プライベートでもオンラインで話をすることが多くなった。いろいろ必要に迫られて、小物を探して見た。
iPhone、 iPadで、こちらが複数で参加する場合、カメラの画角が狭くて一人しか画面に入れないため、探してみたら、やはりあった、コンバージョンレンズ。クリップでiPhoneを挟んでレンズの前に来るようにする。
使ってみると、iPhone8のレンズは35mmフィルムカメラ換算で焦点距離が29mm相当のものだそうだが、コンバージョンレンズを使うことで私が持っているレンズのうち一番広角である17mmより画角が広くなった。ただし、樽型の歪曲がひどい。オンラインミーティングに使うので別に困らないが。
もう一つ、iPhoneを掴んで三脚座に固定できるアタッチメント。三脚で有名なManfrottoのもの。三脚は高くて買えないので、せめてもの贅沢。
全く同じに見える製品が、国産のブランドでも売られていたが、見栄を張って300円程度高いこちらを選んだ
底面と背面の2か所にねじ穴がついている。さすがにManfrottoを名乗るだけあって頑丈そうだ
背面にスタンドがあるので、簡易スタンドとしても使える。この付け根は華奢そうだ。上下の赤い柔らかいプラスチックの貼ってある顎を引っ張ってiPhoneを入れるのだが、バネが強くて、ここからiPhoneが外れて落ちる心配はまったくない代わりに油断すると顎と本体の間に指を挟んで、痛みのあまり体の動きが停止することになる。
これらをiPhone 8に付けてオンラインミーティングにセットアップして見た
カメラは画角が広くなったので、こちら側は二人が並んだ様子が十分写せるようになった。角度も三脚が使えるようになったので、好きな角度にセットすることができた。外付けスピーカで音質もグッド。問題は、画質だ。前面カメラの画素数が背面カメラに比較して少ないことと、レンズ自体の性能が良くないらしく、相手からはぼやけているとの指摘があった。レンズ自体の性能はもう仕方がないとして、今後は背面カメラを使った形を模索したい。
世の中には広角レンズを備えたり、また望遠レンズを備えたスマートフォンもいっぱいあるので、そういうスマートフォンにすれば、という意見も当然ある。しかし私はスマートフォンのカメラに対して多くを期待していない。私のブログを見て頂いている方は(いないだろうが)わかるように、私は写真を趣味としていて、いつも出掛ける時は最低でもRAWで撮影できるコンパクトデジカメを携行しているので、「写真」を撮る場合はこれを使う。スマートフォンのカメラはメモ代わりに、とか、ちょっとカメラを取り出すのが面倒だったり、カメラを取り出すと構えるような相手を撮るという時しか使わない(そもそもめったに人は撮らない)。シャッター音も嫌だ。なので、私はビデオミーティングだけのために広角レンズを備えたスマートフォンを買う必要も、理由も見出せないのです。
下は例によりSystem Diagram
2020/07/11
んねぞう
Illustrations : Courtesy of Silhouette Illust (www.silhouette-illust.com)