ある家族の結婚式

一時期付き合いをさせていただいて、今も時々来日した際に声を掛けてくれる米国の社長さんがいる。
この人は東欧の出身で政変の時に米国に亡命したと言う辛酸を嘗めた人だが、この度娘さんが結婚されたと言うことで、写真を見せて頂いた。
新郎・新婦とも偶然同じ国の出身で、故国の古城のある場所で式を挙げた。
みんな笑顔で良い顔をしている。参列した人たちも普段着で、その分祝福のために来てくれた、と言う雰囲気が伝わってくる。
新婦は才媛で米国南部の大都市でも1、2を争う程の成績で、今はお医者さん、また新郎もお医者さんと言うことだ。
お父さんも嬉しそう。亡命したときは、子供の結婚式を故国で挙げられるなんて思えなかっただろう。これも平和あってのこと。
ここに写っている人たちも、まさか極東の片隅で見られているなんて夢にも思っていないだろうね。

んねぞう <2005/11/30>

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