デリーの郊外にHouz Khasと言う地区があり、若者の集う所だという。
おじさんも、週末の1日、どのようなところかとカメラを担いで行って見た。
メトロの駅からオートリキシャに乗って、近くの通りで降りる。日本の若者の集う街と言うと、おじさんは、たとえば渋谷を思い起こすが、全く様相は違う。近代的なビルにおしゃれなテナントが並んでいるということはなく、湖畔の古城をベースとした一角にショップが並んでいるというイメージ。
ここで買い物を楽しんでいる若い女性がいる。このようなところに来れる人たちは明らかに中間層の子女、高学歴の子供達だろう。
城壁に囲まれた中に足を踏み入れると、若者たちが思い思いに屯している。
芝生に男女が車座になって何やら語らっている姿は好ましい。
集合写真を撮ろうとしている一団にカメラを向けたらこちらに気づいて「イェーイ!」
恰好のデートスポットなのだろう。今まで訪れたどの場所よりもカップルが多かった。
敢えて言わせてもらうと、ここに来ている若者と、例えばデリーの歴史的史跡に来ている若者、カップルの間には違いがある。東京で言うと、渋谷、新宿あたりで遊んでいる人達と、六義園あたりで静かに景色を楽しんでいる人達と。
湖畔を歩いていたら、脇の建物から「Chineeeeese!」と言う声が聞こえた。若者が集まっている場所だから、多少の不行儀は大目に見ることにしよう。日本の盛り場での一部の若者達の行状と比べたら全く可愛いものだ。
先端を行くストリートアート、か。
んねぞう