窓雪三日 – Feb.2018

窓雪三日(まどゆきみっか)

— 山形県南部の豪雪地帯では、窓に雪がこびりつく場合は、3日間吹雪が続くと言われている。今年は過去2~3年になく大雪であった。ある吹雪の夜、カメラを抱えて歩いて撮ったのがこの写真である。

この蔵は幾星霜の冬を耐えて来たのだろうか。

玄関先の植木には気の毒だが、しばらくの辛抱だ、あとひと月半。

市内中心部にある神社の境内。流石に誰もいない。神社に差し掛かると吹雪が小止みになり、西風に晒され容赦なく吹き付ける雪から、杉木立も一息ついているように感じられる。

静謐。本堂に向かって一礼。

滑らかな、石膏を流したような堀の表面の雪に影を落としかける木立。

再び吹雪が襲来。オレンジ色のナトリウム灯の光が散乱している中に、車に着いた雪を急いで払う人影。

向かい風で俯いて歩いている人は内省的に見える。

そういえば、自動販売機だけをひたすら撮り歩いている写真家がいたっけな。

こういう光景を見ると、道路、鉄道、電気も含めたインフラの保守の苦労に思いが向くのは私だけだろうか。

夜10時近くともなると、この界隈で開いている商店はコンビニエンスストア位。時折客が車で乗り付け、背を丸めて店内に入り、そそくさと買い物を済ませて出て行く。

顔にもメガネにも雪が付着するのに構わず、カメラを庇いながら歩いて来た。頬はこわばり、指もかじかんで戻らない。でも楽しい。

前の週は津軽の冬を体験してきた。山形県南部の冬との違いを感じることができた。いつか纏めることができたら、そして覚えていたらどこかで記すこととしたい

2018/02/17
んねぞう

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