Cotswolds Arlington Row界隈-Nov.2025

イギリスのコッツウォルズ地方を歩いた。その中で最も有名な場所の一つであろう、バイベリー(Bibury)のアーリントン ロウ(Arlington Raw)界隈の写真。有名観光地の絵葉書的な写真は私には撮れないが、有名だが人気(ひとけ)のない期間だからこそ、歩きたいし、撮りたい。そういう時の姿こそ、その土地の素顔だと思うから

着いた翌日の朝。一軒の家から、犬を散歩に連れ出す老婦人と目が合い、Good morningと挨拶する

この場所は、自分の独断と偏見で言わせてもらうと、日本では古き良き時代の美と名残を留めた、例えば中山道やどこかの宿場町とか白川郷と言う場所に相当するのではないかと思う。今の時代、今挙げた日本の場所は、四季を問わず、世界中から観光客が押し寄せて混雑しているのではないか。それに対して、この場所は、如何にシーズンオフの、観光客が動き出す前の朝とは言え、この静けさはどうしたことだろう。ここに住んでいる人達のゆとりはどうしたことだろう。「ようこそ✖✖へ!」とかいう幟や、歴史を感じさせるように仕向けた、わざとらしくクラシカルに見せかけたステンレス製の看板やオブジェ等もなく、「素」の姿で佇んでいる、ごく自然に暮らしている、そういう姿が様になっている、と感じる。わざとらしさがないのだ。日本人ならば、ここでいっちょ観光客を大々的に呼び込んで地域振興だ、よりよい地域づくりにはどうすれば良いか、過去の歴史を掘り起こして何か金になる人や物はないか探せ、歩道はバリアフリーだ、いや川に落ちないように柵をつけろ、注意書きの看板を立てろ、ご当地グルメを捻り出して売り出せ、記念会館を作れ等と腕捲りでもしようとするところ、ここでは そういう気負いや、いやらしさを感じない。だから、私も安心して歩くことができる。同様なことは、これまで訪れたアイルランドの各所でも感じて来た

2025/11
んねぞう