HDD壊れそう?

新しいノートPCを買っていろいろ調べていた。ついでにCrystaldiskinfoでデスクトップPCのドライブを確認したところ、思いがけず1台のHDDで「注意」の表示が出ていた。

異常の発生したE:ドライブ

異常が発生したのはE:ドライブで、製造が2013年11月、F:ドライブも同形式で2014年2月製造のものなので、比べて見る

正常なF:ドライブ

以下はこの数値をもとに自分で勝手に考えた推論なので、真に受けないで欲しい

  1. E:ドライブの代替処理済セクタ数が16進数で1A3と言うことは10進数では419個(翌日見たら1AAになり7か所増えて426か所となっていた((((;゚Д゚))))- 翌々日は130増え553となっていた)
  2. 現在値が異常のないF:ドライブの代替処理済のセクタ数の項目の現在値が100で、異常の発生したE:ドライブが86と言うことは、値が14悪化した
  3. 異常のあるセクタ数419個を14で割ると、現在値が1悪化すると約30の代替セクタが増加する
  4. 閾値が5までなので、100から5まで、95悪化するためには、30 × 95 = 2,850セクタ、まだ2,200セクタ余裕がある

と言うことで、

異常もとい以上、解散!
Dismiss!

などと言う気持ちにはなれない。早速HDDの購入の検討に入る

異常が発生したHDDは2TBのものだが、今後のデータ増加に備えて、4TBのものを考える。ブランドは宗教上の理由で東芝。Kakaku.comでは、下記の2種類のHDDが目についた

DT02ABA400 5,400rpm SMR 2019/12発売
MG04ACA400N 7,200rpm CMR 2023/11発売

前者と後者の違いはSMRとCMRの違い。SMR(Shingled Magnetic Recording :瓦記録方式)は新しく開発された記録方式で、高密度の記録が可能でコストが安くできる代わりに、頻繁に書き込み等を行った際に、何かのトラブルが発生した時にデータの欠損が起きる可能性がCMRより高いらしい

型番の上2桁にも意味があり、DTは一般のデスクトップ向け、MGはニアラインと言って、Online storage向けで高信頼性のもので、企業向けらしい。私の使い方は、別にニアライン的な信頼性はあまり必要ないものの、昨年から日中PCを立ち上げている時間が長くなっていることから、24時間連続運転を前提としているMGの方が良いかも知れない。ただし、価格はDTの5割増しなので思案の末、データはPricelessと言う常套句で自分を納得させてMGの方をぽちった。ドスパラで14,960円

2024/04/12
んねぞう

新規ノートPC導入

先日ノートPCを壊したが、やはりどうにもならず、結局新しく購入した

Chuwi Minibook X N100

プロセッサIntel N100
メモリ12GB LPDDR5
ディスプレイ10.51 インチ, 1920 x 1200, 16:10 IPS
重量約920g
キーボード日本語 バックライト付き
OSWindows 11

この手のPCで手頃な価格のものはこれ一択だが、諸々調べて見ると評判も良いので、決めた。以前このメーカがN100搭載のノートPCを出したのが気になっていたので、ちょうど良い。これは英語キーボードだったので、私には使えないが、こちらはサイズが小さくて手頃で日本語キーボードで、メモリは8GBではなく12GB搭載しているのも良いので、これしかないでしょう。と言うことでぽちった

到着した直後、仕事がひどく忙しく、セットアップが終わったのが一週間後の金曜日だった。これまでにやったことは下記。大変だった(苛立たしかった)順番に書くと次のようになる。苛立ち度を×の数で、助かった度を〇の数で表している

××× Microsoft Officeの移動

なぜMicrosoftは永久ライセンスのユーザにすんなり自分の持っているライセンスを使ってインストールさせないのだろう。私はOffice2019のソフトをダウンロードしたいだけなのに、Micro365の事ばかり推して来て、その先どうしたら良いか分からなくさせて、諦めて365のサブスクリプションをさせようとしているとしか私には思えなかった。ChatGPTに聞いて、やっとやり方が分かる始末。Microsoftに対する不信感を持った

×× かな入力での長音記号”ー”の入力方法の調査

日本語入力は、私はかな入力である。初めてのバックライト付きキーボードだぜうぇーいと思いつつ入力していたところ、長音記号”ー”の入力ができないことに気が付いた。よく見ると普通のキーボードにあるバックスラッシュ(円記号)”\”やパイプ”|”のキーが見当たらない。普通はこのキーに長音記号が割り当てられている。これには本気で悩んだ。Webで調べても碌な解決方法が見つからず、返品も考えたが、Amazonのレビューの中に、この入力方法を書いておられた方があり、これで助かった。躊躇なく「役に立った」ボタンを押させて頂いた。因みに入力方法は”Fn”+”ろ”。一時、やはり中国メーカは、所詮外国語である日本語の対応はなおざりなんだな等見当違いの思いを抱いた。しかし、Amazonのレビュアーも書いていたように、”Fn”ではなく、なぜ”Shift”+”ろ”にしてくれなかったんだろうパイプ記号”|”も入力できないままだが、疲れたので、これは本当に困ったときに対応すんべ

× 回復ドライブの作成

今回のPC購入の発端が、前のPCが回復ドライブでの回復ができなかったことなので、信頼度は一気に下がってしまったが、一応作成

〇 Adobe Lightroom 5のインストール

私がMainのデスクトップPCのWindows11への移行を躊躇している一番の理由は、このソフトとプリンタドライバの互換性の懸念。今回は、最初からWindows11がインストールされているPCのため、Lightroomをインストールして立ち上げ見たところ、大丈夫そうだったので、大いに安心した

〇〇 プリンタドライバのインストール

私が2010年代に買ったEPSONの写真印刷用のA3ノビ対応のプリンタのドライバをインストールしようとメーカのHPにアクセスしたら、なんとWindows 11のドライバが公開されていた。生産終了の後、補修対応期間も切れて久しいのに、ドライバを開発してくれていた神対応に感激した

以下はPCに対する感想

USB Type Cのジャックが右側に2つ集中している。どれも電源、データインタフェース等同等の機能らしいができれば左右に振り分けて欲しかった。

USB Type Aジャックがないので、無線マウスを繋ぐときにはHubが必要

WiFiと比べて有線LANの方がスピードが速いので、自宅で使うときには有線LANにしたい。LANポートがないのでHubが必要。

外部ティスプレイを繋ぎたいのだが、HDMIポートがない。これはボディサイズから無理か。

上記を勘案すると、最終システムは下記のようになるか

Case A 自宅での作業

Case B 出先での作業

2024/4/7
んねぞう

ノートPC壊れた(壊した?)

このところChromebookに興味を持ち、YouTubeでもその関連のチャンネルを視聴していた。手持ちの底辺Windowsマシンも良いのだが、例えばメモを取るのにさっと起動してぱぱっと入力してさっとしまう、そういうスタイルも良いなと思うようになっていた

世の中にはWindowsやMacintoshのようなOSの一種としてあのGoogleが出しているChrome OSというOSがあり、Chromebookと言うカテゴリでそれなりのブランドで販売されている。その特徴は基本はChromeブラウザベースで稼働し、機器の仕様はWindowsで言うと底辺クラス、例えば今自分が持っているCeleron N4020、メモリ4GBで十分機能するというもの。ただし、このChromebookは負荷の重い作業、例えば静止画、動画の編集、3Dゲーム等には全く向かず、テキスト入力、ブラウジング、ちょっとしたドキュメントの作成、編集に限られる。これに特化した使い方であれば十分なものであり、私のサブマシンの位置づけに合致している

WindowsマシンにもこのOSがインストールできるようになっており、Chrome OS Flexと言う。インストールにあたっては、WindowsのChromeブラウザに拡張機能をインストールし、これを起動してUSBメモリにインストーラを構築して、これを差し込んで起動するようになっている。起動した時は、このままOSをインストールするのか、インストールしないで、環境を試して見るかの選択ができるようになっている。この機能検証を上述のWindowsのサブマシンで行っていた

そのような中、事件は一昨日の夜起こった

前日検証をしていたのだが、一旦スリープ状態になると復帰しないので、これ以上の機能を確認したいので、一昨日の夕食の後、酔った勢いでインストールを行った

その後の事象のシーケンスは下の絵の如くなっている

Chrome OS Flexをインストールしても、スリープから復帰もしないし、モニタをぱたんと閉じてまた開けても画面が表示されないし、だめだこりゃと思って、以前取っておいたWindows回復ドライブを使って回復しようとしたら、回復の途中でエラーになって進まない。いろいろなメニュー、オプションで何度やっても解決できていない

然らばUbuntuでも、と思ってインストールしても画面が乱れて使い物にならず

結局のところ、Windowsの元の環境に戻せず、さりとてChrome OS Flexも中途半端な状態で使い物にならず、もう一つの逃げ道と思っていたUbuntsもがめんがくしゃくしゃで話にならないという八方塞がりの状態だ

もう少しじたばたして見るが、これが駄目だった時のシナリオも上の絵に描いておいた

2023/03/30
んねぞう

古いCompact Flashカード(2)

先の記事で、古いCompact Flashカードの事を書いた。そこで、海外出張に私物のハンドヘルドコンピュータを携行していたことを書いた

今は会社で一人一台ノートPCが配布され、高速ネットワーク通信で、どこからでもMailの送受信やOnline Meetingができる環境が整っている一方、情報セキュリティが厳しく自分で買ったITツールを使うにはハードルが 高い時代になったが、当時はノートPC等は存在せず、通信もダイヤルアップによるアナログで、今のような情報セキュリティなどと言う概念もなく、自分で買ったツールを自由に使って何も言われない時代だった

それはともかく、このカードは多分Windows CE搭載のNEC Mobile Gearに付けていたものだと思われる(私のPC歴を参照)。それまで使っていたHP LX200の後継として買ったものだったが、Windows CEと言うOSは、仕事でWindows(多分当時は98)を使っている身にとっては中途半端だったので、2年くらいで使わなくなった。カードの中に.pxlと言う拡張子のファイルがあったが 、これが何なのかすっかり忘れていて、Webで調べたらWindows CEに搭載されていたPocket Excelのファイルの拡張子だった。Excelでも読めるということだったので、現在のExcelで開こうとしたら思いきり蹴られた

他にないかと思って調べたらOpen officeのソフトが読めるとあったのでインストールして開いてみたが、開けはしたが文字化け状態でお手上げだ

こういうことがあるので、データを電子データで残す方法について、私はとても保守的な態度を取っている。例えば、文字はできるだけTextで残す。文字コードが変わっても、世の中には必ず変換できるツールが需要としてあるはずなので、それを使えば良い。画像はjpg、tiff等枯れたものが良い。特定のベンダに依存するファイル形式は如何に便利であろうといずれはバージョンアップによるサポート打ち切り、あるいはソフトや、場合によってはベンダ自身のDiscontinueのリスクが付き纏う

もっと言うと私はバックアップ手段としてのクラウドストレージは一切信用していない。いつ何時仕様変更があって容量の制限による強制削除、画像ファイルの解像度変更、さらには料金値上げ、サービス停止と言う憂き目に遭うかわからないからだ。また、私は写真データが多く、2TB程度のバックアップを保持しているが、仮にこれをGoogle Driveで行おうとすると、月々1,350円のコストがかかる。半年続ければそこそこのHDDが1台買えてしまう計算だ

以上のような理由で、私はバックアップは必ずローカルのHDDに落とすようにしている。まとめたものを下に描いておく

ただし、データ交換プラットフォーム(一時的にデータを置いて、別のプラットフォームからアクセスして取得し、その後は削除する)としてのクラウドは重宝している

仕事での個人の情報ツールの利用から始まって、昔のファイル形式で今はどこからもサポートされないファイル形式の話になり、突然クラウドのバックアップの話になってしまったが、要は本当に必要なもの永続的なものは何かを煎じ詰めて行くと、どうしても枯れた技術を使うのが確実であるということを言いたかった。ただし、この「枯れた」技術は時代の変化と共に変わって行くと思う。.pdf, .docなどは既に「枯れた」技術と言って良いかも知れない

2024/03/23
んねぞう

古いCompact Flashカード(1)

何かの必要があって、私のガラクタの中を探していたら、Copact Flashカードが出て来た。こんな古いカード何に使ってたっけと思った。幸いなことに私の今使っているガラクタカードリーダにCopmact Flashのスロットがあったので突っ込んで見た

中を覗いてみると1998年~2000年の間に行っていた、アメリカを始めとした海外出張の期間のメモが残っていた。大半は自分のアメリカ紀行で、その時の体調、見聞きしたこと、乗った飛行機や宿の事などだったが、その中にちょっとだけ仕事のMailやメモも残っていて、そういえばあの時、と一時感慨に耽った。残してある文面を見ると、その時は流石にばりばり仕事をして、文章の上ではてきぱきと部下に指示を出しているように見え、また、英語で書いたアメリカの会社の人達との打ち合わせのメモも残っていて、ほう、あの時もこんな英語書いてたんか、と我ながら驚いたりした

前に書いた覚えがあるが、一時私は会社のある事業部のIT部門の課長をしていた。この期間はそうなる直前の時期だと思われる。しきりに海外との仕事のITによるコラボレーションの調整をしていて、相手先に行って打ち合わせをした後、これまで対応していたメンバから、お前が来たおかげで相手の態度が和らいだということを聞かされたということが書いてあった。ああ、そういうこともあったなと、胸を一陣の爽やかな風が吹き抜け、そして今の自分との落差を思った

2024/03/22
んねぞう

CPUのベンチマークを見て思ったこと

これまで保有してきたパソコン類の性能比較のために、ベンチマークを取って見たので記録のために掲げる。プラットフォームがWindows、iOS, Chrome OS Flex, Raspberry pi OSと多岐に亘っているのだが、これらに共通して使えるベンチマークツールはOctane 2.0しか知らないので、これで試して見た

機種スコアブラウザ搭載メモリ
core i5 13600K100,651Chrome16GB
iPhone SE2 (Apple A13)52,714Safari3GB
iPad mini 5 (Apple A12)46,771Safari3GB
core i5 3570K43,205Chrome16GB
Celeron N402021,328Chrome4GB
Pentium E580021,047Chrome8GB
iPad 第5世代 (Apple A9)19,626Safari2GB
Pentium E580012,740Chrome2GB
Raspberry Pi 4B9,550Chromium4GB

このスコアが正確に何を意味しているのかは分からないが、少なくとも何かの指標にはなるであろうと思い、掲げる

順位を眺めると概ね感覚に沿っているが、多少意外に思ったのは、現在もブラウザおよびYouTube端末として不満なく使っている第5世代 iPadのスコアが19,626と、Cerelon N4020の21,328と大差なかったこと。i5 3570K辺りと同等だろうと何となく思っていた

Pentium E5800はメモリが2GBと8GBの2通り計測したが、スコアが12,740から21,047と大幅に増大し、メモリの効果が見て取れるのが興味深い

CPUの発売年にばらつきがあるので、何か見えて来ないかとCPUの性能と発売年の散布図を作って見た

しみじみとこの図を眺めていると、下のように3つのグループが私の目に浮かび上がって来た

この2つのグループで共通しているのは、2010年、2012年当時のパフォーマンスのCPUでも現在では全く使い物になっていないかと言うと、決してそうではなく、PentiumクラスのパフォーマンスのCPUはApple A9とかCerelon4020として、7~9年後タブレット端末とかローエンドのWindow ノートPCとして(流石にこれはきついが)デビューしているし、core i5 3570も7~8年後ミドルレンジのAppleA12、A13相当でタブレットやスマートフォンのCPUとして登場している。何が違うかと言うと、スペースや冷却に気を遣う必要のないところから、高密度化の要請、冷却の制限に対応できるように小型化、低発熱化の進化を遂げている所だ

CPUの進化と言うと緑グループのように性能の向上が第一に思い浮かび、良く正常進化と言われるものだろうが、性能は変わらなくても、それを発揮するための小型化と発熱制御の技術が進歩して、当時では考えられなかった使い方ができている。性能ではなく、このような面での進化もあるのだな、と改めて認識させられた

2024/03/05
んねぞう

GR III最終形

これまでGR IIIの購入、ワイコンの購入とこれにまつわる問題について書いてきたが、ここにきてやっと、私がGRを使っている最終形態にたどり着くことができた

スナップ撮影の際はジャケットなど付けずに単体でハンドストラップのみでの運用とし、重撮影のときは上の写真のようにネックストラップを付けたジャケットに入れて首から下げるようにしている。しかし、Webで探してもGR IIIに合い、ネックストラップを付ける環を備えているジャケものがなかった。なので、仕方なくGRで使っていたジャケットを流用することとなった

幸いなことに、GR IIIになってからボディサイズが小さくなったので、左右に隙間が空いているが三脚固定用のネジで問題なく固定できている

何を言っているのか伝わらないと思うので、稚拙ながら自分がどのようなスタイルで使っているかを書いてみた

ネックストラップはスナップ撮影のときは不要なので、ボディジャケット側に付けたい。しかし今はそのようなジャケットが見つからず、みんなストラップ類はボディ側のストラップホールに通すようになっている。なので、GR用のボディジャケットを流用する。大分擦れて良い味を出している、と言えないこともない

GRパゴダIII。上から追加の電池、レンズアダプタ、ワイコン、本体

2024/03/02
んねぞう

02

03 2024

GR IIIのワイコンに保護フィルタを付けて見た

前使っていたGRのワイドコンバージョンレンズ(以後ワイコン)は、当初からフィルタを付ける前提で設計されておらず、付けるとケラレが発生するということを聞いていたので、そのまま裸で使って来ていた。しかし、大きなギョロ目の凸レンズがむき出しで、雨に濡れて水滴が付いた時はてきめんに映り込んでしまうので、その都度レンズペーパとかハンカチで拭かざるを得ないのだが、コーティングが剥がれないか気になっていた。また、撮影の間は頻繁に付け外しをし、仕舞ったポケットから手探りで引っ張り出す際に、指がレンズに触れて指紋が付いてしまうことがあり、これもまた拭き取りの際に気になっていた

この度GR IIIではどうなのかWebで調べて見たが、やはりメーカからは、ワイコンを付けるような設計にはしていないということを言われたという記事があった。また、無理に付けるとフィルタのガラスとレンズが接触する恐れもあるらしい

試してみた

1.サイズ

そもそも前玉側のフィルタ径がメーカから公表されていないので、(*1)手持ちのレンズに付いているフィルタを片端から試してみたところ、72mmの保護フィルターが合った

(*1)後日確認したら、RICOHのFAQに記載があった(https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/support/faq/gr-3/)。さらに、ワイコン付属のキャップの裏に”Φ72″の刻印があった

装着した状態

2.ケラレ

    一番気になるケラレについて、① フィルタなし、② フィルタ装着、③ フィルタをねじ込まず、辛うじてワイコン前面に引っかかっている状態(枠がもっと太い場合を模擬)、④ 手でワイコンを持って、3mm程左にずらしてわざとケラレ状態にしたものの4枚の写真を撮影し、比較する

    撮影はすべてISO1600、 F7.1、 1/25秒、三脚使用。PCの画面に真っ白の図形を表示させ、モニタの画面中央がカメラのファインダー画面右上端になるようにして撮影

    ① フィルタなし
    ② フィルタ装着
    ③ フィルタ浮かし状態
    ④ 手でフィルタを持って、ケラレ模擬

    ①のフィルタなしと②のフィルタありの2枚とも右上が暗くなっているのは共通なので、これはもともとの周辺光量落ち又は液晶の視野角によるものだと理解できるが、私の目にはそれ以上の違いが分からない。④で模擬的に極端なケラレを再現しているのだが、そのような像の出方は認められず、場合によっては今回使っている以上の太枠のフィルタも許容できるかも知れない。

    3. レンズとの接触

    Webで、レンズの表面にティシューを乗せ、その上からフィルタを徐々にねじ込んで行ってその様子でフィルターガラスとレンズの間隙を観察する方法が書いてあったので、試して見た

    ワイコンを上向きに置き、レンズより小さめに切ったティシューを乗せ、その上からフィルタを少しずつねじ込んで行き、ティシューが挟まれていないかを観察した。最初はフィルタのガラスとの摩擦でティシューが一緒に回転して、おしまいは回転が止まったが、特にティシューが押しつぶされている様子もなく、フィルタが固定できた。装着しているときも、Newton’s ringの発生も認められない(*2)ので総体的に問題なしかと

    (*2) なぜ突然Newton’s ringを持ち出したかと言うと、確かこの現象はレンズとガラスの距離が光の波長のオーダーで近接しているときに発生するものなので、これが発生していないということは、今回の隙間はそれを余裕で超えているのではないかと言う期待が持てたため

    4. 結論

    – GW4の前玉のフィルタ径は72mmだった
    – 手持ちの、細枠でもない保護フィルタではケラレはなかった
    – レンズ面との接触も問題なかった

    なので、72mmのフィルタを買って様子を見ることにする

    以上、自分の記録と、他の人達に何かの参考になることもあるかと思い記事にしたが、実行されるときは自己責任でどぞ

    2024/02/25
    んねぞう

    25

    02 2024

    GR IIIにワイコンを付けた

    前使っていたGRが壊れた際に、後継のGR IIIを買うと、その後ワイコン等をそろえたりするには私の財力が足らないために断念するようなことを書いた。それが、他に良い(私の使い方に合う)カメラがなく、仕方なくGR IIIを購入して、さすがその写りの進化に感心している間に、何故かワイコンが私の目の前にある。事の推移に自分でも戸惑っているが、とりあえずこの状況を記録しておく。

    ワイコンのパッケージの中身。相変わらずゴム製のフードがついているが、わたしはこの手触り、臭いが生理的に合わないので、多分これは使わず仕舞になるだろう

    ワイコン本体。持ってみたところ、GR用のものより重い感じがした。実際に本体に着けて見ても、全体として重く、大きくなっている。

    忘れてはならないのがアダプター。今回はワイコン装着を検知する接点が見える

    実際にワイコンを付けて見たところ。実際にどれだけ重くなったのか、Webで調べようとしたが、古いワイコンのデータがみえなくなっていたので、自宅の台所にあったキッチン量りで実際に量って見た

    機種本体重量(*)ワイコン重量(**)合計(g)
    GR245210454
    GR III252298550
    (*) 電池、SDカード、ストラップ込み) (**)キャップ込み

    実際、ワイコンだけで90g近くも重くなっている。以下にGR、GR IIIそれぞれのワイコン付きの写真を示す

    やはり明らかにワイコンの存在感が大きくなり、持ってみてもフロントヘビーの感覚だが、だからと言って持ち運べないレベルではないので、早晩慣れるだろう

    2024/02/11
    んねぞう

    11

    02 2024

    PC再利用

    昨年PCを更新した時に、余ったcore i5 3570Kのセットをどうしようと思っていた。捨てるのには勿体ないし、取っておくにはケースが大きくて場所を取るしと思っていたところに、子供のために昔買ったスリムタワーデスクトップPC(Pentium搭載)が眠っていたのを、引っ越しを機に引き取ることになった。そこで、これらからニコイチで省スペースPCを組むことを企んだ

    スリムタワーPCはPentium E5800と言うCPUが載っており、調べると2010年に発表されたものなので、i5 3570Kより2年前のモデルだ。Chrom OS Flexを入れて簡単にテストをして性能を調べてみたが、Clipchampによるビデオエンコード時間やOctane 2.0のベンチマークのスコアで数倍の開きがあるので、CPUを交換して場所を取らない遊び用のPCとして作る。まずはChrome OS Flexでもインストールして、遊んでみようという心積りだ

    今回の換骨奪胎の全容を図にしておく

    1. Motherboard(MB)

    CPUを収めるためのMotherboardは、現行のはATXで、スリムタワーのMicro ATXには入らないので、別途購入が必要だった。できるだけ安く上げたいので、中古品を探したらNECやLenovoのパソコンから抜いたものが売られていたが、いずれもメーカ独自のModificationがされている可能性が高く、細かいがどうにもならないこと(接続ピンのピッチとか)で躓いて頓挫するのが嫌だったので、これだけは新調した。4000円で、中国製。LGA1155と言うことで、多分動くだろうと予想

    Micro ATXを注文したつもりだったがMini ITXだった。まあ、小さいから良い。4GBのメモリが4枚余っているので、メモリスロットは4つあるのが良かったのだが、値段が高いし、またChrome OSだし8GBでも十分だろうと2スロットで妥協

    マニュアルは各部のソケットの説明の紙1枚。それも、フロントパネル関連のピンの場所が実物と違っている。まあ、とにかく動いてくれれば良い

    因みに、箱には”Gaming Motherboard”との表記があるが、マニュアルには”Military Level Layout”とある。この2つの概念はどのように折り合いを付ければ良いのか、突っ込み所の多いMBだ

    背面インタフェース。映像出力にはHDMIとD-SUB端子があるから物の役には立つ

    2. CPU、クーラー取り外し

    ミニタワーのケースを開けてCPUクーラーを外してみたらグリスがかぴかぴになっていた(左)。10年ぶりにCPU様と再会(中)。リテールクーラーさんには、ファンをひたすら回し続けて、ある意味CPU様よりくたびれているかも知れないが、引き続き頑張ってもらう(右)。10年後の第13世代の同等モデルのcore i5 13600Kを使って昨年組み上げたが、昨今はK付きモデルには爆熱のせいでリテールクーラーの添付を諦められてしまっているのに隔世の感がある

    3. CPU、メモリ取り付け

    これは特記することもなく済んだ。CPUクーラやメモリモジュールがちんまりと収まって、なかなか良いんでないかい? これにPSとSSDだけ付けて、大き目のクッキーの缶位のケースに収容できると面白いと思う

    4. Motherboard組み付け

    スリムタワーの中。Micro ATXのMB。これをそっくり取り外して、

    新しいMBを組み付けた。これをマンハッタンの上空から撮った写真だとすると、MBの左側は、バスケットボールの遊びができる位のちょっとした空き地に見える(謎)

    5. 配線

    ここで一つ気がかりな点があった。このケースのフロントパネルの電源、リセット、HDDアクセス、電源ランプのピン(8ピン+1ピンNC)が一体式になっていることだ。この配列とMB側の配列が一致していれば良いのだが、最悪リード線を切って一本ずつピンソケットをハンダ付けして行く必要があるかも知れない。この懸念は追って確認することとして、電源ユニットの配線をして、ACコード、キーボード、マウス、ディスプレイの最低限の接続をして、PWRのピンをショートさせて起動するかどうか確認する

    6. 問題発生

    ここで問題発生。電源が入って、CPUクーラーのファンが回転を始めるのだが、モニタにBIOSの画面が出てこない。かなりの時間放置して見たり、CMOSクリア、メモリの交換、組み合わせを変えて見たり、電源を変えて見たり、なだめすかしたりして数時間あれこれやった挙句、Pentiumの方に付いていた2GBのメモリを入れて起動したところBIOSの画面が表示された。その後はメモリを交換しても、何をしても起動するようになった。何なんだ? ひょっとしてドライバがインストールされていないとダメ? だけどどうやって? ネットワークにつながっていないとダメ? とか様々なことを考えていろいろやって、結局何が悪かったのか分からず仕舞

    7. 配線(続き)

    5. の配線で、フロントパネルのリード線が束になって固められているものを、恐る恐る差し込んで電源ボタンを押してみると、正常に動作したので、良かった。USB、SATA、Audioの内部ケーブルを繋いで完成

    8. 実用性

    Chrome OS Flexで使って見たところ、ChromeによるWebブラウジングは全く問題ないレスポンスで、YouTubeもFHDまでであれば実用になる。音声も問題ない。4kは流石に読み込みが頻発して実用にならない。重負荷の作業でなければ、まだ十分に活躍できる。子供が使い道があるというのであれば返しても良し、そうでなければChrome OSの他にUbuntuでも入れて私のおもちゃにしても良い

    9. まとめ

    ■Mini towerのcore i5 3570K CPUの有効活用のため、Pentiumを積んだスリムタワーのケースを活用してChrome OSを積んだ小さめのおもちゃPCを組んだ

    – ケース側から来ているフロントパネルのピンがひとまとまりになっていて、もしMBのピンアサインと違っている場合は大変だと心配したが、問題なかった

    – 途中システムブートができない事象が発生したが、何だかんだやっているうちに直った。原因不明

    – CPUクーラのファンのピンが4ピンなのに対してMB側が3ピンなので、ひょってファンは全力で回りっぱなしになるのかと心配したが、そうでもなくて良かった

    – Webのブラウジングには全く問題なく、YouTubeもFHDまでであればは支障なく再生できる性能である

    – 何かの都合で、ACコードを抜いて、再度繋ぐと電源ボタンを押してもいないのにシステムが起動するのは何でなんだぜ?

    ベースとなったものはFrontier FRS211/20A。私がDOS/V機をいじり始めた当時はフロンティア神代と言うブランド名だったと思う。このPCはヤマダ電機で売られていたものを買ったと記憶している。ブランドは生き残っているようだが、会社自体は消滅してしまったようだ

    2024/01/22
    んねぞう