ある休日の夕暮れ、年末年始を通した仕事上の問題でささくれ立った気持ちを抱えて、車で30分程走ったところにある庭園公園に行く。いつ行っても人がいないし、今日は特に冷たい雨が降っているし、しかも閉園1時間前なので、文字通り貸切状態。木々の枝に降って滴り落ちる水滴を、傘が外れてカメラも体も濡れるのに構わず写真を撮る。
デジタル一眼レフは、本当はもっと薄暗いのに画面全体が平均的に露出されるように自動的に露光調整してくれる。それを元の暗い風景に戻すために、露出補正をかけて撮影する。それでも後で見て実際よりも明るいことがあるために、Lightroomで露出補正をするという…
日没の後、街灯が灯った
植物により、水滴の付き方が違う。丸くなって、耐えきれなくなってころりと落ちて行く
こちらはべったりと濡れている葉。
そういえば数年前頻繁にインドに行っていた間はこのような潤いのある景色に飢えていたっけ、てなことを思い出す
街灯の光をベンチの濡れた座面が照り返す。しみじみとした寂寥を感じる。
街頭の光を通して、枝の節々に着いた水滴が光る。少し綺麗だ。
園内に蛍の光が流れ始めた。追い立てられるように駐車場に向かう。多少気が紛れた。
■ スライドショー (BGM by Kanako Shirakawa) ■
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2017/01/08
んねぞう