有難いお札
現代美術で、意識低い系の私の目から見て、これってごみなのでは?というような作品を目にすることがある。しかし、これが意味ありげに陳列されているのであらあら不思議、芸術作品ぽく見えるじゃん、ということがある。つらつら考えてみるに、物質的にはゴミなのに意味ありげに見えるのは環境が大きいと思う。美術館のように、落ち着いた雰囲気、照明の中で、如何にも大事そうに箱或いは額縁に入れて、気軽にさわれないようにしてあるのが良い。そして、極めつけはお馴染みの「Please do not touch the work」だ。おいらはそこらの道端に落ちているごみとは違うんだかんな、心して見ないといかんのだかんな、と言う駄目押しのメッセージだ
そこでだ、建物、照明、陳列箱はすっ飛ばして、上のようなお札を作ってみた。これを使ってごみを尤もらしく置いてみよう
もう、ここではネタばらしをしているので、見ている人にはごみとしか見えないだろうが、いったん心をリセットして見て欲しい。ここは、しょうもないブログの一頁などではなく、現代美術の頂点の一つであるニューヨーク メトロポリタン美術館所蔵品のカタログである、と、暗示をかけてみて欲しい。いやいや、そんなことはないだろう、ただ自棄糞にごみの写真を並べただけやんとは思わず、ほらほら、ゴミでも陳列されている美術館はざらにあるので(暴論)
どうだろう、どれか一つでも、ん、このブツには裏に何か深い意味があるのでは…と思えて来んとですか…もし少しでもそう感じられたら、おめでとう、あなたはすでに、何物にも囚われない、芸術鑑賞眼の持ち主です。次は、お札なしのステージです
2023/07/17
んねぞう
いつこんなことしてんの、、笑
デイリーポータルZみたいで嫌いじゃないけど