澪26号 合評会
私の属している文芸同人誌「澪」の第26号が発行されたのを受け、先日横浜市内で合評会が開催された
前回、私は「異界」と称してホラーSFフォトストーリーを発表させて頂いたが、今回は、前々回までの流れのインド物に戻した。これまではデリー市内をうろうろしている時のフォトストーリーだったが、今回はデリーを出て、ヒンズー教の聖地の一つであるMathura(マトゥラ)に向かう途中で見た人々の事を書かせて頂いた
主にチャーターした車の車窓からの風景を元に構成したが、様々な階層の人々が写っているのを見て、同人諸氏からは、インドの階層と言えばカースト、それにまつわる、もう少し突っ込んだ話があれば良かったとのご指摘を受けた。インド社会でも現実にデリケートな問題でもあるので、私が体当たりで実相に迫る等と言うことは到底できないにしろ、経験から自分なりの見方と言うものを纏めておいた方が良かったかな、と思った
写真的にも、読者は現地ルポルタージュ/ドキュメンタリーとしてのテイストを期待しているので、周囲の状況が分かるようにもっと(カメラの絞りを)絞り込んて背景もくっきりと写すべきと言う指摘を頂いた

今回特筆すべきは、編集長の先生が講師をされているエッセー教室の生徒さんが特別に来られて、小説の原稿を拝読し合評したこと。20歳の若い人だが、20歳時代の私にこのような小説を書けと言われても(今でもそうだが)、逆立ちしてもできない作品であった。ストーリー、文章の確かさ、会話のテンポ、どれをとっても素晴らしいし、20歳の若者にしか書けない、ストレートで、読後感の爽やかさが強く印象に残る作品だった
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2025/10/13
んねぞう










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