GRとGR III 写りの比較
前の記事でRICOH GRとGR IIIの仕様と使用上について感じることを述べたので、ここでは写真写りについて、現時点で感じた違いについて記す。以下に掲げた写真はすべてRawで撮影、Jpeg(1200 x 800pixel)に書き出したもの
発色
左:GR 右:GRIII (以下同様) ISO200 F7.1, 1/250s 絞り優先(共通)
左:GR ISO200 F7.1, 1/250s 右:GRIII ISO200 F7.1, 1/320s 絞り優先(共通)
見てわかるように赤の発色に深みがある。GRで人肌を撮った時にCanonと比べて肌の色がくすんでしまっていて、色温度とかカラーバランスをいじって何とかごまかしていたのだが、これが何か良い方向に作用してくれると良いと期待している。関係ないがSIGMAのFoveonでこの場面を撮ったら、多分下段の写真の灯篭の柱の一番日の当たっている面は飽和して白くなっていたかも知れない
ゴースト
左:GR ISO200 F7.1, 1/350s(トリミング) 右:GRIII ISO200 F7.1, 1/125s(トリミング) 絞り優先(共通)
左:GR ISO200 F7.1, 1/2000s(トリミング) 右:GRIII ISO200 F7.1, 1/1600s(共通) 絞り優先(共通)
一番驚いたのがゴーストが良く抑えられていること。特に下の写真でわかると思う。別に私はゴーストそのものは意に介さず、このカメラに限らず逆光の強さを強調する効果として積極的に使ってきた(気にしないとも言うかも知れない)ので、これが私の写真に大きな影響があるとは思っていないが、素直に素晴らしいと思う
2024/01/20
んねぞう