写真家の三井”サスラウ”公一氏が執筆しているBlogである”シグぶら“で、初秋の丘陵ブラブラを見た。渋沢丘陵を歩いて撮った写真だ。これまで小田急線の渋沢~新松田間は何回か歩いていたが、この記事を 見て秦野~渋沢の間にこのようなところがあるのを知った。
曇り空の土曜日、カメラバッグに防滴仕様のカメラとレンズを詰め、そして折りたたみ傘を括り付けて電車に乗る。
秦野の整った駅前からしばらく住宅街の中を歩くと、両岸に高低差のある場所に出た。河岸段丘か。後で調べると室川、二級河川。水が澄んでいる。近くに蛍の生息地もある。
もうしばらく歩くと白笹稲荷に着く。関東三大稲荷の一つだそうで、祭礼の時には多くの人が出るとのことだが、今日は出会った人は10人程度。
社の横にて。
東末社の鳥居。今日のような雲が厚く垂れこめた曇りの日は光量が少なくISO感度を1600程度まで上げて、絞りを解放近くまで開けて、さらに-1段露出補正をしてもシャッタースピードが1/30秒。手振れ補正機能が有難い。
稲荷神社を出て南に進む。丘陵地をぐるっと回って昇って行く、途中小道に迷い込みながら歩くと、ショートカットらしい路があるので入って行く。軽トラックがやっと入れる、アスファルト舗装の傾斜の急な路。舗装しているが滑りやすく、息を切らせながら登る。遠くの山肌からしきりに雲が立ち上っているのが見える。
昨夜雨が降ったらしく、畑の作物の葉にきれいな水玉が付いている。
震生湖に着く。釣り人が何人か釣り糸を垂れている。鳥の鳴き声がする。時折子供の声がするが、静かだ。
湖をひと回りする。
途中、渋沢丘陵を歩いて来た人達らしい一行を見た。
しばらく湖畔に佇み、細かい雨粒が水面に小さな波紋を立てるのを眺めたり、釣りをしている人を観察したり、猫を眺めたりする。数匹見かけた。
上述の三井氏の記事に触発されて、私のようにカメラをぶら下げて来ている人もいるかと思ったら、誰もいなかった。天気が悪いせいか。紅葉の時はどうだろうか。
今日は天候もすぐれないし、ちょっと疲れたので、これくらいにして帰ろう。今度はもう少し陽の差す時に来て見たい。
2016/10/29
んねぞう