二段隧道 – Sep.2019

昨年、素掘りの隧道を歩いた。その後、二階建ての隧道があるということを聴き、気になっていた。今回は、それも目当てに、今年の7月に引き続き小湊鉄道に乗って、ぶらぶら歩いて見たいと思う。目当ての2階建て隧道は、養老渓谷駅が最寄り駅で、小湊鉄道の始発駅の五井にに着いた時に、ちょうど出発間際の列車があったので乗車する。時刻表を確認すると、この列車は中間の「うまたて」と言う駅止まりとなり、次の養老渓谷行きの列車には1時間程待たなくてはならない。

乗って来た列車が折り返して行くのを見送る。青空に秋の雲が映え、季節は秋であることを思い起こさせる。青空に列車の車体のオレンジが映える
駅周辺の鄙びたところを探して歩く。これも彼岸花の一種だろうか。
駅構内に半ば廃車のように打ち捨てられている台車を見つけ、養老渓谷行きの列車も構図に入れて1枚撮る。「廃車」とは言ったが、場合によっては、こつ鉄道会社は必要があればまた引っ張り出して実用に供するようなことをしかねない
件の隧道に向かってとぼとぼ歩いている最中、県道沿いに廃屋があったのを、前回歩いた時も気になっていたので、撮影する
これが二階建て隧道。当初は上の三角形になっているところが出口で、今私が立っているところは地中。その後利便性向上のために、地面を掘り下げて、出口を下に掘り直した。手前側が 向(むかい)山(やま)トンネル 、奥が共栄トンネルと言う別の名前が付いているそうだ
二階建ての出口の側から。何だかぞくぞくする
養老渓谷駅に着いた時間が遅くなってしまったため、帰りも午後4時過ぎになった。暮れなずむ空をバックに、既に盛りが過ぎた彼岸花が咲いていた
野焼きの煙。関東地方でも、何だか長閑なほっとする景色だ

2019/09/28
んねぞう