雪解の節(とき) – Apr.2019

2019年春、平成も押し詰まった5月連休の前半、東北地方南部の山沿いを、車を走らせる

壁が崩れかけた、年季のはいった蔵の前に咲く水仙
松葉越しの陽光。ここにタイミング良く列車でも来てくれれば良いのだが、1時間に1本もないダイヤだから望むべくもなく
廃道にも春が来る。この木は、多分廃道となった当初はこんな場所にはなかったはずだ
鉄道のガードも、春の陽光を浴びて鮮やかな黄色を映し出している。やっと冬が去り、萌え出してきた周囲の雑草とともにやれやれ、とつぶやいているように見えた
ふと傍らの崖を見上げると、ここにも新しい緑の息吹が勢い良く
ダムの放水路の護岸の隙間から延びる枝。放水される水も陽光を反射して元気が良い
いつも立ち寄る八幡宮の三重塔。今年は特に菜の花が鮮やかに咲いていた。人の映り込みを避けて、低いアングルより

2019/04/29
んねぞう