ヴァルプルギスの夜-Feb.2023

以前も同様の題名で投稿した。夕方、日中遊んで帰り道に就く家族連れや犬の散歩帰りの人達に逆行してその時と同じ小高い山に登る。前回撮影した後、桜の木が病気にかかり、かなりの数の木が切り倒されたせいで、木立が少し疎らになったような気がする。しかし、往時よりは大分回復したようだ

桜の満開の時期は、花見客で混雑する場所だ

前日は大雪注意報も発報されていたが、今日は良く晴れた1日だった。周囲にもカメラを構えて夕陽を撮っている人たちが数人いる

とっぷりと陽が暮れ、空の群青の色がますます濃くなって行く。これからが私の本番、三脚を抱えてあちこち撮り歩く

既に周囲には誰もいなくなった。たまに誰かが叫ぶ声がする。三脚を好きな所に立て、一眼レフはミラーアップに設定して、8秒程度のロングシャッターを、誰に気兼ねをすることもなく必要なだけ切ることができるのは有難い

実際のヴァルプルギスの夜は4月だが、葉を落とした桜の木の枝のシルエットの禍々しい冬の季節が私のイメージのため、勝手にそう呼んでいる

帰りに、駐車場に行って見ると車が1台もなくなっており、入場するときに24時間営業であることを確認したのだが、見間違いかも知れないと心配になった

2023/02/11
んねぞう