杉本博司の展覧会についてこの前の記事 で書いた時に、東京都写真美術館のHPを見たら、図録が発売されていたことに気が付いて、早速調べてみたが売り切れていた。諦めきれずに古本を探したら、神田の古書店で取り扱いがあったので、価格が高くなっているのには目をつぶって(奥さんにも目をつぶってもらって)購入した
それがこの本
表紙には何もタイトルの文字が書かれていない
背表紙もなく、綴じたままの体裁。表紙と言い、背表紙と言い、この展示の内容のコンセプトをそのまま体現したものであると感じた
ひょっとして前の持ち主が自炊した後かと思って、Webで画像をいくつか確認してみたが、みなこの形だったので安心したことは自分の肝っ玉が小さいことの証左である
この本の体裁を見て、私も一つ「今日、世界は死んだ。…」のEpisodeが思い浮かんだ
34 製本職人
こういうことを考えさせられるということは、私もまんまと作家の術中に嵌ったということだろう
図録とは別に、入場者には小冊子が配布されていて、このスキャンを取っておいたが、美術館のHPにもこのイメージが掲載されていることがわかった
東京都写真美術館 杉本博司 ロスト・ヒューマン 作品解説のURL
“https://topmuseum.jp/upload/3/2565/sugimoto_list.pdf” 
“https://topmuseum.jp/upload/3/2565/sugimoto_list_0903.pdf” 
 
直接リンクを張っても良いのだが、昨今のご時世で不用意にリンクを踏むと変なことろに飛ばされるのを警戒する向きもあると思うので、敢えてダブルクォーテーション(“”)で囲み、自分の意志でコピーペーストしてアクセスして頂くようにした。また、ここで直接リンクを張ると、ひょっとして相手先にTrack Back依頼などが行って変なことになるかも知れないのを避けるためもある
公式HPで既に公開されているし、自分のものの方が長期間放置されていたせいで紙が陽に焼けて、いい具合になっていると思うので、掲載しても良いだろうと判断してアップロードしておく。本当の目的は自分の資料の散逸防止のため。オリジナルのサイトにリンクを張ってもいつの間にかリンク切れになっていることがしばしばあるので
リンクはこちら 
2023/01/19