静岡市と藤枝市の境にある宇津ノ谷峠を訪れた際に、宿場から少し歩いたところに丸子川起点という標識を見つけ、気になったのでその先を少し歩いてみた
標識の足元に、やわらかい秋の日差しを浴びてお地蔵さまが立っていた。一礼して撮らせて頂き、道路から回り込んで川辺に降りて行く。ここで「丸子」は「まりこ」と読むらしい。
「起点」というから、てっきり水源かと思ったらそうではなく、流れはしっかりとしていてまだ上流に続いているので遡って見る。途中、水車小屋の跡を過ぎる
両側が崖または急斜面になっているが、歩きやすいように整備された岸辺を歩く。ただし雑草がはびこり、衣服に種をしこたま引っ付けられたり、蜘蛛の巣をよけたりしながらだが。
と、突然水音と共に小さな滝が現れた。予期せぬ贈り物をもらった感じだ
滝壺に続く水面が日差しを反射して、岩肌に煌めく水紋を描いている様を強調したいと思い、白黒写真にしてみたが、果たして伝わるだろうか
滝から戻り、先程のお地蔵様の立っている県道を少し下ったところに諏訪神社があり、真新しい疫病収束祈願の札が張られていた
2021/10/30
んねぞう