの3月に発行された第19号を対象としたものであり、私の作品に関しては津軽/津軽三味線に対する一つの締め括りというつもりで出したものだった。同人諸氏からは、なぜ私が津軽や、津軽三味線に惹かれたのかという明確なメッセージが伝わって来なかったという趣旨のコメントを頂いた

これまで第15号から、内容が薄いながら津軽に対しての思いを述べて来たつもりだったが、客観的に見ると、もっとインパクトのある内容、書き方が必要であったということが分かった。これまで継続的に私の作品を見てきて下さっている同人諸氏からこのようなコメントを頂くのだから、一般の読者にとってはなおさら伝わりにくいものだったのということは想像に難くない。特に、自分ではシリーズで続けて来たものであっても、一般読者に対しては、ある意味「一発勝負」、つまり、この一篇ですべてをわかってもらうような構成、工夫が必要であるが、そのバランスを取ることが難しいという指摘を編集長の先生よりも頂いた

次はインド編とすることでほぼ気持ちが固まっているが、これを念頭に心機一転頑張って行きたい。と言っても、これからも内容の薄い「つぶやき」に終始することになるかも知れないが

注: 近年Twitterの普及で、tweetすることを「つぶやき」と理解している人が多いが、これは正しくは「さえずり」であって、つぶやきとはニュアンスが大分違うと思う

2022/05/08
んねぞう

ひかり回線のGWとRaspberry Pi

連休が始まって間もなくネットワークの接続が不安定なので見ていたら、ひかり回線のGW(Gateway)機器が電源断-再起動を繰り返していた。サポートに電話したら、交換品を送ってきてくれた。これでネットワークは安定したが、nWFHS (nNEZOU Work From Home System)のStatus IndicatorのRaspberry Pi (Zero WH)がつながらなくなった。GWのせいかわからないが、ホストからいくらpingを打っても届かない。これで数日悩んでいる。Raspbrry Pi 4でRaspberry Piのお作法通りに固定IPの設定をして、このSDカードをRaspberry Pi Zero WHに差し込むと全くネットワークから見えなくなる。

2022/05/04
んねぞう

10年選手のCPU

私のパソコンは20世紀に自作したミニタワーを換骨脱胎、既に初めからのパーツはなく中身はケースも含め2~3回は完全に入れ代わっている代物だ。現在のCPUは第3世代Core i5だが、レスポンスについてはこれまであまり不満を感じていなかった。Officeソフトの起動では会社から支給されているCore i5の第7世代を積んだものよりも早いくらいだ。ただしデータはSSDではなくHDDにあるので回転が止まっている場合はSpin upに要する時間はあるが、既にアクセスして回転している場合は快適である。

最近YouTubeでいわゆる「癒し」の動画を見ることがある。例えば、雨の公園とか、清らかな水が流れている川をひたすら映しているものとか。ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)というものだそうだが、私も良く行く庭園公園を、機会があったらそういう動画を撮って見たいと思っていた。昨日、黄金週間の初日は午後から強めの雨が降り、良い機会だったので傘と三脚を携えて30分ほどの動画を撮影して来た。フルサイズ一眼レフの動画撮影機能を使い、比較のためにiPhoneSE(2)でも撮影した。撮影したは良いが、自宅に帰って動画編集ソフトを使ってそれなりに形を整えていざエンコードし始めたら、スピードが遅い遅い。10秒分のエンコードに22秒くらいかかっている。

ビデオのキャプチャ。こういう風景を定点から延々と流す訳だ

タスクマネージャで見るとCPU使用率は100%に張り付いているし、GPU(Geforce GTX 750Ti)は全然働いていないし、温度は全コア80℃超という、ベンチマークテスト以外今まで見たことのない温度になっているし。

このCPU(Core i5 3570K)はいつ発売されたんだっけ、と思ってWebで検索してみたら、価格比較サイトにはリテール版が2012年4月24日に登録されたとある。ちょうど10年になる訳だ。進歩の早いこの世界で10年現役というのはちょっとしたものではないか。

次のOSはWindows11で、今のシステムはこの移行の条件を満たしていないので、この1、2年の間に大きな入れ替えが必要になる。少なくともMother Board、Memory、そしてCPUは入れ替えが必要なので、費用を考えると、これからは自作ではなくてベアボーンか市販の製品のカスタマイズということにした方が安上がりなのかも知れないと思っている。

2022/04/30
んねぞう

以下は備忘のために、現在のCPUと、現時点での候補CPUのCinebench 23のスコアをいくつか残しておく(Multi/Single)
Core i5 3570K : 2645/735
Core i3 10110U : 2327/1028 (現在販売中でMultiのscoreで近しいもの…2019/8発売)
Ryzen 7 Pro 5750GE : 14350/1538
Ryzen 5 Pro 5650GE : 11196/1504
Celeron N4020 : 720/400 (2022/7購入のノートPC追記)
Core i 5 7200U : 1927/806
Core i 7 13700 : 27770/2107
N100 : 2906/924

芸能/芸術の発祥地について-津軽三味線に思う

私の所属する文芸同人誌「澪」の第19号(3月発刊予定)の原稿を先日提出した。第15号から連続して、津軽を題材としてフォトエッセーを発表させて頂いているが、その中で津軽三味線について触れることが多かった。

津軽三味線は津軽の風土、それが作り出した津軽人の独特な気質と相まって、「神原の仁太坊」という、津軽人としての気質を人一倍備えた人間が、失明という逆境に抗って、自身の芸術的才能によって創始したものを、彼に続く弟子達が辛辣な聴衆と火花を散らしながら、民謡の伴奏から独立したジャンルとして確立してきたものと理解している。それが、これまでと全く違う奏法、興行の仕方の三味線芸術成立の素となった。当然、その芸術は、「津軽」「津軽の気候風土」「津軽人」というものが色濃く投影されて成立しているものであり、特に津軽三味線は「楽しむ」ためではなく、「生きる」ためのものであり、盲人という、当時を生きる人間にとって強烈なハンディを持った人たちが生きて行く数少ない手段の一つであったということに注意しなければならない。冬の雪降るさ中、晴眼者、多くは妻、子供、あるいは弟子に手を引かれながら門付けをして少ない報酬を得て旅をする、また演芸会では聴衆の容赦ないヤジに耐えながら演奏をする、そうしてわずかな生活の糧を得て行く中で数えきれない人々が命を落としていったことだろう。津軽の三味線弾きは、「なりたくて」なったのではなく「それしかなかった」というDesparateな選択でしかなかった。そういう状況に追い込まれ、生きて行くことは、如何に演奏で聴衆(多くは農民)の度肝を抜いて、民謡の歌い手でなく伴奏とされている三味線に目を向けさせるかという「闘い」であった。

そのような経緯で成立した津軽三味線だが、現在は「……流」という流派が派生し、家元制度に基く津軽三味線教室も盛んだ。また、三味線の演奏者も多く輩出し、メディアへの露出も広がっており、中にはスター的な演奏者もいるようだ。しかし、そのような商業化と共に、その中心は東京に移りつつあり(もちろん、津軽三味線の本拠地である津軽に留まって活動をしている演奏家も多く存在すると思う)、だんだんソフィスティケートされつつあるように感じる。芸術の進化の形として、私はそれがいけないと言いたい訳ではない。芸術は聴衆を心地よくさせ、感動を与えるものであって、その求めるものが変わって来たら変わって当然だと思う。そうでなければその芸術は見捨てられてしまうから。しかし、私の中の「津軽三味線」は、長い地吹雪の冬、雪解けで花々が一斉に咲き乱れ、鳥々が鳴き交す春、収穫の喜びに村が湧きたつ秋、そういう自然と生活、津軽人が喜怒哀楽をぶつけ合う坩堝の中で、三味線で「生きる」こと、もっと生々しくいえば「食う」ことに、それこそ命をかけた三味線弾きの叩きだしたもの、というものである。だから、現代の津軽三味線は、私の中では「津軽三味線」ではなく、「第二次津軽三味線」という、明確な線が引かれている。私はこれを他人に押し付けるつもりはない。私の理解を披歴しているだけであり、第二次津軽三味線は堕落している等と言う積りもない。しかし一面、これは津軽三味線だけの問題ではなく、小島一郎の写真のように、津軽に根差した写真で中央に進出して活動した結果、その基盤となる津軽から乖離して行くという共通のジレンマがあるように思えるのだ。繰り返しになるが、津軽三味線が津軽の基盤から離れて行くのをいけないと言っているのではない。

これまで「澪」のフォトエッセーを書く度に津軽三味線について考えてきたが、このような経路を辿って来た帰結として、私は現代の津軽三味線とは多少の距離を置くことになるだろう。

津軽三味線の成り立ちについて数少ないながらも何冊かの書籍を読んで、上記のような結論を持つに至った。その中で私の知識の中核をなした本は,「 定本 弦魂津軽三味線」 第3刷, 大條 和雄,弘前市, 津軽三味線歴史文化研究所, 2009年7月である。

著者の大條氏は2020年4月に逝去されたと聞く。ご冥福をお祈り致します。

岩木川の神原の渡し跡を示す石碑と、大條氏の揮毫による仁太坊の石碑。今は神田橋という立派な橋がかかっている

「澪」の津軽編は、今号か、次の20号で終わりにして、次はインド物を計画している。

2022/02/02
んねぞう

澪 読後感

私の所属する文芸同人誌「澪」の第18号が9月に発行され、同人同士で読後感を交換することが行われている。本来はFace to Faceで合評会を行うのだが、新型コロナウイルス感染症の拡大以来、安全のために中止し、Mailでの交換となっているのが残念だ。私は2年前、加入した初回だけこの合評会に出席させて頂いたきりで、未だ一度もお会いしていない同人もいたりする。

先日、この18号の全員の読後感が纏められたものが編集長より全員に送られてきた。それを読んで今回思ったのは、私の、他の同人の作品の読みの浅さだ。ある人は他の同人の作品について、より深く、本質を突いた論評をしているのに対して、私は、その作品の構造、背景を理解したいと思うあまり、論理的な筋の追跡で終わってしまっている。演劇で言えば舞台の書割の良し悪しばかりに目が行って、役者の動きや、それで何を表現しようとしているか、それについて自分は何を思ったかという視点からの検討までに至っていないということだ。

やはりぽっと出の新入りの同人では底が知れている訳で、他の同人のやりようを見ながら自分も少しずつそういう態度を身に着けていくしかあるまいと思っている。しかしこれは、私の今までの生き方からしてなかなか身につかないできたもののひとつだ。形から入るタイプだが、その本質に到達できずに入り口辺りでうろうろしていると言う…

2021/10/23
んねぞう

んねぞう 在宅勤務システム(nWFHS)

システム図を改訂

改訂点

  1. Raspberry Pi 4を追加
  2. Status IndicatorをLCDに変更

2021/10/02
んねぞう