新緑または初夏 – June 2017

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このところ風邪の引き始めの症状が続いていて気分が優れない。優れないが天気の方は頗る優れていて、嫌でも外に出てしまいたくなる。そのような一刻、少し外を歩いて見た。

木の枝の落とす影は既に初夏。歩いているとじっとりと汗が滲む。

これは先の大戦の時に、台湾から動員されて軍需工場で働かされた人達が、終戦後ある人は祖国に帰り、ある人は日本に残りして、平成になってから往時を偲んで建てた東屋とのこと。

6本ある柱に、このような違った文言が書かれている。因みにこの文言をwebで翻訳して見たが良く分からない。想像するに、東屋に座って、雲が流れ行くのを眺めている、と言うことだろうと思う。何となく望郷の思いが伝わって来る。

35mm Distagon、F1.8で撮った。背景のボケはどんな感じだろう。葉の間から空が覗いている部分や葉が陽の光を反射しているところは、同心円状のボケが見えるが、これは何と言うボケだろうか。

東屋を過ぎて、今度は全く散文的な風景。枯れてしまった花々、新しく建築物を建てる告知の看板が立っていた。

上記と対をなす、鉄条網の花。

頑丈な柵の向こう側は米軍の基地。

あー、駄目だ、前半はともかく体調が良くないと写真も良くない(そーかあ、体調良ければいい写真撮れるのかあ? — 内なる声)

2017/06/02

んねぞう