なんちゃってそらりぜーしょん
写真教室の先生から「ソラリゼーション(solarisation)」の技法の紹介を頂いた
名前は聞いていたが、調べると、ソラリゼーションとは、フィルムの現像・焼き付けの処理において、暗室の引き伸ばし機によって感光紙に露光した後に、意図的に光を与える操作を行うことによって、本来は白くなる部分が黒に色が反転する反応、および一次露光で多量の光を受けた黒い部分と少量の光を受けた白い部分が隣接する場合は、銀の生成物の反応速度や濃度によって白色と黒色の境界に明瞭な線(マッキー線 Mckee line)が現れる効果を言うのだそうだ
私は現在フィルム現像はやっていないので、本来のソラリゼーションはできないが、ソフトでトーンカーブをいじって疑似的なソラリゼーションをすることはできる。いくつか遊んでみた
Lightroomで、写真のトーンカーブを操作して効果を見る。加工後の写真と、Lightroomのトーンカーブのキャプチャをアップロードする
もともとの写真は階調に乏しい写真なのだが、トーンカーブを極端に操作することにより、不思議な効果が出る
歩いている人の姿がかき消されそうになっている
マッキー線が出た
さらにいじると輪郭線だけが抽出された。マン・レイみたいだ
トーンカーブの他にコントラスト、ハイライト、シャドウなどの操作によっても様々に様相が変わる。どこをどうすれば良いか挙動が掴めないが、使いようによっては面白い効果を狙えそうだ
2024/11/7
んねぞう