藤枝側から旧東海道の山道を越えて静岡側の宇津ノ谷の宿場に降りて来た。ここは景観計画重点地区として、保存に熱心な地域と聞く
街道筋の、いつ作られたかはわからない石段。それほど古くはないとは思うが、道そのものは街道としての風格がある
「御羽織屋」という屋号のお宅。いかにもありがちな写真となったが、歳ふりた木の看板、背景のミカンのオレンジ、斜めに差す陽の光ときたら、撮らない訳には行かない
この宿場で一番気に入っている写真。山間部のため、朝夕の太陽が低い時間帯は時としてシュールな光景を現出する。しばし恍惚とする
2021/10/30
んねぞう