天網
2011/08/21
んねぞう
東日本大震災の発生した翌々日から仕事でインドに出張した。あらかじめ予定されていたので、飛行機が飛ぶ限り行かなくてはならなかった。当日成田エクスプレスも運航していたので、予定通り成田空港に着いて出発した。一昨日(4/9)帰国した。
インドでも地震の発生直後から特報で報道し続けており、寄ると触るとその話ばかりだったとのこと。現地のローカルの人も私が出社するなり心配して日本の様子を聞きに集まって来た。それと同時に被災者の人達の秩序立った行動に驚嘆していた。
4週間の出張の間、インターネットでいろいろな情報にすぐにアクセスできて非常に助かったが、被災者の人たちが非常な苦労をしているのを見て、自分は安全な場所にいることを申し訳なく感じていたことは、来なかったから何ができたかと言うことはあるにしろ否定できない。また、直接被害を受けなかった家族にも、余震、停電、ガソリン、水、食品の供給不足、放射能汚染の心配に伴う苦労をさせて申し訳ないと思っている。
これから日本は復興に向けて大変だが、下の写真のように明るい方を見て進んで行きたいと思う。
勢いでフォーサーズアダプタを買った。ZD 9-18mm F4.0-5.6を付けてみたのがこの写真。M.ZDの標準ズームを付けたのとはまた別の格良さはないか?
これからスナップ写真以外の撮影にはE-5には14-54mmと50-200mm、PENはサブとして9-18mm付けっ放しと言う組み合わせになる予感がする。
先日私よりずっと写真のうまい知人が森山大道の本を貸してくれた。これに触発されて、先週はOlympus PEN E-PL1sと標準ズームだけを持ってて東京の下町を撮りに出かけた。PENにレンズ1本、モノクロ写真と言う制限を自分に課して、スナップ写真を撮った。モノクロは光と影の関係に集中できるので、楽しい。モノクロ写真に嵌ってしまいそう。
船が渦に吸い寄せられるように自分もまたMFTの渦に巻き込まれ、結局買ったのがこれ PEN E-PL1s。E-PL2も考えたがダイヤルが使い難いのに高いお金を払う必要もないし、液晶の解像度が低い悪評も、電子ビューファインダーがあるから良い。唯一残念なのはドラマチックトーンのアートフィルターが付いていないこと。
昨日に引き続き、今日も東京、横浜近辺に出没。
先日からマイクロフォーサーズ(MFT)のサブカメラが欲しくなり、資金確保に動き出した。これまで使って来たがE-5購入とともに出番がなくなっていたカメラを、散々迷った挙句新宿の買取業者に持っていって査定をしてもらっている間、横浜のパシフィコ横浜で開催されたCP+に行ってOlympusのブースでMFTのカメラをいじって、その後近くで開催されているオリンパスユーザ対象のイベントに参加して、発作的にマイクロフォーサーズ用の電子ビューファインダーをその場で購入してしまい、状況はどうにもMFTを購入しなければならないようになってしまっている。MFTのボディもレンズも何もなく電子ビューファインダーだけがころんと机の上にあるという状況は、自分としてもどうにも息苦しく、こうなってしまったのは100%自分のせいだがここまで一気に進んで来てしまって呆然としている。