蔵のまち ぶらぶら – Aug.2019

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夏の日差しがぎらつく昼下がり、福島県の喜多方市の通りをぶらついた。あまりの暑さに、ふらついたと言った方が良いかも知れない。まずは腹ごしらえに喜多方ラーメンの大盛りを食べて、駅近くの駐車場に車を停め、中心街と思しきところを目指して裏通りを拾って歩く。

強い日差しがシャッターに木の影を鋭く落としている。向こうから歩いてくる二人連れをフレームに入れて、夏であることがわかってもらえるだろうか
カーブミラーの淵の反射がハレーションを起こしている。
夏草を前景に、建物を 左右対称を意識して。暑い
非常に 懐かしい景色。
塀の尽きるところ
蔵が新聞販売店になっている
忘却のプロセスにあると思しき祠

喜多方はラーメンで有名であるとともに蔵のまちであるとも言う。如何にも観光資源化している蔵の並んでいる一角はとにかく避けて、裏通りばかりを狙って歩いて見たが、途中、暑さと疲労でどうにもならなくなって、蔵を改造した喫茶店に入ってコーラフロートを飲んだ。中は雰囲気が良かった。

盛夏の、生命力全開で、あらゆるものを覆い尽くさんばかりに伸び盛りの植物と、蔵を含む人工建造物のせめぎ合いの熱気を感じた。だが、最後は自然が全てを飲み込んでしまうという予感とともに、シャッターを押していた2時間だった。

アイキャッチ画像は「ラーメン神社」だが、帰って来てから奥さんにそんな事あるわけないじゃないと言われるまで本当に神社だと思っていた。実際はラーメン関係の展示施設らしい

2019/08/14
んねぞう