ジャカルタは昨今成長が著しい国の一つであると聞いていた。これからその成長の姿と、そうでない場所のギャップを始終意識することとなる。冒頭の写真は、その「成長」の部分。ギャップを際立たせるために、時系列を無視して敢えて冒頭に持ってきた。
夕方ジャカルタの空港からタクシーでホテルについて、まずは周辺をひと廻り。
道端で人待ち顔の若い女性。ボーイフレンド(?)がバイクで現れて、二人乗りして去って行った。バイクについては、後で度肝を抜かれることになる。
ここは投宿したホテルから歩いて10分の場所。言っておくが投宿したホテルはジャカルタでも有数の場所で、近くには日本大使館も所在しているというところ。ここから目を右に転じると、高級外車がずらりと並ぶ駐車場を備えた大きなショッピングモールがある。
翌日車で事務所に出かけようとホテルを出たところ。夥しい数のバイクの行列に驚かされる。
滞在最終日に時間が空いたので、ジャカルタ北郊のコタ地区を歩いて見ることにした。オランダ東インド会社経営の時代の匂いが色濃く残っている地域とのこと。
暑い気候の地域特有の気だるさが漂う。その中で、若者達が「沈殿」している。
これもオランダ統治時代の遺物であろうか。
博物館にて。
暑さと湿度にへこたれそうになりながら歩く。運河沿いに住んでいる人を見つけた。街はあまり綺麗ではなく、時には悪臭漂う小路もあったし、決して豊かではないが、さりとて悲観している訳でもなく暮らしていると言う印象。ただし、上昇志向の強い人間には、このギャップがバネになり、より良い生活、収入を求めて努力する、または、利権を求めて知恵を働かせる、人に働きかける、と言う形で経済、政治の両面で活性化しているのだろう。
後半の写真は、私の性癖から、汚い光景、裏寂れた断面を切り取ったものになってしまった。ジャカルタと言う街が自分にとって不消化であるという感じは否めない。
んねぞう