ヒンズー教の聖地の一つであるVrindavan(ブリンダバン)をぶらぶらした。
Mathura(マトゥラ)同様、クリシュナの生誕地であるとされている。いつも使っている運転手を使って、いつものように路地で降ろしてもらってぶらぶらしている。通りを歩き始めて、やってきたのがこの人達。修行か、布教活動か。前と後ろに踊っている人、鐘と太鼓、そしてマイクで何事かを喋りながら過ぎて行く。当然何を言っているのか私にはわからない。一人西洋人らしい人がいた。何かに疲れて、救いを求めてここまで来たのだろうか。いろいろ想像して見る。
続いて通りをぶらぶらする。
「ぶらぶら」と言っても日本の街中を歩くのとは違って、私もより以上に緊張する。特にヒンズー教の聖地を異国人がカメラを持って歩くのだから。今回はガイドに衣料品店に連れられてクルタ パジャマに着せ替えられて歩いている。
手持無沙汰な路上仕立て屋。雑然としたインドの通りには慣れるべきだが、ずぼらな私でさえ、まず、後ろの倒れた看板は何とかしようよ、と思う。小物入れみたいな袋をぶら下げているし。
バイクに跨った少年。私の少年時代の、ナナハンに相当する憧れと見た
露天商。カメラに気付いてポーズを取ってくれた
道端で寝ている人。人通り、商店、露店、バイク、街路樹、落ちそうな看板…もう何が何だか分からなくなりそうだ
気持ちを落ち着かせるために壁を撮って見る。案外こういう風景が、後々土地の雰囲気の記憶を蘇えらせてくれるものだ
最後に、寺院前のお供えの花飾り売り
帰国後インド人の部下に、クルタパジャマを買った話をした。値段を聞かれて答えると、ボッタクリだと笑われた。仕方がない。
後日、彼は母国に帰省の際に、我々のチーム全員へのお土産としてそれぞれにクルタパジャマを買ってきてくれた。「これ1着ウン百円でしたよ、〇〇さん(私の名前)、おいくらで買ったんでしたっけ? ウン千円!? え?(笑)」と言う会話が数回あった。
んねぞう