Archive for the ‘バイオリン’Category

楽譜の自炊

今の世の中には紙の書籍を自分でスキャンして電子化してタブレット等で読めるようにする人がいるとのこと。

私も手持ちの楽譜を、手持ちの複合機でスキャンしてタブレットに入れることを始めた。

目的は、移動中にiPad (mini 2)で楽譜を表示して運指等を考えるため。演奏には、画面のサイズが小さすぎる。普通のサイズのiPadでも小さすぎるのでは?
演奏には、やはり最低A4見開き、場合によっては3枚横並びの必要があると思う。

スキャンしたものをiOSのiBooksに取り込んで表示させていたが、やはり楽譜表示に適したアプリがあるようで、piaScoreというアプリをダウンロードして見た。

運指の数字や発想記号の書き込みもできるようで、便利そうだ。早速先日買ったスタイラスペンを引っ張り出して充電中。

このソフトから、すでに著作権が切れた楽譜のダウンロードもできるようだ、ありがたい世の中になったものだ。

とりあえず、手持ちの楽譜から、下記のVn.Iのパートをスキャンして取り込んだ

  • Corelli, Zwoelf Sonaten Op. 5 Nr. VII – XII
  • Haendel, Sonate Fuer Violin und Beziffen Bass A-DUR Op.1, Nr.3
  • Haendel, Sonate Fuer Violine und Beziffen Bass F-DUR Op.1, Nr.12
  • Haendel, Sonate Fuer Violine und Beziffen Bass D-DUR Op.1, Nr.13
  • J.S. Bach, Konzert d-moll fuer 2 Violinen, Streicher und Basso continuo BWV 1043
  • Franck, Sonate A-DUR fuer Violine und Klavier  … この楽譜だけパート譜がなかったので、スコアをjpegで取り込み、画像編集ソフトでVnのパートだけを切り取って寄せ集め、pdf化。

 

自炊には手間がかかるし、何せ20年以上前に買った楽譜ばかりで紙も傷んでいるので、スキャンの時にページを開くのにも気を遣う。

しかし、スキャンして電子化しておけば、あとは安心だ…よな?

_000

 

2016/07/03

んねぞう

バイオリンの弓

この1~2ヶ月間、バイオリンをケースから出したり入れたり、時には構えて見たりしていた。

弾いてみたいが、20年間全くノータッチであったため、今持っている演奏のイメージといざ自分で弾いてみた際のギャップで絶望するのが怖くて弓を当てられないでいた。

弓の毛の張り替えについては、奥さんから許可が出たので、そのうち行くことになると思うので、弓の状態を調べようと思った。2本あるうち、大切にしていて愛用しているのはウン10年前に、婚約したときに奥さんからの結納返しでもらった弓、旧東ドイツ製。かすかに、その時の記念の刻印がある。消えて見えなくなる前に写真として記録しておく。

この弓を、今日意を決して構えて弾いて見た。

最初は解放弦のボウイングの練習から。近所迷惑にならないように。最初はそっと。

次はノンビブラートで音階。

だんだん感覚が戻って来て、次はBachの2つのバイオリンのための協奏曲の第一楽章を、ゆ~っくりとデタッシェの練習。

最後にフランクのバイオリンソナタの第一楽章を音取りで。

エアコンをつけていたのに汗びっしょり。

久しぶりだったが、楽器の音が以前よりまろやかになっているような気がする。本当だとしたら、熟成された?

自分の腕も思ったより退行していないような感じではあるが、まだまだ安心はできない。

弓の毛の張り替えに行くべか。

6D_16595a

P.S.

前回弓のことを書いたのは2010/11/14のことだった。その時は弓の写真をOlympusのE-5で撮ってやろうと書いていたが、結局果たせず、今日、Canon 6Dで撮影となった。

 

2016/06/26

んねぞう

メニューインとオイストラフ

youtubeでたまたまメニューインとオイストラフによるバッハのドッペルコンチェルトを見た(聴いた)。メニューインが1st、オイストラフが2ndだった。こういう時、どっちが1st? なんて考えること自体が既に下衆な考えであることは認めるが、一般的に言って力のある方が1stと思う。

しかしこの演奏は、陳腐な言い方で済みませんが、両者全く互角、メニューインは1stとしてのPrincipalityを存分に発揮しているし、オイストラフはオイストラフで陰に回りながらもドッペルコンチェルトとしての重層性の厚みをしっかり支えている。やはりこの二人は別格だな、どっちに回っても存在感が凄い。wikipediaで見て二人の経緯はあるようだが、結局この二人にとっては1st、2nd?そんなことはどっちでも良い、そう言うことなんだなと合点。

現今の古楽器を使ったオリジナル奏法によるバロック音楽は私は大好きだが、一方このようなロマン的な演奏も、いいなあと再認識させられた。

このビデオはモノクロだから1950年代あるいは1960年代のものかと思うが、片や西側のメニューイン、片や共産圏のオイストラフ、政治的ギャップがあって交流が途絶えても、同じルート(根)を持っているので、こういう質の高い演奏ができるんだろうな、と思った。

2015/11/21

んねぞう

バイオリン

この数年開けていなかったバイオリンのケースを恐る恐る開けて見た。

一番心配していたバイオリンの割れ、膠の剥がれはなく安心した。

ただし弓の毛は既にぼろぼろになってしまっているので張替えが必要なのと、弓の張りを調節する可動部分の金属に錆が出ているので清掃が必要。

綺麗になったら、そのうち来るであろうE-5で撮ってあげよう。

2010/11/14

んねぞう