Posts Tagged ‘ドヤ顔工作’

人生ゲーム ルーレット完成形

人生ゲーム用の電子ルーレットをブレッドボード上に組んだままで放っておいているのが気になっていた。基板も買っていたのに、このままではジャンパワイヤが抜けて、再現できなくなるという危機感が募り、ようやく基板の作り込みに着手した。下の写真が出来上がり

ブレッドボート上のジャンパワイヤのもっさーとした状態を見て、如何にも複雑怪奇な回路を組んでやったな、ふむ、と満足感に浸っていたが、基板上に配線すると哀れを催すような簡素さが泣ける(多少回路の無駄を省いたこともあるが)

台は、100円ショップでプラスチックの手頃な箱がないか探していたところ、木製のアクセサリボックスで良さそうなものを見つけた。プラスチックと違い加工がしやすく助かった。本人にとって見れば、ひっくり返された挙句穴まで開けられてびっくりしていることと思う

このようにしてできた完成形。指示盤はできるだけ賑々しくなるようにExcel, Power Point, Paint Shop Proを駆使してデザインした

実際の動き

記録のため、現状でのソースを置く。前回からさらに手を加えた部分もある

しょうもなさの度を深め、完成形と言いながら何故か今後の改善点

無限回転できるサーボモータを使うとリアリティが増すだろう。回し方も正逆、強弱を選べるようにするとなお良し
動作時に派手なイルミネーションや音響を発する仕組みも良いだろう

2025/03/05
んねぞう

Raspberry PiのNAS化 最終形

先日RaspberryPi Zero 2WをNAS化して喜んでいたのだが、一晩経つと何故かUSBフラッシュメモリのマウントが解除されてしまうことがわかった。原因は不明。それでは困るのでいろいろ試していたのだが、結局下記のような経緯を辿って、ストレージが当初のHDDからUSBメモリ、そしてSSD、SATA-USBアダプタもバスパワー方式から外部電源方式と、本体以外がらりと変わった構成になってしまった

本体ストレージアダプタ方式結果備考
4B (4GB)2.5′ SATA HDDSATA-USB(バスパワー)OMVOMVで運用可能
ZERO 2W2.5′ SATA HDDSATA-USB(バスパワー)
OMV×本体の無線LANが設定できず
ZERO 2W2.5′ SATA HDD SATA-USB(バスパワー)SAMBA×動作不安定
ZERO 2WUSB フラッシュメモリSAMBA途中でストレージのマウントが解除される
ZERO 2WSSDSATA-USB(バスパワー)SAMBA× 動作不安定
ZERO 2WSSDSATA-USB(外部電源)SAMBA← 最終形

動作が不安定だった原因は電源系統の制限によると思われる。ACアダプタに容量は十分と思われる5V 3Aのものを使っても動作が不安定なので、本体にModel 4Bを使った時は2.5in. HDDを繋げても動作していたことから、Zero本体がストレージへの給電に必要な電流を扱いきれないのだろうと推測する

当初、Tinyだな、と悦に入っていた段階からだいぶ肥大化してしまったが、それでもNAS専用機として売られているものと比べたらずっと小さいのでOK(複数ストレージ接続、RAID等の機能は考慮しない)。ただし、ここに至るまで、64GB USBフラッシュメモリ、SATA-USBアダプタ(バスパワー)と余計なものを買ってしまった。そのうち使い道が出て来るだろうが

電源ケーブルの右のOTGケーブルとその先にくっついているUSBフラッシュメモリ、どうにかして縮められんかな、と思っていた時代が私にもありました
SSDの大きさはどうにもならないとして、SATA-USBアダプタの出っ張りは何とかならんかな、と思ったり思わなかったり

左 : これまで 右 : これから

でだ、肝心の用途は決まっていないのだが…

2025/02/18
んねぞう

Raspi Pico Display 完成版

先のRaspi Pico Displayについて、一応の完成を見たので、ここに残しておく

このディスプレイの周りにはA, B, X, Yの4つのボタンがあり、それぞれに次の機能を割り当てた

初期画面

最初に電源に繋いだ時の画面

Aボタン

ChatGPT様が見繕ってくれた英語の短い諺約100個のうちからランダムに選んで表示する

Bボタン

このディスプレイのサンプルコードを使った、ボールがバウンスするデモ。Yボタンが押されるまで続ける

Xボタン

マーフィーの法則のうち、最大で80文字以内のものを見繕って集めた約310個の中からランダムに表示する。Yボタンに割り付けている、ndaznnezのスクロールを中断する時にも押される

Yボタン

“ndaznnez.com”の文字列を無限に横スクロール表示する。中止するにはXボタンを押す。Bボタンによって開始するボールバウンスを中止させるときにも押される

AボタンXボタンを押した時に表示される諺類のデータは、ソースコード内の配列に格納するというダサい方法を使っている。本当は外部のテキストファイルに入れて、内容を変えられるようにした方が気が利いていて、用途に幅が出るかのも知れない。できるかどうか知らんけど

Yボタンのロゴの無限横スクロールは、BMPでもPNGでもJPGでも何でも良いが、画像ファイルを取り込んで、これをピクセル単位でずらす、と言うことをイメージしたが、その方法がわからず、文字列表示のコマンドで、少しずつ表示位置をずらせて描画させる形になった。画面がちらついて、ちよっと見難いのはそのためだと思うが勘弁してもらおう。実装されているフォントが一部見難く、特に”a”と”n”はぱっと見てわかりにくいので、これだけは大文字にした。つまり、”NdAzNNez.com”と言う文字列が表示される。自分でフォントを作成して組み込むソースも公開されており、これを説明したYouTubeもあるのだが、いざ走らせるとインポートできないモジュールがあると言うエラーが出て、その先が分からず頓挫した

この表示を終わらせるにはXボタンを押せば良いが、Xボタンはマーフィーの法則の表示用にも割り当てられているので、この処理を終わらせる時には、図らずも、”NdAzNNez”等と言うアホな文字列を見た後、マーフィーの法則を見させられて一つ賢くなる仕掛けになって、バランス(何の?)が保たれることになった

一応これはデジタルサイネージの積もりだが、いざこれを点灯してかばんとか、デイパックにぶら下げて街を歩いたり電車に乗ったりしようとした時に、いささか躊躇いを禁じ得ない代物となったことは認める

■全体の動きを動画にした■

■例によりこれに名前を付ける■

んねラズピコディスプレイ(nNERaspPicoDisplay)
略称 nRPD

■Murphy’s Lawの一つを掲げて、結びとする■

Evan’s law
Once you give up integrity, the rest is easy.
一貫性を放棄したら、後は楽だ。
<エヴァンの法則>

2025/02/11
んねぞう

Raspi Pico Display

2年ほど前に、Pimoroniと言うブランドから出ている、Raspberry Pi Pico用の小さい液晶ディスプレイを買ったままになっていたのをようやく引っ張り出した。例により、訳が分からないままgithubからサンプルソースをダウンロードし、中身を解読(想像)しながらいじって見た

例によってピンヘッダのハンダが汚いのは見なかったことにしてもらいたい

Raspberry Pi Picoとほぼ同じフットプリントの基板上の1.14インチ、240×135ピクセルの液晶に図形や文字、画像を表示できるようだ。画面の周囲に4つのボタンが配置されているので、サンプルプログラムをいじって、マーフィーの法則から短いものを見繕って割り当て、ボタンが押されたら表示するようにした。因みに使った法則を末尾に示す。本当は、いくつもの法則を入れて、ランダムに選んで表示できるようにしたいのだが、これは今後の宿題

これを買った動機は、例えばデイパックや鞄にぶら下げて、名札と言うか、動くサイネージみたいな使い方を考えたため。実現に向けて、少しずつ工夫して行きたい

入れた法則

Say no, then negotiate.
まずノーと言え、交渉はそれからだ
へルガの規則

When all else fails, read the instrctions.
他の全てがダメだったら、マニュアルを読め
カーンの金言

It works better if you plug it in.
プラグを繋げばもっと良く動く
サッティンガーの法則

Variables wont; constants aren’t.
変数は変化せず、定数は定まらない
オズボーンの法則

2025/02/03
んねぞう

Raspberry PiのNAS化 – 続き

Raspberry piのNAS化に成功して、でけたでけたとひとしきり悦に入っていたが、その後、使っているハードウェアがRaspberry Pi Model 4B (4GB Mem)と、割合性能の高いものなので、ちょっと勿体ないと思うようになった。これはRaspberry Pi Picoと言うもっと小さなコンピュータ(というかこれ位になるとコントローラと言うらしい)向けの開発マシンとして使いたいのだ

そこで、Raspberry Pi Zeroを使って同じようなことができないかと思い、早速Zeroを買った。ただし、私がこの間買って在宅勤務システムに組み込んだものから、性能向上がされたZero 2Wと言うモデルがあったので、これにした

早速Openmediavault(以下OMV)を使ってNASの構築をしようとしたが、何故かOMVのインストール時にWiFiのモジュールのインストールができず、ChatGPT様にも対策を聞きながらいろいろやって見たがうまく行かなかった

もう嫌になってWebを見ていたら、Alpine Linuxと言うOSを使ってできていた人がいたので、マネをして見たが、その人のBlogに書いてあることは、ある程度Alpine Linuxが分かっている人向けのレベルなので、途中で挫折した

ついに、OMVは諦め、もうSambaでもいいや、と言う時点でNASは諦めたわけだが、とにかくファイル共有ができれば良いという方面に転進。もう、何をどうやったか覚えておらず、思い出すまま、最後にメモとして書くが、とにかく固定アドレスでフォルダを共有するところまでこぎつけた。ただし、共有フォルダの名称が意図したものでなく、それ以外にもいくつか不要なフォルダが公開されてしまっているが、何をどうやって直したらよいのかわからず、とりあえず私一人で使うので、実害はないので放置。USBインタフェースは2.0でスピードはお察しだが、特に高速アクセスを必要としているわけではないので、問題ない

Raspi財団オリジナルのケースとOTGケーブルを注文したので、到着次第、Tinyなファイルサーバとして、またひとしきり悦に入る所存

メモ

  • RaspiOS Desktop 32bit版をインストール
  • ディスクマウント用のディレクトリを作成
  • デバイス(/dev/sda)を上記ディレクトリにマウント
  • fstabにマウント情報を設定
  • sambaをインストール
  • /etc/samba/smb.confの内容を書き換え

ケースとOTGケーブルが来たので早速セット

ひと昔、いやふた昔前は、会社のサーバ室に鎮座ましますNTサーバにSambaをインストールして、そこにアクセスしていたものだが、今やFliskの箱よりちょっと大きい位の箱に収まってしまうのだから、凄いことだと思う

ケースに入れる前に、それまでシステム用に使っていたMicroSDカードが32GBのもので、ちよっと勿体なかったので、手持ちの16GBのカードに再インストールした。その時にもSambaが正常に動いてくれるまでにすったもんだあったことを記しておく

2025/02/02
んねぞう

Raspberry PiのNAS化

この正月休みの暇つぶしに、大掃除の終わった昨年の大晦日から、手持ちのRaspberry Pi (Model 4B 4GB)と、よく名前を聞くフリーソフトのOpenmediavaultを使ってNAS(Network Attached Storage)を作って見た。別にNASを使う必要がある訳ではなく、単にNASできた、できたと喜ぶためだけのために。詳細手順はいろいろな人が共有してくれているので、ここでは手順の概要と私が嵌った壺に特化して書いて行く

材料

  1. Raspberry Pi (Model 4B 4GB)(以降RASPI)
  2. 不要となったNote PCから抜き取った2.5in. HDD(250GB,SATA)
  3. USB-SATAアダプタ

手順

  • HDDの初期化
    1. HDDはWindows PCのc:ドライブとして使われていたので、内部はいくつかのパーティションに分かれていた。Windowsの「ディスクの管理」ではパーティションの削除ができなかったので、”diskpart”コマンドを使ってパーティションを削除した
    2. 次に、USBアダプタを使ってこのHDDをRASPIに接続し、RASPI OSの”fdisk”コマンドでデバイス名を確認、パーティションを作成
  • RASPIでのフォーマットとマウント
    1. RASPIではHDDはEXT4と言う形式でなければならないらしいので、”mkfs.ext4″と言うコマンドでフォーマット
    2. マウントポイントとなるディレクトリを”mkdir”コマンドで作成
    3. “mount”コマンドを使ってディスクをマウント
    4. “chown”コマンドを使ってディレクトリのownerを変更
    5. 起動時に自動マウントさせるために”blkid”と言うコマンドを使ってディスクドライブのUUIDをメモし、”/etc/fstab”の中にこのUUIDを書き込む
  • RASPI OSのインストール
    1. Raspberry pi OS LITEのインストールが必要なのだが、64bitフルVersionのOSがインストールされているDesktop環境からいきなりOpenmediavaultのインストールを始めたので怒られた。 Micro SDにRaspberry pi OS LITEをインストールして、RASPIに挿入して起動、インストールした後、PCのDOS コマンドプロンプトでSSHから入らなければならないらしい。以降の作業はすべてリモートの(私の場合はWindows PC)SSH環境からとなり、RASPIの画面は、起動時に割り振られたIPアドレスの確認のため参照するだけ
    2. この先何度も失敗(後になってい分かったのがこれは失敗ではなかった)、試行錯誤して、Micro SDカードへのOS書き込みをして、RASPIに差し込んで、WindowsからのSSHで接続する度に「誰かが悪意を持って侵入しようとしているぞ」と言うかなり強い調子の警告が英語で表示されるのだが、これは前回接続した時の指紋が残っていて、新しく接続した時のものとの不一致のために起こっているものだそうで、このような時は”C:\Users\[user名]\.ssh\known_hosts”の中の一部を削除すれば良いらしい
    3. “sudo apt update”, “sudo apt upgrade”コマンドでのアップデートを実施
  • Openmediavaultのインストール
    1. 下記コマンドでOpenmediavaultをインストール

wget -O – https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash

  • Openmediavaultの設定
    1. ブラウザで、RASPIのIPアドレスを指定すると、Openmediavaultの画面が立ち上がり、これに管理者ID/PWを入力してセットアップを開始する
    2. ストレージ>ディスクで表示されている対象のディスクを選択して、消しゴムアイコンを押して「ワイプ」する。ワイプには「クイック」と「セキュア」の2種類を選ぶことができるが、「セキュア」でワイプしたら大変な時間がかかった
    3. ストレージ> ファイルシステムでファイルシステムを追加、フォーマットはEXT4を指定して保存
    4. ストレージ> ファイルシステム> マウントのメニューファイルシステムのマウント
    5. サービス> SMB/CIFS> 設定メニューでWORKGROUPの有効化を指定
    6. サービス> SMB/CIFS> 設定メニューでSMB/CIFSの有効化を指定
    7. ユーザー> 共有フォルダメニューで権限設定
    8. ストレージ> 共有フォルダ> アクセスコントロールリストで権限設定
    9. この後WindowsのExplorerの”ネットワーク”にRASPBERRYPIが見えたのでダブルクリックしたところ”Windowsセキュリティ”なるものからユーザに対応したパスワードを入力しろと言われて、わからないながらいろいろ入力してが「間違っています」と言われ続け、これがためにRASPI OSの入れ替えを何度も繰り返した。これで大晦日の午後がつぶれ、翌元旦の午前中にWebで解決法が分かった。Windowsの「資格情報マネージャー」の「Windows資格情報」から、該当部分のエントリーを削除したところ、Openmediavaultのuser設定で設定したパスワードを使ってアクセスできるようになった。最も躓いたのはRaspi OSでも、Openmediavaultでもなく、結局Windowsだったという落ち

  • Windowsでドライブレターの割り当て

結果

ここまで来たところで1.16GBのファイルをWindowsPCからNASにコピーしたところ、約19秒で完了したので転送速度(Upload)は約660MB/Sだった

懸案として下記2点があるが、もうすでにこれらに取り組む気力はないので、そのうち気が向いたら手を付けることとしたい

  1. RASPIの固定IPアドレス化が必要なのだが、多分私の環境では、ネットワークプロバイダからの貸与品のルータの設定が必要だ。私程度の技量でこれを始めると我が家全体のネットワークがそれこそ弩壺にはまると思うので、触らないようにしておく
  2. 基本的に私のデスクトップPCは有線LAN、RASPIはWiFiでの運用としているのだが、今回は両方有線LAN環境で設定している。RASPIをWiFiで接続したとたんに有線LANで繋いでいるクライアントとの通信を確保するためにサブネットマスクだかルーティングだ何だか知らないものの関係で通信ができなくなり、その解決にまた壺に嵌ることになると思われる

【追記】その後ルータの設定メニューに固定IPアドレス指定メニューが見つかったので、MACアドレスと、それに対するIPアドレスを設定したところ、今のところ固定IPアドレスになっているようだ。ただし有線LAN接続のみの場合。夜、iPadから接続して見たところ、正常に接続できた。【追々記】その後RASPIをWifi接続した時のMACアドレスを調べてルータに設定したところ、有線LANとは別の固定IPアドレスが割り振られた。当然と言えば当然だが、有線LANとWiFiで同じIPアドレスが割り当てられることはない。有線LAN接続したデスクトップPCからの接続も問題なし。このRASPI NASこれをいつまでもLANケーブルを繋いで机の上に置いて置く訳にもいかないので、とりあえずWiFiに繋げて放置して置くことになるか…と言うことで上記2件の懸案はClose

で、冒頭に書いた通り、使い道は特にない

2024/01/01
んねぞう

PC再利用

昨年PCを更新した時に、余ったcore i5 3570Kのセットをどうしようと思っていた。捨てるのには勿体ないし、取っておくにはケースが大きくて場所を取るしと思っていたところに、子供のために昔買ったスリムタワーデスクトップPC(Pentium搭載)が眠っていたのを、引っ越しを機に引き取ることになった。そこで、これらからニコイチで省スペースPCを組むことを企んだ

スリムタワーPCはPentium E5800と言うCPUが載っており、調べると2010年に発表されたものなので、i5 3570Kより2年前のモデルだ。Chrom OS Flexを入れて簡単にテストをして性能を調べてみたが、Clipchampによるビデオエンコード時間やOctane 2.0のベンチマークのスコアで数倍の開きがあるので、CPUを交換して場所を取らない遊び用のPCとして作る。まずはChrome OS Flexでもインストールして、遊んでみようという心積りだ

今回の換骨奪胎の全容を図にしておく

  1. Motherboard(MB)

CPUを収めるためのMotherboardは、現行のはATXで、スリムタワーのMicro ATXには入らないので、別途購入が必要だった。できるだけ安く上げたいので、中古品を探したらNECやLenovoのパソコンから抜いたものが売られていたが、いずれもメーカ独自のModificationがされている可能性が高く、細かいがどうにもならないこと(接続ピンのピッチとか)で躓いて頓挫するのが嫌だったので、これだけは新調した。4000円で、中国製。LGA1155と言うことで、多分動くだろうと予想

Micro ATXを注文したつもりだったがMini ITXだった。まあ、小さいから良い。4GBのメモリが4枚余っているので、メモリスロットは4つあるのが良かったのだが、値段が高いし、またChrome OSだし8GBでも十分だろうと2スロットで妥協

マニュアルは各部のソケットの説明の紙1枚。それも、フロントパネル関連のピンの場所が実物と違っている。まあ、とにかく動いてくれれば良い

因みに、箱には”Gaming Motherboard”との表記があるが、マニュアルには”Military Level Layout”とある。この2つの概念はどのように折り合いを付ければ良いのか、突っ込み所の多いMBだ

背面インタフェース。映像出力にはHDMIとD-SUB端子があるから物の役には立つ

2. CPU、クーラー取り外し

ミニタワーのケースを開けてCPUクーラーを外してみたらグリスがかぴかぴになっていた(左)。10年ぶりにCPU様と再会(中)。リテールクーラーさんには、ファンをひたすら回し続けて、ある意味CPU様よりくたびれているかも知れないが、引き続き頑張ってもらう(右)。10年後の第13世代の同等モデルのcore i5 13600Kを使って昨年組み上げたが、昨今はK付きモデルには爆熱のせいでリテールクーラーの添付を諦められてしまっているのに隔世の感がある

3. CPU、メモリ取り付け

これは特記することもなく済んだ。CPUクーラやメモリモジュールがちんまりと収まって、なかなか良いんでないかい? これにPSとSSDだけ付けて、大き目のクッキーの缶位のケースに収容できると面白いと思う

4. Motherboard組み付け

スリムタワーの中。Micro ATXのMB。これをそっくり取り外して、

新しいMBを組み付けた。これをマンハッタンの上空から撮った写真だとすると、MBの左側は、バスケットボールの遊びができる位のちょっとした空き地に見える(謎)

5. 配線

ここで一つ気がかりな点があった。このケースのフロントパネルの電源、リセット、HDDアクセス、電源ランプのピン(8ピン+1ピンNC)が一体式になっていることだ。この配列とMB側の配列が一致していれば良いのだが、最悪リード線を切って一本ずつピンソケットをハンダ付けして行く必要があるかも知れない。この懸念は追って確認することとして、電源ユニットの配線をして、ACコード、キーボード、マウス、ディスプレイの最低限の接続をして、PWRのピンをショートさせて起動するかどうか確認する

6. 問題発生

ここで問題発生。電源が入って、CPUクーラーのファンが回転を始めるのだが、モニタにBIOSの画面が出てこない。かなりの時間放置して見たり、CMOSクリア、メモリの交換、組み合わせを変えて見たり、電源を変えて見たり、なだめすかしたりして数時間あれこれやった挙句、Pentiumの方に付いていた2GBのメモリを入れて起動したところBIOSの画面が表示された。その後はメモリを交換しても、何をしても起動するようになった。何なんだ? ひょっとしてドライバがインストールされていないとダメ? だけどどうやって? ネットワークにつながっていないとダメ? とか様々なことを考えていろいろやって、結局何が悪かったのか分からず仕舞

7. 配線(続き)

5. の配線で、フロントパネルのリード線が束になって固められているものを、恐る恐る差し込んで電源ボタンを押してみると、正常に動作したので、良かった。USB、SATA、Audioの内部ケーブルを繋いで完成

8. 実用性

Chrome OS Flexで使って見たところ、ChromeによるWebブラウジングは全く問題ないレスポンスで、YouTubeもFHDまでであれば実用になる。音声も問題ない。4kは流石に読み込みが頻発して実用にならない。重負荷の作業でなければ、まだ十分に活躍できる。子供が使い道があるというのであれば返しても良し、そうでなければChrome OSの他にUbuntuでも入れて私のおもちゃにしても良い

9. まとめ

■Mini towerのcore i5 3570K CPUの有効活用のため、Pentiumを積んだスリムタワーのケースを活用してChrome OSを積んだ小さめのおもちゃPCを組んだ

– ケース側から来ているフロントパネルのピンがひとまとまりになっていて、もしMBのピンアサインと違っている場合は大変だと心配したが、問題なかった

– 途中システムブートができない事象が発生したが、何だかんだやっているうちに直った。原因不明

– CPUクーラのファンのピンが4ピンなのに対してMB側が3ピンなので、ひょってファンは全力で回りっぱなしになるのかと心配したが、そうでもなくて良かった

– Webのブラウジングには全く問題なく、YouTubeもFHDまでであればは支障なく再生できる性能である

– 何かの都合で、ACコードを抜いて、再度繋ぐと電源ボタンを押してもいないのにシステムが起動するのは何でなんだぜ?

ベースとなったものはFrontier FRS211/20A。私がDOS/V機をいじり始めた当時はフロンティア神代と言うブランド名だったと思う。このPCはヤマダ電機で売られていたものを買ったと記憶している。ブランドは生き残っているようだが、会社自体は消滅してしまったようだ

2024/01/22
んねぞう

PCの延命措置 – 続

先日メインのデスクトップPCの延命のためにメモリを増設したことを書いたが、その時に触れた電源のスイッチのリード線がはんだ付けのところで破断したため、修理した

リード線とスイッチのはんだ付けの部分に負荷がかかったためだと思うので、リード線をはんだ付けし直して、ペットボトルのキャップを向かい合わせにしてケースを作り、その中にスイッチを封入した。キャップ同志の接合部と、リード線の引き出し部は万能接着剤で固め、リード線にかかる張力がはんだ付けした点にかからないようにした

そしてこのスイッチを両面テープでケースに接着

手作り感並びに生活感満載のものが出来上がった。名付けて出臍スイッチ

因みに奥に見えているシールは…

このケースがかつてpentium 4を収容していたことを示す。「pentium 4って何?」か、「だから何?」か、それよりも圧倒的多数は「ほー(適当)。」という反応だろうから半ばやけくそ気味に披露する

2022/11/12
んねぞう

ひかり回線のGWとRaspberry Pi

連休が始まって間もなくネットワークの接続が不安定なので見ていたら、ひかり回線のGW(Gateway)機器が電源断-再起動を繰り返していた。サポートに電話したら、交換品を送ってきてくれた。これでネットワークは安定したが、nWFHS (nNEZOU Work From Home System)のStatus IndicatorのRaspberry Pi (Zero WH)がつながらなくなった。GWのせいかわからないが、ホストからいくらpingを打っても届かない。これで数日悩んでいる。Raspbrry Pi 4でRaspberry Piのお作法通りに固定IPの設定をして、このSDカードをRaspberry Pi Zero WHに差し込むと全くネットワークから見えなくなる。

2022/05/04
んねぞう

んねぞう 在宅勤務システム(nWFHS)

システム図を改訂

改訂点

  1. Raspberry Pi 4を追加
  2. Status IndicatorをLCDに変更

2021/10/02
んねぞう