人気(ひとけ)のない公園 – Sep. 2016

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このところ雨続きの天気だが、流石にこれだけ雨が続くとこちらも黴が生えそうだ。自宅から車で30分程のところにある公園をぶらついて見た。

まず、車を置いて、公園を通り抜けて行く。雨なのにバーベキューをしているグループが3組。

公園に隣接している自動車整備工場の廃車置き場。1950年代だろうか、いい感じに廃れた車体が雨に濡れそぼっている。

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年代物のフライホイール付きのエンジン?

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公園内の川沿いを歩いていて、ふと川の反対側を見るとぎょっとした。シェフの人形なのだろうか、現役時代は食堂の店先で愛嬌を振りまいていたのかも知れないが、何の関係もない所でじっと立たれていると凄みを感じる。写真を撮った後、立ち去ろうとした刹那、軽トラックの下から猫がさっと飛び出して走り去って行ったのに、もう一度びっくりした

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暗渠と人道。暗渠には、この先の好奇心と恐怖心の両方を掻き立てさせる何かがある。

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彼岸花が咲いている。暗い天気の中で、彼岸花の赤が異様に映えているのが印象に残る。

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この池にも、晴れていたならば水鳥を狙って超望遠レンズを構えたカメラマンが一杯いたはず。6d_16834

真新しいベンチ。普段もここまで家族連れが来ることはない。今まで気づかなかった彼岸花。よしよし。

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晴れていればこの一帯は家族連れでにぎわっているはず。今日、この広い公園で見かけたのは先述のバーベキュー3組に加えて、ジョギングの一人、自転車二人、警備の人二人、以上。

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都市部の公園だけあって、国道や鉄道が横切っている。その下の隧道。妖しく電気が灯っている。ビニール傘に雨粒がぼつぼつと当たる音、また草叢にしとしとと雨が落ちる音、その中でじっと立っている、これこそが今日、私のしたかったこと。

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■ スライドショー (BGM by Kyaai) ■

2016/09/24

 

んねぞう