箱根登山鉄道途中下車の旅。
箱根登山鉄道に乗車、できるだけ人のいなさそうな駅を物色して、塔ノ沢駅で降りて見る。
駅に隣接した銭洗い弁天にて。前日降った雨が緑に艶を与えている
駅のホームから黒い口を開けているトンネルを覗く。急な登り勾配にレールの踏面が鈍い光を反射していた
大汗をかいて坂道を登り、阿弥陀寺に到達。鄙びたお寺だ。地元の人、そうでなければハイキング姿の人しかいない。静かな境内のベンチで一休みさせていただく。無風。ここまで登って来た汗が引かない
塔ノ沢から再び乗車、スイッチバックを経て大平台で下車。裏通りを彷徨き、狭い路地や廃屋を撮影する。途中、変わった色の苔の付いたブロック塀があった。温泉の成分によるものなのだろうか
登山鉄道が民家の庭先をかすめるようにして走る。この辺りは夜間ライトアップされるのだろう、照明灯が設置されている民家の庭先に丸太を短く切り揃えたものが並んでいる。何かの民芸品の材料にでもなるのだろうか
人しか通れない小経の傍。いくつかの廃屋が建っている。華やかな国際的観光地の裏側の光景。私はどうしても人々が集い楽しんでいるもの、賑やかなものを見ると、その舞台裏の方に目が行ってしまう
2014/07/12
んねぞう