Archive for the ‘変なモノ達’Category
四つ切とA4あるいはA4プライム
写真教室で、8月いっぱい写真展が開催されていた。私は初級のコースからだったが、他に中級コースの人達の写真が多く出展されていた。初級の人はA4サイズの写真だったのに対して、他の方々の多くは四つ切サイズだった。額に入れて飾って見ると、見た目でもA4の方が小さく見える。少し調べて見た。

それぞれサイズを書き出すと次のようになる。
四つ切: 254mm × 305mm 面積 77,470mm2
A4: 210mm × 297mm 面積 62,370mm2
(平方ミリメートルを表すために上でHTMLタグの”SUP”を使ったが、このブログでは反映できないのですかね)
面積比は四つ切:A4で1.24倍
四つ切の方が1.24倍大きい。然らば、A4の縦横比で面積を四つ切と同等にするためには縦横を 1.24の平方根倍 、即ち1.11倍すれば良いので、
234mm × 331mmのものがあれば良い。
私はこのサイズを A4′(A4プライムあるいは四つ切相当面積) と呼称することを提唱したい。
因みにJIS A,B系列は縦横の比が1 : √ 2 ( ≒ 1:1.4 )であり、二つ折りにしても縦横比が変わらないために重宝する。また、一般的なフルサイズ/APS-C等のセンサーサイズの縦横比が1:1.5と、この比に近いことから、画像データをできるだけ活用するためにも好都合なので、このサイズを使っている。
2019/09/07
んねぞう
07
09 2019
ファインダー穴開き紙
このところ毎回のように写真ネタで恐縮です。
写真教室で、先生から口を酸っぱくして言われているのは、撮影する場所に着いたからと言って、すぐカメラを構えて撮り出しては駄目ということ。この場所を自分の目でじっくりみて、どこを、何を、どこから、どのように撮るかを、場所を変え、視点を変え吟味してから撮影に入りなさい、と言うこと。私もこれには心当たりがある。まず着いたら、あたりをきょろきょろ見廻して戦略と言うと大げさだが、まずとっかかりを探すことから始める。
昨日の教室で、先生が新しい兵器を見せて下さった。黒い紙に10cm×15cmの四角い穴を開けたもの。画面のアスペクト比の穴を通して、構図のシミュレーションをするためのもの。この穴開き紙を目の前にかざして、伸ばした腕の位置によって見える範囲とレンズの焦点距離の対応の感覚を養うということと、構図の見方の感覚を養うということだと思う。
何という名前か知らないので、取敢えずファインダー穴開き紙と呼ぶ。100円均一ショップで適当な材料を物色し、下のような、ドキュメントケースと透明の下敷きを買って来た。


このドキュメントケースが表は透明、後ろは黒なので、2枚合わせてどてっばらを四角く切り抜く。

そして下敷きを入れる

これで完成としたいところだが 、 写真では良く見えないが、 透明とはいえやはり下敷きの反射が気になって、カッターナイフで切り抜こうとしたが歯が立たず、そのまま残してあるのが少し残念である。
これを使って、自在に撮影範囲のシミュレート、構図の確認などができる。 下敷きを抜けば折りたたんで持ち運びができる。ただし、先生からは、街中でこれを使ってあちこち覗いていると通報されるかも知れないから、やらないようにとの注意。

2019/06/16
んねぞう
16
06 2019
父の日のどっきり
父の日の今日、娘と待ち合わせて昼食を食べた時、プレゼントをもらった。ラッピングされた上から、中の箱のデザインが透けて見えて、CANONのレンズの箱のデザインにそっくりで、今自分が使っているレンズの型番が印刷されている。
えっ、えっ、娘がレンズをプレゼントしてくれるのか、えっ、今持っているのとカブってるじゃないか、どうする、どうすると半ばパニック状態になりながら中身を取り出して見ると…

タンブラー…

かなり似ている。と言うかそっくりだ。
これに加え、去年の萩原朔太郎の詩集に引き続き、今年は中原中也の詩集をプレゼントしてくれた。
このレンズ、いやタンブラーを家に持って帰ったら、奥さんが、父の日にかこつけて、娘にもらったとか言って新しいレンズを買ったんじゃないの、と思ったと言う。そんな金ねえです。
いやー、焦ったけど、娘の御茶目なところは誰に似たんだろうか
2019/06/16
んねぞう
16
06 2019
革のショルダーバッグ
私は鞄に特に惹かれる。布製、革製に関わらず、リュック、ショルダーバッグ、カメラバッグ、通勤鞄等、自分の気に入ったものをじっくりと調べて比較して考えて選ぶ。手持ちの鞄でいくつか皮革製の鞄があるが、プライベートのちょっとした出歩きの時に使っている鞄がこれである。今日レシートを調べて見たら購入が07年6月とある(拘りのある品物についてはこういうものを記念/記録のために取っておくタチである)。平成7年ということはないと思うので、西暦2007年であろうと思うが、それでも10年使い続けていることになる。メーカのHPを見たら未だにロングセラー商品としてラインアップされている。愛着も一入である。しみじみと見ていると、革が買った当初からくたっとして良い感じになっている。それは良いが、買ってから一度も手入れをしてやっていないせいか、角が擦れて毛羽立っているので、これはいかんと、先週末にミンクオイルを買って塗って見た。鞄屋では、ミンクオイルは、革の種類によっては「強い」と言われたので心配だったが、大丈夫なようだ。お陰で、全体に色が濃く落ち着いて、擦れた部分も油が浸透して、多少艶が戻って来た。
下の写真は、始めiPhoneで撮ったのだがホワイトバランスが良くなく、電話機自体でうまく調整できなかったので、デジタル一眼レフカメラで撮影し直し、RAWデータをLightroomで修正して、実物の色合いに近づけたもの。こういう場合はやはり本職のデジカメに軍配が挙がる。絞りを開けて撮ることにより、雑然とした背景もぼかすことができるし…
2017/10/01
んねぞう
01
10 2017
Murphy’s law Calendar異変
毎年この時期になるとAmazonのサイトに来年のMurphy’s lawの日めくりカレンダーが上がってくるのだが、今日現在日本、米国サイト共に載っていない。
両方のサイトにフィードバック欄があったので、両方クレームしておいた。
ひょっとして廃版?とか。
2017/09/10
んねぞう
10
09 2017
中華アンプ
iPad、iPhoneでYoutubeのバロック音楽の映像を、実家に帰省した時に居間の液晶テレビで見ているが、スピーカーの音が酷くて何とかならないかと考えていた。私は特に鋭敏な耳を持っている訳ではなく、また大音量で聴いている訳でもないのだが、一瞬音圧の高いパッセージになるとスピーカーの振動体と筐体がびびるるような衝撃音がして、びっくりして興ざめする。天下のPanasonicの液晶テレビのスピーカーがそんなものとは思いたくないが、なんとかならないかと考えているうちに、学生時代に買ったビクターのバスレフ型のフロアスピーカーがあったことを思い出した。アンプがあればテレビと繋いでゆとりのある音で聴けると思い、アンプを探したが既に処分してしまったらしく、学生時代に合わせて買ったヤマハのターンテーブル、トリオのチューナー、プリメインアンプ、AIWAのカセットデッキはなくなっていた。
昭和50年代に学生だった諸兄は身に覚えがあるかと思うが、その当時はオーディオブームで、ビクター、ヤマハ、トリオ、サンスイ、パイオニア、オンキョー、デンオン(当時はデノンではなく)、Aulex、Lo-D、Diatone、Otto、Technics、AIWA、ナカミチ等、今思い出すだけでもこれだけのメーカーが、外国製でも多くのメーカーが鎬を削って製品を発売していて、年に一回、私の通っていた地方の大学ではオーディオフェアと称して講堂を使って2~3日、メーカが揃って展示、実演販売などを行っていた。学生たちもそのオーディオに魅せられて欲しいものを買うためにアルバイトに精を出したものだ。そして、音を良くすためにはレンガやコンクリートブロックを置いて、その上にスピーカーを設置すると良いとか、ターンテーブルの回転数の同期には、50/60Hzで点滅する光源と同期するように、ターンテーブルに刻まれた縞模様が静止したように見える時がそれだ、とかいろいろアナログなテクニックがあった。当時のターンテーブルは、ワウフラッターを吸収するために、競って重くしていたものだが、今再び脚光を浴びているものはどのようになっているだろうか。そう言えば、ボリュームのつまみ等は、アルミ削り出しで高級感を出していたが、オイルショック後は姿を消した。今はどうなんだろう。日本の産業競争力の栄枯盛衰を目の当たりにする思いだ。
話が逸れた。これからが本題なのだが、長くなりそうなのでここで一旦切る。続きはこちら↓を押してください
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07 2017
フィルムスキャナ
前のエントリーでリバーサルフィルムのスキャンのことに触れた。
Kenkoで発売しているフィルムスキャナを買って、今手持ちのリバーサルフィルムはすべてスキャンし終わった。
しかし、何せ保管状態が悪いために埃は入るは、黴がはえているはで、さんざんな品質だった。ここに掲載することも憚られる程のもの。
2017/07/11
んねぞう
11
07 2017
写真プリントのスキャン
自分が生まれてからこのかた、折々に親が写真を撮ってきてくれたお陰で、幼い時の自分、家族、風景を振り返ることができる。長じて自分で写真を撮れるようになっても、西暦2000年に父の死去のタイミングでデジタルカメラを買うまでは、全てネガ或いはリバーサルフィルム、プリントでの管理であった。
帰省の折に、極くたまに本棚や押入れに積んである、古色蒼然たるアルバムを手に取り、思い出に浸る。
と同時に、この思い出の縁(よすが)となる紙が、将来この家が無住となった時に、どのように受け継がれるか、と言う心配をせざるを得ない。と言うのは、現在、結婚した後の自分の家族に関するアルバムが既に20冊以上ある。加えて、自分が生まれて、学校を卒業して都会に出るまでの間の写真のアルバムが10冊以上ある。これらを保管するスペースは、我が家にはない。あっても、良好な状態で保管する環境は、我が家にはない。このせいで、私が学生時代に撮り貯めていたリバーサルフィルムが駄目になった。これについてはまた稿を改めて記すが、いずれにしても、文化財でもない我が家の写真が永久に保存されることなど望むべくもなく、せめて子供達位までには受け継がれて欲しい訳だが、この高度情報化社会で、紙の写真の電子化(イメージング)と言う有難い方法がある。